四次試験
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「さあ、出てきなよ♥いるんだろ?」
立ち上がりながら、ヒソカは続けた。
ナマエはその様子を見て立ち上がり、邪魔にならない様気配がある方向とは逆側に歩いて行った。
「来ないならこっちから行こうかな♠」
ヒソカは黙って気配の方向へと歩いて行く。
すると、群生している低木の中から1人の男が現れた。
その男は持っていた槍を振るい、ヒソカに向かって声を掛けた。
「手合わせ願おう」
「死ぬよ♠」
「……」
ヒソカと向き合った男は、槍を構えヒソカに攻撃を繰り出す。
「とりゃ!!」
その攻撃は、一撃で木の幹を薙ぎ倒す威力があった。しかし、ヒソカは攻撃を避けるのみで自ら仕掛ける事はしなかった。
「ハァッ、ハァッ」
息を切らした男は、ヒソカに疑問を投げかけた。
「ヒソカ、何故攻撃してこない!!」
「このまま避けてれば、キミは勝手に死ぬから♦夥しい好血蝶の数が、キミの傷の深さを物語っている♣」
「……く」
「既に誰かから致命傷を負わされてるんだろ?最後まで戦士たろうとする意気は解るけどねェ♦」
「貴様……そこまで理解していながら――それでもなお、私と戦ってはくれぬのか!!!」
「ボクさぁ……死人に興味無いんだよね♣キミ、もう死んでるよ♠目が♥バイバイ♣」
「……」
男が薙ぎ倒した木の幹に腰を掛け、興味を失ったヒソカ。
「く……ぐぐ、うああーっ」
それでも男はヒソカへと向かって行った。
しかし、もう少しでヒソカが攻撃範囲に入るという時に何かが男に向かって飛んで行った。ナマエの背後から、男に向かって飛んで行ったソレは無数の鋲だった。
その鋲を顔面に受けた男はその場に倒れ絶命した。
「ゴメンゴメン」
鋲の飛んで来た方へと視線を向けると、木々の間からギタラクルが出てくる。
「油断してて逃しちゃったよ」
「ウソばっかり♦どうせこいつに『死にゆくオレの最後の願いを』とか泣きつかれたんだろ?どうでもいい敵に情けをかけるの止めなよ♠」
「だってさー、可哀想だったから。どうせ本当に死ぬ人だし。ヒソカだってたまにやるだろ?相手に止めを刺さないで帰っちゃったりさ」
「ボクはちゃんと相手を選ぶよ♦今殺すには惜しい人だけ、生かすわけ♣あ、でプレートは?」
「あるよ。これでオレは6点になったから、こっちは要らないや。あげるよ」
ギタラクルは絶命した男からプレートを獲った。そして、80と書かれたプレートをヒソカに渡した。
「これ、誰の?」
「オレを銃で狙ってた奴のプレート。こいつはムカついたから、すぐ殺しちゃった」
ギタラクルはそれだけ言うと、自身の顔中に刺している鋲を抜き始めた。
全ての鋲を抜き終わると、ギタラクルの顔は不気味な音を立てて変形し始める。
それを遠目に見ていたナマエは顔を顰めた。
「うーん、何度見ても面白い♥」
「やってる方は結構ツライんだよね。あー、すっきりした」
黒髪美形に変わったギタラクルは、しゃがみ込んで地面を掘るとその穴に入り込んだ。
「じゃ、オレ期日まで寝るから頑張ってねー。おやすみ」
「……」
ヒソカはその様子を無言で見つめていると思ったら、ギタラクルが完全に穴に埋まったのを確認しナマエを呼んだ。
「おいで、ナマエ♥」
素直にその呼び掛けに答えると、ヒソカは満面の笑みを浮かべた。
そのまま何をするでもなく、ヒソカに抱き締められたまま座っていると、やがて日が暮れ夜になった。
「さて――あと2点、そろそろ狩ろうかな♦」
「行く?」
「うん♥ナマエはどうする?」
「……暇だし、付いて行く」
「それは良かった♥」
「?」
「ナマエと離れると、ボク暴走しちゃいそうだから♣」
ヒソカが暴走……自分にそれは止められるのか?そんな思いを胸に、ナマエはヒソカと共に森の中へと入っていった。
暫く歩いて行くと岩場に出た。
「ん?」
ヒソカが誰かを見つけたのか、指で円を作って遠くを見つめ始めた。
「見~つけた♥」
ヒソカは怪しく笑うと、突然笑い出した。
「くくく……あの2人か♦面白い♥」
