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ヒソカはマスケット銃の攻撃を全て躱し、トランプで往なしながらナマエに向かって走ってくる。
ナマエは後ろに飛び退きながらも、撃ち込むことを止めない。
「さァ、もう逃げ場はないよ♥」
ナマエの背は大きな木の幹に迫り、これ以上後ろに下がれない。それでも、ナマエは諦めずにヒソカを睨み返した。
「そんなに怖い顔をしても、ム・ダ♥」
「【十夜】、変化解除!行け!!」
【十夜】は低く唸り声を上げると、ヒソカに向かってその牙を剥いた。
真後ろから【十夜】が襲いかかるも、ヒソカは物ともせずそれを避けてナマエにトランプを投げつける。
「なっ……」
「隙あり♥」
いつの間にか目の前に来ていたヒソカは、ナマエの首筋にトランプを当てた。首筋は薄く切られ、血が流れ出ている。
「っ……殺すなら――殺せ!!」
「くく、殺さないよ♦」
舌舐めずりをしながら、ヒソカはナマエとの距離を更に詰めてくる。それでもナマエはヒソカを睨みつける事を止めなかった。
「いいねェ♠ボクの好みだ♥」
「?何を言って――」
『いる』と続けようとしたナマエだが、その唇には温かい感触。気がつけば、ヒソカにキスをされていた。
「ご馳走様♥」
「何しやがる!?」
「嫌だなァ♣ただのキスじゃないか♦」
ナマエは自身の服の袖で唇を拭い去った。
「おや……初めてだったかい?」
「んな訳あるか!つーか、そんなの関係ねぇよ!!」
ヒソカに向かって平手打ちをしようと手を挙げるが、それを片手で押さえつけるヒソカ。
「威勢が良いねェ♠そういう所は、ボクの好みだ♥」
「テメェの好みなんざ訊いてねぇ!!退け!!!」
「嫌だよ♣キミの名前をまだ聞いてない♦」
「……何で私の名前を聞きたがる?!」
「気に入ったから♥」
「…………教えたら――離してくれるのか?」
「うん♥」
満面の笑みで返答するヒソカに、ナマエは大きく息を吐いた。
「………………ナマエだ」
「へェ、良い名前だ♠」
逃げられないと観念し、ナマエは自身の名をヒソカに告げた。
ヒソカはナマエの名を呟くと、再び舌舐めずりをした。
「な……何だよ」
「ん?おかわり♥」
そう言うと、ヒソカはまた触れるだけのキスをし自身の唇を舐めた。
「やっぱり甘いな♦」
「な……」
「な?」
「何しやがる!しかも2回もするか!?フツー!!この変態ピエロ!!!」
「奇術師、だよ♠」
「どっちでもいい!兎に角放せ!!つか、離れろ!!!」
「んー……嫌だ♥」
ニンマリと笑いながら、ナマエを抱き締めだしたヒソカ。そんなヒソカに、【十夜】は低く唸りながら威嚇していた。
「主から離れろ!下衆が触れて良いお方ではない!!」
「おや……このコも喋るんだ♣随分と忠誠心の強い獣だね♠」
【十夜】の威嚇も気にせずに、ヒソカは抱き締める腕に力を込める。
「うん♥キミ、気に入ったよ♥」
「……言ってる意味が解からん」
頭を振りながら、ナマエはまた溜息を吐いた。
ヒソカはナマエに視線を合わせると、不思議そうに首を傾げた。
「意味?」
「変態の思考は理解出来ない……」
「くくくっ♣」
「笑ってないで、いい加減放せ」
「逃げないなら良いよ♦」
「…………分かった。逃げない」
諦めたナマエの言葉を聞き届け、ヒソカは漸くナマエをその腕から開放した。
ナマエは後ろに飛び退きながらも、撃ち込むことを止めない。
「さァ、もう逃げ場はないよ♥」
ナマエの背は大きな木の幹に迫り、これ以上後ろに下がれない。それでも、ナマエは諦めずにヒソカを睨み返した。
「そんなに怖い顔をしても、ム・ダ♥」
「【十夜】、変化解除!行け!!」
【十夜】は低く唸り声を上げると、ヒソカに向かってその牙を剥いた。
真後ろから【十夜】が襲いかかるも、ヒソカは物ともせずそれを避けてナマエにトランプを投げつける。
「なっ……」
「隙あり♥」
いつの間にか目の前に来ていたヒソカは、ナマエの首筋にトランプを当てた。首筋は薄く切られ、血が流れ出ている。
「っ……殺すなら――殺せ!!」
「くく、殺さないよ♦」
舌舐めずりをしながら、ヒソカはナマエとの距離を更に詰めてくる。それでもナマエはヒソカを睨みつける事を止めなかった。
「いいねェ♠ボクの好みだ♥」
「?何を言って――」
『いる』と続けようとしたナマエだが、その唇には温かい感触。気がつけば、ヒソカにキスをされていた。
「ご馳走様♥」
「何しやがる!?」
「嫌だなァ♣ただのキスじゃないか♦」
ナマエは自身の服の袖で唇を拭い去った。
「おや……初めてだったかい?」
「んな訳あるか!つーか、そんなの関係ねぇよ!!」
ヒソカに向かって平手打ちをしようと手を挙げるが、それを片手で押さえつけるヒソカ。
「威勢が良いねェ♠そういう所は、ボクの好みだ♥」
「テメェの好みなんざ訊いてねぇ!!退け!!!」
「嫌だよ♣キミの名前をまだ聞いてない♦」
「……何で私の名前を聞きたがる?!」
「気に入ったから♥」
「…………教えたら――離してくれるのか?」
「うん♥」
満面の笑みで返答するヒソカに、ナマエは大きく息を吐いた。
「………………ナマエだ」
「へェ、良い名前だ♠」
逃げられないと観念し、ナマエは自身の名をヒソカに告げた。
ヒソカはナマエの名を呟くと、再び舌舐めずりをした。
「な……何だよ」
「ん?おかわり♥」
そう言うと、ヒソカはまた触れるだけのキスをし自身の唇を舐めた。
「やっぱり甘いな♦」
「な……」
「な?」
「何しやがる!しかも2回もするか!?フツー!!この変態ピエロ!!!」
「奇術師、だよ♠」
「どっちでもいい!兎に角放せ!!つか、離れろ!!!」
「んー……嫌だ♥」
ニンマリと笑いながら、ナマエを抱き締めだしたヒソカ。そんなヒソカに、【十夜】は低く唸りながら威嚇していた。
「主から離れろ!下衆が触れて良いお方ではない!!」
「おや……このコも喋るんだ♣随分と忠誠心の強い獣だね♠」
【十夜】の威嚇も気にせずに、ヒソカは抱き締める腕に力を込める。
「うん♥キミ、気に入ったよ♥」
「……言ってる意味が解からん」
頭を振りながら、ナマエはまた溜息を吐いた。
ヒソカはナマエに視線を合わせると、不思議そうに首を傾げた。
「意味?」
「変態の思考は理解出来ない……」
「くくくっ♣」
「笑ってないで、いい加減放せ」
「逃げないなら良いよ♦」
「…………分かった。逃げない」
諦めたナマエの言葉を聞き届け、ヒソカは漸くナマエをその腕から開放した。