四次試験
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《それでは、三次試験の通過時間の早い人から順に下船して頂きます!1人が上陸してから2分後に次の人がスタートする方式を取ります!!滞在期限はちょうど1週間!!その間に6点分のプレートを集めて、またこの場所に戻って来て下さい》
ゼビル島へ到着し、案内係が試験内容の説明をした。
ここの島では単純に狩りをしろ、という事なのか試験官は見当たらない。その代わり、森の中に受験生と同じ人数の気配が散らばっていた。
《それでは、1番の方スタート!!》
「♣」
まずはヒソカがスタートし、目の前の森の中へ姿を消した。森の中にいた気配の1つが、ヒソカと共に移動したのが判る。
《2番スタート》
自分の番になったナマエは、ヒソカが消えたのとは別方向へと足を進めた。
感じていた気配が、間隔を保ってついてくる。
それを確認し、走ってみるも撒けない。
どうやら、監視役のようである。
監視されるのは気分が良い物ではない。
そう思い、試験が始まって以来初めて【絶】を使う事にしたナマエ。
【絶】をして縦横無尽に全力疾走した後、木の上へと跳ね上がる。すると、先程までナマエがいた場所に1人の男が立ち竦んでいた。
「撒けたか……」
そう呟くと、ナマエは音を立てない様に細心の注意を払いながら木々の間を縫う様に移動を再開した。
水場まで来ると徐ろに服を脱ぎだし、その水場で服を洗うナマエ。
洗った服を干して水浴びをしていると、こちらに近づいて来る気配が2つ。身構えると、気配の1つが姿を現した。
「おや……やっぱり、ナマエか♥」
「何だ、ヒソカだったの」
相手がヒソカだという事は、もう1つの気配はヒソカに付いている監視役か。
そう思いながら、水浴びを終えるナマエ。
「いい眺め♥」
「……こんな所で発情しないでよ?」
「それは、此処じゃなかったら良いって事かい?」
「時と場合による、かな」
言いながら、ナマエは乾いた服を着始める。
「くくくっ♠今は我慢するよ♣」
「是非そうして。で、何か用事でもあったの?」
「いや♦ナマエに会いたかったから来ちゃった♥」
「そ」
「ツレないなぁ♣」
そう言うヒソカは、どこか楽しそうにクツクツ笑った。
「そう言えば、ナマエの獲物は何番だい?」
「ん?自分だよ」
「え?」
「だから、自分の番号引いちゃったんだよ」
「何て言うか……悪運強いね♠」
「自分でもそう思うよ」
ケラケラ笑うナマエに、ヒソカは抱きついた。
「どうしたの?」
「んー?こうしたいと思ったからしてるだけ♥」
「そっか」
照れたようにナマエは笑うが、ヒソカを無理矢理離そうとはしない。あれだけ嫌悪していたはずなのに、今では抱きつかれる事に抵抗が無くなっていた。それどころか、逆に安心感を得ている。
それからヒソカと共に行動する事にし、ナマエは森の中に移動していた。
木の幹に凭れ掛かるヒソカに抱き締められながら、ボーッと空を見つめるナマエ。すると何処からとも無く好血蝶が飛んで来て、ヒソカの周りに集まりだした。
ヒソカはその好血蝶を嫌がる事なく、戯れている。
「ヒソカの怪我に集まってるみたいだね」
「うん♦」
「痛くない?」
「大丈夫♥」
「なら良いけど……」
ヒソカと二言三言交わしていると、ヒソカの持つ携帯が鳴った。
「もしもし♦」
『ヒソカ?プレートはもう獲ったか?』
「いや、まだだよ♣」
『どうせ、獲物が誰か判んないんだろ?』
「うん♥」
『教えてやろうか?』
「いいよ♠テキトーに3人狩るから♣」
通話を終えると、ヒソカはナマエを抱き締め直した。
「どうしたのさ?」
「何でもない♣」
甘える様にナマエの首筋に顔を埋めるヒソカの腕を、ナマエは優しく叩いてやる。それに満足したのか、ヒソカはそのままナマエの首筋にキスをした。
暫くその状態でいると、周囲の気配が増えた事に気付く。