舌舐めずりをしたかと思うと、いきなり岩場から飛び降りるヒソカ。そんなヒソカを追って、ナマエも飛び降りる。
立ち上がりながら、ヒソカは続けた。
ナマエはその様子を見て立ち上がり、邪魔にならない様気配がある方向とは逆側に歩いて行った。
「来ないならこっちから行こうかな♠」
ヒソカは黙って気配の方向へと歩いて行く。
すると、群生している低木の中から1人の男が現れた。
その男は持っていた槍を振るい、ヒソカに向かって声を掛けた。
「手合わせ願おう」
「死ぬよ♠」
「……」
ヒソカと向き合った男は、槍を構えヒソカに攻撃を繰り出す。
「とりゃ!!」
その攻撃は、一撃で木の幹を薙ぎ倒す威力があった。しかし、ヒソカは攻撃を避けるのみで自ら仕掛ける事はしなかった。
「ハァッ、ハァッ」
息を切らした男は、ヒソカに疑問を投げかけた。
「ヒソカ、何故攻撃してこない!!」
「このまま避けてれば、キミは勝手に死ぬから♦夥しい好血蝶の数が、キミの傷の深さを物語っている♣」
「……く」
「既に誰かから致命傷を負わされてるんだろ?最後まで戦士たろうとする意気は解るけどねェ♦」
「貴様……そこまで理解していながら――それでもなお、私と戦ってはくれぬのか!!!」
「ボクさぁ……死人に興味無いんだよね♣キミ、もう死んでるよ♠目が♥バイバイ♣」
「……」
男が薙ぎ倒した木の幹に腰を掛け、興味を失ったヒソカ。
「く……ぐぐ、うああーっ」
それでも男はヒソカへと向かって行った。
しかし、もう少しでヒソカが攻撃範囲に入るという時に何かが男に向かって飛んで行った。ナマエの背後から、男に向かって飛んで行ったソレは無数の鋲だった。
その鋲を顔面に受けた男はその場に倒れ絶命した。
「ゴメンゴメン」
鋲の飛んで来た方へと視線を向けると、木々の間からギタラクルが出てくる。
「油断してて逃しちゃったよ」
「ウソばっかり♦どうせこいつに『死にゆくオレの最後の願いを』とか泣きつかれたんだろ?どうでもいい敵に情けをかけるの止めなよ♠」
「だってさー、可哀想だったから。どうせ本当に死ぬ人だし。ヒソカだってたまにやるだろ?相手に止めを刺さないで帰っちゃったりさ」
「ボクはちゃんと相手を選ぶよ♦今殺すには惜しい人だけ、生かすわけ♣あ、でプレートは?」
「あるよ。これでオレは6点になったから、こっちは要らないや。あげるよ」
ギタラクルは絶命した男からプレートを獲った。そして、80と書かれたプレートをヒソカに渡した。
「これ、誰の?」
「オレを銃で狙ってた奴のプレート。こいつはムカついたから、すぐ殺しちゃった」
ギタラクルはそれだけ言うと、自身の顔中に刺している鋲を抜き始めた。
全ての鋲を抜き終わると、ギタラクルの顔は不気味な音を立てて変形し始める。
それを遠目に見ていたナマエは顔を顰めた。
「うーん、何度見ても面白い♥」
「やってる方は結構ツライんだよね。あー、すっきりした」
黒髪美形に変わったギタラクルは、しゃがみ込んで地面を掘るとその穴に入り込んだ。
「じゃ、オレ期日まで寝るから頑張ってねー。おやすみ」
「……」
ヒソカはその様子を無言で見つめていると思ったら、ギタラクルが完全に穴に埋まったのを確認しナマエを呼んだ。
「おいで、ナマエ♥」
素直にその呼び掛けに答えると、ヒソカは満面の笑みを浮かべた。
そのまま何をするでもなく、ヒソカに抱き締められたまま座っていると、やがて日が暮れ夜になった。
「さて――あと2点、そろそろ狩ろうかな♦」
「行く?」
「うん♥ナマエはどうする?」
「……暇だし、付いて行く」
「それは良かった♥」
「?」
「ナマエと離れると、ボク暴走しちゃいそうだから♣」
ヒソカが暴走……自分にそれは止められるのか?そんな思いを胸に、ナマエはヒソカと共に森の中へと入っていった。
暫く歩いて行くと岩場に出た。
「ん?」
ヒソカが誰かを見つけたのか、指で円を作って遠くを見つめ始めた。
「見~つけた♥」
ヒソカは怪しく笑うと、突然笑い出した。
「くくく……あの2人か♦面白い♥」
舌舐めずりをしたかと思うと、いきなり岩場から飛び降りるヒソカ。そんなヒソカを追って、ナマエも飛び降りる。