三次試験
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ヒソカに擦り寄り、ナマエは溜息を吐いた。何でこうも変な奴等に好かれるのか……そんな思いを頭の隅に追いやり、三次試験終了の時刻を待った。
残り時間3分45秒。この時点で通過者は19名。
その後、1人の男が入ってきたが、身体中ボロボロだった。
「フ、フ、フ。間に合った……ぜ」
男はそれだけ言うと、地に倒れた。
「……」
「死んでるぜ」
「バカな奴だぜ。死んで合格よりも、生きて再挑戦すればいいのによ」
男が死んだ後も、合格者が数名入ってくる。
《残り1分です》
残り時間1分を切った時、ヒソカが反応した。
ヒソカの視線を辿ると、1つの扉が開く。
開いた扉の中から出てきたのは、ゴンとキルア、それに美人さんだった。
「ヒソカ、ちょっと行ってきて良い?」
「後でキスしてくれるなら良いよ♥」
「ん。空き時間があったらね」
ヒソカの了承を得て、ナマエはゴンとキルアの所へ駆け寄った。
「2人共遅い!心配したよ?!」
「あ、ナマエさん!」
「ナマエ!?合格してたのか?!」
「うん。ヒソカと一緒だったからね」
「悪運強ェな……」
「そっちの美人さんは初めましてだよね?ナマエって言います。このコは【十六夜】」
ナマエは美人さんに自己紹介をした。
「あ、あぁ。初めまして、クラピカと言う」
「クラピカ君ね。よろしく」
ナマエが手を出すと、クラピカはその手を見つめて固まった。
「……」
「あ、ヒソカと一緒だからよろしくしたくないか……ごめんね、気が利かなくて」
苦笑するナマエに、クラピカは慌てて訂正した。
「いや、そうじゃない!マメだらけの手で握り返していいのか悩んでいただけだ!!」
「そうなの?」
「ああ。改めてよろしく頼む」
そう言うと、今度はクラピカが手を差し出した。ナマエは迷うこと無く、その手を取った。
《残り30秒です》
「ギリギリだったね」
「もう手がマメだらけだ」
「全く、イチかバチかだったな」
クラピカの後ろから、レオリオが中年の男性と一緒に出てきた。
それからどうやって攻略したのかを話し始める5人。しかし、最後まで聞く前にヒソカに呼ばれてしまった。
もう少し話をしていたかったが、ナマエはヒソカの機嫌が悪くならない内に戻る事にした。
「じゃ、またね」
ゴン達と別れてヒソカの元へ戻ると、若干機嫌が悪くなっていた。
「ごめん、そんなに機嫌悪くしないでよ」
「ナマエがボク以外の男の所に長時間いるのが悪い♦」
「長時間って、2分位じゃない」
「それでも駄目♣ボクといる時は、ボクからあまり離れないでおくれ♠」
「何?子ども相手にヤキモチ?」
「うん♣」
「まったく……」
悪怯れる事もなく言うヒソカに、ナマエは小さく息を吐き出した。
どうやって機嫌を取ろうかと考えていると、三次試験終了の放送が流れた。
《タイムアップ―!!第三次試験通過人数26名!!内1名死亡》
残り時間3分45秒。この時点で通過者は19名。
その後、1人の男が入ってきたが、身体中ボロボロだった。
「フ、フ、フ。間に合った……ぜ」
男はそれだけ言うと、地に倒れた。
「……」
「死んでるぜ」
「バカな奴だぜ。死んで合格よりも、生きて再挑戦すればいいのによ」
男が死んだ後も、合格者が数名入ってくる。
《残り1分です》
残り時間1分を切った時、ヒソカが反応した。
ヒソカの視線を辿ると、1つの扉が開く。
開いた扉の中から出てきたのは、ゴンとキルア、それに美人さんだった。
「ヒソカ、ちょっと行ってきて良い?」
「後でキスしてくれるなら良いよ♥」
「ん。空き時間があったらね」
ヒソカの了承を得て、ナマエはゴンとキルアの所へ駆け寄った。
「2人共遅い!心配したよ?!」
「あ、ナマエさん!」
「ナマエ!?合格してたのか?!」
「うん。ヒソカと一緒だったからね」
「悪運強ェな……」
「そっちの美人さんは初めましてだよね?ナマエって言います。このコは【十六夜】」
ナマエは美人さんに自己紹介をした。
「あ、あぁ。初めまして、クラピカと言う」
「クラピカ君ね。よろしく」
ナマエが手を出すと、クラピカはその手を見つめて固まった。
「……」
「あ、ヒソカと一緒だからよろしくしたくないか……ごめんね、気が利かなくて」
苦笑するナマエに、クラピカは慌てて訂正した。
「いや、そうじゃない!マメだらけの手で握り返していいのか悩んでいただけだ!!」
「そうなの?」
「ああ。改めてよろしく頼む」
そう言うと、今度はクラピカが手を差し出した。ナマエは迷うこと無く、その手を取った。
《残り30秒です》
「ギリギリだったね」
「もう手がマメだらけだ」
「全く、イチかバチかだったな」
クラピカの後ろから、レオリオが中年の男性と一緒に出てきた。
それからどうやって攻略したのかを話し始める5人。しかし、最後まで聞く前にヒソカに呼ばれてしまった。
もう少し話をしていたかったが、ナマエはヒソカの機嫌が悪くならない内に戻る事にした。
「じゃ、またね」
ゴン達と別れてヒソカの元へ戻ると、若干機嫌が悪くなっていた。
「ごめん、そんなに機嫌悪くしないでよ」
「ナマエがボク以外の男の所に長時間いるのが悪い♦」
「長時間って、2分位じゃない」
「それでも駄目♣ボクといる時は、ボクからあまり離れないでおくれ♠」
「何?子ども相手にヤキモチ?」
「うん♣」
「まったく……」
悪怯れる事もなく言うヒソカに、ナマエは小さく息を吐き出した。
どうやって機嫌を取ろうかと考えていると、三次試験終了の放送が流れた。
《タイムアップ―!!第三次試験通過人数26名!!内1名死亡》