三次試験
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「ぐぁッ……」
「ガハッ……」
「な……何だ!?化け物だ、この女!!」
倒れて絶命する囚人を踏みつけ、ナマエは生き残っている囚人目掛けて突進する。
その眼には何の迷いも無かった。あるのは冷徹に変化した光のみ。
「どうせ死ぬんだ。苦しまずに逝かせてやる」
言うやいなや、ナマエは日本刀を構え直した。
「……唸れ【十夜】!」
名を呼ばれ、日本刀と化した【十夜】を基点に空気が振動する。
「避けてよ?ヒソカ!」
「オーケイ♥」
「餓狼牙(ガロウガ)ッ!!」
ナマエが叫び日本刀を振るうと、その刀身から鎌鼬が発生し、周りにいる囚人を生死関係なく切り刻んでいく。生き残っていた囚人達は、声を上げる間も無く絶命する。
ナマエが日本刀を振り下ろした時、全てが終わっていた。
「ヒソカ、無事?」
「ああ♠威力が増しているね♦」
「手加減無しでヤったからね……変に加減すると、一太刀で逝かせてあげれないから」
眉間にシワを寄せて言うナマエを、ヒソカは抱き寄せる。
「ナマエは優しいね♣」
「そう……なのかな?まぁ、本当に優しかったらこんな結果にはならなかったと思うけど」
そう言うナマエは、とても悲しそうな顔をしていた。
「泣きたい時は泣いて良いよ♦ただし、ボクの前でだけね♥」
優しく頭を撫でてくれるヒソカに甘え、ナマエはその胸に顔をくっつけて声を殺して泣いた。
漸く泣き止んだ時には、目が赤く腫れてしまっていた。
未だに握っていた【十夜】を還すと、ナマエは【空の境界(リアルワールド)】を解除した。
《さて……仲良くするのは結構だが、先に進んでくれないか?》
放送の声に我に返ったナマエは、恥ずかしそうにヒソカから慌てて離れた。
「ごめん、有難うヒソカ」
「どう致しまして♥」
ヒソカに手を握られ、そのまま2人で先に進んだ。
ヒソカと共に歩く事数時間。
薄暗い道をひたすら歩いている為、どの位時間が経ったのかが判らない。
窓が無いとこういう時不便だと思っていたら、また扉が現れた。
何も言わず、ヒソカはその扉の前に立った。すると、扉が重たい音を立てて倒れた。
「!」
部屋の先には人影があった。
その人影は、ヒソカを視認すると声を出した。
「待ってたぜ、ヒソカ。今年は試験官ではなく、ただの復讐者としてな」
「ナマエ、ボクをご指名みたいだ♦」
「ん。あんまり怪我しない様にね」
「心配してくれるのかい?」
「一応彼氏だからね」
ナマエの言葉に、ヒソカは目を見開いた。
「それは……認めてくれたって事でいいのかい?」
「まぁね」
ヒソカはその言葉に満足したかの様に、クツリと笑った。
「話は終わったか?」
「ああ♣」
「去年の試験以来、貴様を殺す事だけ考えてきた。このキズの恨み……今日こそ――晴らす!!」
復讐者は言うなり、曲刀を取り出し振り回し始めた。
「ふーん、その割にはあまり進歩してないね♣」
小馬鹿にした様にヒソカは言うが、復讐者は気にした様子も無かった。
「!」
「くくく。ここからだ」
復讐者はもう一刀の曲刀を取り出し、両手で回し始めた。
二刀流かと思い見守っていたら、復讐者はその二刀の曲刀を上に投げ上げると背後からもう二刀の曲刀を取り出し、計四刀の曲刀を回し始めた。
「無限四刀流!!くらえ!!」
復讐者はヒソカに向かって曲刀を投げつける。ヒソカはそれを避けているが、曲刀の攻撃を躱し続けるのは無理がありそうだった。
「!」
飛んでくる曲刀を避けていると、復讐者が飛び込んで攻撃をしてきた。
それを避けたと思ったら、今度は背後から飛んで来た曲刀に右肩と左わき腹を切られてしまう。
「くくくくく。上下左右、正面背後!!あらゆる角度から、無数の刃が貴様を切り刻む!!この無限攻撃を躱すのは不可能!!ははは、苦痛に藻掻いてのたうちまわれ!!そして死ね!!!」