「ヒソカ」
「ああ♦」
ヒソカも近くに気配が増えた事に気づいていた。
「ナマエとの時間、邪魔しないで欲しかったな♣」
若干苛立ちながら、ヒソカは呟いた。
ゼビル島へ到着し、案内係が試験内容の説明をした。
ここの島では単純に狩りをしろ、という事なのか試験官は見当たらない。その代わり、森の中に受験生と同じ人数の気配が散らばっていた。
《それでは、1番の方スタート!!》
「♣」
まずはヒソカがスタートし、目の前の森の中へ姿を消した。森の中にいた気配の1つが、ヒソカと共に移動したのが判る。
《2番スタート》
自分の番になったナマエは、ヒソカが消えたのとは別方向へと足を進めた。
感じていた気配が、間隔を保ってついてくる。
それを確認し、走ってみるも撒けない。
どうやら、監視役のようである。
監視されるのは気分が良い物ではない。
そう思い、試験が始まって以来初めて【絶】を使う事にしたナマエ。
【絶】をして縦横無尽に全力疾走した後、木の上へと跳ね上がる。すると、先程までナマエがいた場所に1人の男が立ち竦んでいた。
「撒けたか……」
そう呟くと、ナマエは音を立てない様に細心の注意を払いながら木々の間を縫う様に移動を再開した。
水場まで来ると徐ろに服を脱ぎだし、その水場で服を洗うナマエ。
洗った服を干して水浴びをしていると、こちらに近づいて来る気配が2つ。身構えると、気配の1つが姿を現した。
「おや……やっぱり、ナマエか♥」
「何だ、ヒソカだったの」
相手がヒソカだという事は、もう1つの気配はヒソカに付いている監視役か。
そう思いながら、水浴びを終えるナマエ。
「いい眺め♥」
「……こんな所で発情しないでよ?」
「それは、此処じゃなかったら良いって事かい?」
「時と場合による、かな」
言いながら、ナマエは乾いた服を着始める。
「くくくっ♠今は我慢するよ♣」
「是非そうして。で、何か用事でもあったの?」
「いや♦ナマエに会いたかったから来ちゃった♥」
「そ」
「ツレないなぁ♣」
そう言うヒソカは、どこか楽しそうにクツクツ笑った。
「そう言えば、ナマエの獲物は何番だい?」
「ん?自分だよ」
「え?」
「だから、自分の番号引いちゃったんだよ」
「何て言うか……悪運強いね♠」
「自分でもそう思うよ」
ケラケラ笑うナマエに、ヒソカは抱きついた。
「どうしたの?」
「んー?こうしたいと思ったからしてるだけ♥」
「そっか」
照れたようにナマエは笑うが、ヒソカを無理矢理離そうとはしない。あれだけ嫌悪していたはずなのに、今では抱きつかれる事に抵抗が無くなっていた。それどころか、逆に安心感を得ている。
それからヒソカと共に行動する事にし、ナマエは森の中に移動していた。
木の幹に凭れ掛かるヒソカに抱き締められながら、ボーッと空を見つめるナマエ。すると何処からとも無く好血蝶が飛んで来て、ヒソカの周りに集まりだした。
ヒソカはその好血蝶を嫌がる事なく、戯れている。
「ヒソカの怪我に集まってるみたいだね」
「うん♦」
「痛くない?」
「大丈夫♥」
「なら良いけど……」
ヒソカと二言三言交わしていると、ヒソカの持つ携帯が鳴った。
「もしもし♦」
『ヒソカ?プレートはもう獲ったか?』
「いや、まだだよ♣」
『どうせ、獲物が誰か判んないんだろ?』
「うん♥」
『教えてやろうか?』
「いいよ♠テキトーに3人狩るから♣」
通話を終えると、ヒソカはナマエを抱き締め直した。
「どうしたのさ?」
「何でもない♣」
甘える様にナマエの首筋に顔を埋めるヒソカの腕を、ナマエは優しく叩いてやる。それに満足したのか、ヒソカはそのままナマエの首筋にキスをした。
暫くその状態でいると、周囲の気配が増えた事に気付く。
「ヒソカ」
「ああ♦」
ヒソカも近くに気配が増えた事に気づいていた。
「ナマエとの時間、邪魔しないで欲しかったな♣」
若干苛立ちながら、ヒソカは呟いた。