三次試験
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「そう♦此処と、あと彼処にもあったんだ♠」
ヒソカの指差した先に行こうとすると、腕を引いて止められた。
「ナマエ♣」
「何?」
「また後でね♥」
そう言うと、ヒソカはナマエの額にキスをして隠し扉から下へと降りていった。
「あんヤロー……」
ナマエは顔を赤らめると、スタスタとヒソカが指した隠し扉へと歩を進めた。
隠し扉の手前で心の準備をし、足を踏み入れようとした時に残っている受験生にぶつかられてしまう。
「えっ……ちょっ……【十六夜】、離れないでよ!?」
ナマエはそのまま、隠し扉の中へと落ちていった。
「うぉっ……!?」
「ナイスキャッチ♥」
「えっ?ヒソカ?!」
「うん♦」
「何で此処にいるのさ?!」
「ペアの相手を待ってたのさ♣」
「ペアの相手?」
「うん♠ほら、彼処♣」
ヒソカが指さした方を見ると、1枚のプレートと2つのタイマーがあった。
「えと……“共闘の道”?」
「そう♥パートナーがナマエで良かったよ♥」
「そっか……2人で進む道だったんだね――つか、いい加減下ろして」
「えー♦」
「『えー』じゃない!嫌われたくなかったら下ろす!」
「ちぇっ♣」
至極不満そうな顔をして、渋々ナマエを下ろすヒソカ。
「有難う、ヒソカ」
優しく床に下ろしてくれたヒソカにお礼を言い、ナマエはタイマーを手に取り手首にはめた。
もう1つをヒソカに渡し、ヒソカがそれをはめると近くにあった扉が音を立てて開いた。
「こっちみたいだね」
「うん♠」
ナマエが指差した方向は、一寸先も見えない様な真っ暗な穴があった。
その穴へ足を踏み入れる前に、ナマエは【十夜】を喚び出した。
「嫌な気配がする……出て来て、【十夜】」
一陣の風が吹いたと思ったら、そこには【十夜】が現れた。
「主よ、何かあったか?」
「嫌な気配が充満してるの。悪いけど、刀になってくれる?」
「承知」
【空の境界(リアルワールド)】を発動すると、【十夜】は高く吠えてナマエの手の中で一振りの日本刀に変化した。ナマエはその感触を確かめる様に何度も握り直すと、真っ暗な穴を見据えた。
「ヒソカ、お待たせ。行こうか」
「うん♥」
穴に足を踏み入れると、通路の両脇に少しずつ炎が灯っていく。
僅かなその明かりを頼りにヒソカと共に歩いて行くと、やがて開けた場所に到着した。
「此処か、気配の大元は……」
その場所を囲うように、炎が灯った。
目を凝らしてよく見ると、奥の方に多数の気配が存在している。
「ヒソカ、ここは任せて貰って良い?」
「良いけど……大丈夫かい?」
「大丈夫。無理はしないし、ヒソカが危険だと判断したら止めて良いから。だからヤらせてくれない?」
「……オーケイ♣ただし、無理をしたらお仕置きだからね♦」
「うっ……嫌な予感がするから、全力で頑張ります!」
「くくく♠」
「お別れは済んだかい?お嬢ちゃん」
「お別れ?馬鹿抜かすなよ」
「はっはっは。強気な嬢ちゃんだぜ」
部屋の奥から出てきたのは、体格の良い男達。その数、ゆうに100を超えていた。
《さて、此処でのルールは至って簡単。囚人とのデスマッチだ!》
放送の声に、囚人達の雄叫びが部屋の中に木霊する。
「うっさい……さっさとヤるぞ」
ナマエはそう言うと、日本刀を構えて準備をする。その姿を見た囚人の1人が、嘲笑うように言い放った。
「ふん。ジャポンのサムライの真似事か?」
「真似事かどうか、その身体で確かめれば良い」
ナマエの言葉を契機に、囚人達は動き出した。