「ガハッ……」
「な……何だ!?化け物だ、この女!!」
倒れて絶命する囚人を踏みつけ、ナマエは生き残っている囚人目掛けて突進する。
その眼には何の迷いも無かった。あるのは冷徹に変化した光のみ。
「どうせ死ぬんだ。苦しまずに逝かせてやる」
言うやいなや、ナマエは日本刀を構え直した。
「……唸れ【十夜】!」
名を呼ばれ、日本刀と化した【十夜】を基点に空気が振動する。
「避けてよ?ヒソカ!」
「オーケイ♥」
「餓狼牙(ガロウガ)ッ!!」
ナマエが叫び日本刀を振るうと、その刀身から鎌鼬が発生し、周りにいる囚人を生死関係なく切り刻んでいく。生き残っていた囚人達は、声を上げる間も無く絶命する。
ナマエが日本刀を振り下ろした時、全てが終わっていた。
「ヒソカ、無事?」
「ああ♠威力が増しているね♦」
「手加減無しでヤったからね……変に加減すると、一太刀で逝かせてあげれないから」
眉間にシワを寄せて言うナマエを、ヒソカは抱き寄せる。
「ナマエは優しいね♣」
「そう……なのかな?まぁ、本当に優しかったらこんな結果にはならなかったと思うけど」
そう言うナマエは、とても悲しそうな顔をしていた。
「泣きたい時は泣いて良いよ♦ただし、ボクの前でだけね♥」
優しく頭を撫でてくれるヒソカに甘え、ナマエはその胸に顔をくっつけて声を殺して泣いた。
漸く泣き止んだ時には、目が赤く腫れてしまっていた。
未だに握っていた【十夜】を還すと、ナマエは【空の境界(リアルワールド)】を解除した。
《さて……仲良くするのは結構だが、先に進んでくれないか?》
放送の声に我に返ったナマエは、恥ずかしそうにヒソカから慌てて離れた。
「ごめん、有難うヒソカ」
「どう致しまして♥」
ヒソカに手を握られ、そのまま2人で先に進んだ。
ヒソカと共に歩く事数時間。
薄暗い道をひたすら歩いている為、どの位時間が経ったのかが判らない。
窓が無いとこういう時不便だと思っていたら、また扉が現れた。
何も言わず、ヒソカはその扉の前に立った。すると、扉が重たい音を立てて倒れた。
「!」
部屋の先には人影があった。
その人影は、ヒソカを視認すると声を出した。
「待ってたぜ、ヒソカ。今年は試験官ではなく、ただの復讐者としてな」
「ナマエ、ボクをご指名みたいだ♦」
「ん。あんまり怪我しない様にね」
「心配してくれるのかい?」
「一応彼氏だからね」
ナマエの言葉に、ヒソカは目を見開いた。
「それは……認めてくれたって事でいいのかい?」
「まぁね」
ヒソカはその言葉に満足したかの様に、クツリと笑った。
「話は終わったか?」
「ああ♣」
「去年の試験以来、貴様を殺す事だけ考えてきた。このキズの恨み……今日こそ――晴らす!!」
復讐者は言うなり、曲刀を取り出し振り回し始めた。
「ふーん、その割にはあまり進歩してないね♣」
小馬鹿にした様にヒソカは言うが、復讐者は気にした様子も無かった。
「!」
「くくく。ここからだ」
復讐者はもう一刀の曲刀を取り出し、両手で回し始めた。
二刀流かと思い見守っていたら、復讐者はその二刀の曲刀を上に投げ上げると背後からもう二刀の曲刀を取り出し、計四刀の曲刀を回し始めた。
「無限四刀流!!くらえ!!」
復讐者はヒソカに向かって曲刀を投げつける。ヒソカはそれを避けているが、曲刀の攻撃を躱し続けるのは無理がありそうだった。
「!」
飛んでくる曲刀を避けていると、復讐者が飛び込んで攻撃をしてきた。
それを避けたと思ったら、今度は背後から飛んで来た曲刀に右肩と左わき腹を切られてしまう。
「くくくくく。上下左右、正面背後!!あらゆる角度から、無数の刃が貴様を切り刻む!!この無限攻撃を躱すのは不可能!!ははは、苦痛に藻掻いてのたうちまわれ!!そして死ね!!!」