ナマエは襲い来る囚人達の間をすり抜けると同時に、確実に相手の急所を斬りつける。
ヒソカの指差した先に行こうとすると、腕を引いて止められた。
「ナマエ♣」
「何?」
「また後でね♥」
そう言うと、ヒソカはナマエの額にキスをして隠し扉から下へと降りていった。
「あんヤロー……」
ナマエは顔を赤らめると、スタスタとヒソカが指した隠し扉へと歩を進めた。
隠し扉の手前で心の準備をし、足を踏み入れようとした時に残っている受験生にぶつかられてしまう。
「えっ……ちょっ……【十六夜】、離れないでよ!?」
ナマエはそのまま、隠し扉の中へと落ちていった。
「うぉっ……!?」
「ナイスキャッチ♥」
「えっ?ヒソカ?!」
「うん♦」
「何で此処にいるのさ?!」
「ペアの相手を待ってたのさ♣」
「ペアの相手?」
「うん♠ほら、彼処♣」
ヒソカが指さした方を見ると、1枚のプレートと2つのタイマーがあった。
「えと……“共闘の道”?」
「そう♥パートナーがナマエで良かったよ♥」
「そっか……2人で進む道だったんだね――つか、いい加減下ろして」
「えー♦」
「『えー』じゃない!嫌われたくなかったら下ろす!」
「ちぇっ♣」
至極不満そうな顔をして、渋々ナマエを下ろすヒソカ。
「有難う、ヒソカ」
優しく床に下ろしてくれたヒソカにお礼を言い、ナマエはタイマーを手に取り手首にはめた。
もう1つをヒソカに渡し、ヒソカがそれをはめると近くにあった扉が音を立てて開いた。
「こっちみたいだね」
「うん♠」
ナマエが指差した方向は、一寸先も見えない様な真っ暗な穴があった。
その穴へ足を踏み入れる前に、ナマエは【十夜】を喚び出した。
「嫌な気配がする……出て来て、【十夜】」
一陣の風が吹いたと思ったら、そこには【十夜】が現れた。
「主よ、何かあったか?」
「嫌な気配が充満してるの。悪いけど、刀になってくれる?」
「承知」
【空の境界(リアルワールド)】を発動すると、【十夜】は高く吠えてナマエの手の中で一振りの日本刀に変化した。ナマエはその感触を確かめる様に何度も握り直すと、真っ暗な穴を見据えた。
「ヒソカ、お待たせ。行こうか」
「うん♥」
穴に足を踏み入れると、通路の両脇に少しずつ炎が灯っていく。
僅かなその明かりを頼りにヒソカと共に歩いて行くと、やがて開けた場所に到着した。
「此処か、気配の大元は……」
その場所を囲うように、炎が灯った。
目を凝らしてよく見ると、奥の方に多数の気配が存在している。
「ヒソカ、ここは任せて貰って良い?」
「良いけど……大丈夫かい?」
「大丈夫。無理はしないし、ヒソカが危険だと判断したら止めて良いから。だからヤらせてくれない?」
「……オーケイ♣ただし、無理をしたらお仕置きだからね♦」
「うっ……嫌な予感がするから、全力で頑張ります!」
「くくく♠」
「お別れは済んだかい?お嬢ちゃん」
「お別れ?馬鹿抜かすなよ」
「はっはっは。強気な嬢ちゃんだぜ」
部屋の奥から出てきたのは、体格の良い男達。その数、ゆうに100を超えていた。
《さて、此処でのルールは至って簡単。囚人とのデスマッチだ!》
放送の声に、囚人達の雄叫びが部屋の中に木霊する。
「うっさい……さっさとヤるぞ」
ナマエはそう言うと、日本刀を構えて準備をする。その姿を見た囚人の1人が、嘲笑うように言い放った。
「ふん。ジャポンのサムライの真似事か?」
「真似事かどうか、その身体で確かめれば良い」
ナマエの言葉を契機に、囚人達は動き出した。
ナマエは襲い来る囚人達の間をすり抜けると同時に、確実に相手の急所を斬りつける。