一次試験
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しかし、青年はヒソカを殴る前に、逆にヒソカに殴り飛ばされてしまう。
「!!!」
ヒソカが青年を殴ったその瞬間、ゴンはヒソカに釣り竿で2撃目を繰り出していた。
ヒソカは予め解っていたかの様にゴンの目の前から姿を消し、ゴンの首を片手で掴んだ。
「仲間を助けに来たのかい?良いコだね~♣」
ゴンはヒソカの何とも言えぬ雰囲気に押され、冷や汗をかいていた。
「ヒソカ!?」
ナマエはこれ以上余計な被害を出すなとでも言いた気に、ヒソカの名を呼んだ。
「大丈夫、殺しちゃいないよ♠彼は合格だから♥んん~――」
ヒソカはゴンに視線を合わせる様にしゃがむと、ニンマリと笑った。
「うん!キミも合格♥良いハンターになりなよ♣」
にこやかな笑顔でゴンに告げると、ヒソカの持つ携帯が鳴った。
『ヒソカ、そろそろ戻ってこいよ。どうやらもうすぐ二次会場に着くみたいだぜ』
「OK、直ぐ行く♦」
通話を終えると、ヒソカはまたゴンへ視線を戻した。
「お互い、持つべき物は仲間だね♥1人で戻れるかい?」
青年を担ぎながら、ヒソカはゴンに訊いた。それに対し、ゴンは黙って頷くのみ。
「良いコだ♣くっくっく、ナマエ行くよ♥」
「はいはい……」
ナマエはゴンを一瞥すると、ヒソカの背を追って霧の中へと消えて行った。
ヒソカが進んだ先には、先程逃げた3人の1人、76番の男がいた。
道に迷ったのか辺りを見回していたが、こちらに気付くとまた逃げ出そうとした。
しかし、ヒソカは器用に片手でトランプを取り出し、その男を殺した。
道中襲い来る生き物も全て片手で始末しながら、ある程度進んだ所でヒソカはいきなり足を止めた。
「ナマエ♦」
「……何?」
「後でご褒美頂戴♥」
「ご褒美?」
「うん♠」
「何の?」
何に対するご褒美なのか解らずに首を傾げていると、ヒソカはニンマリ笑いながら言った。
「手早く終わらせたご褒美だよ♣」
「ヤリ過ぎたからないよ、そんなの」
「ちぇっ……♠」
残念そうにするヒソカを無視し、ナマエは先に進んだ。
「場所、判って走ってるのかい?」
「【十六夜】に先導させてるからね」
気づけば、空高くを【十六夜】が飛んでいた。
「【十六夜】は喋れなくても、こっちの言葉はちゃんと理解してるから」
『だから大丈夫』と続けながら、ナマエは走り続けた。
暫く走っていると、1軒の建物がある広場に辿り着いた。
ヒソカは手近な木の下に運んできた青年を下ろすと、定位置になっているナマエの横へと戻って来た。
「皆さん、お疲れ様です。無事、湿原を抜けました。ここビスカ森林公園が二次試験会場となります」
建物の扉の上には大きな時計があり、“本日正午スタート”の文字が掲げられていた。
「それじゃ、私はこれで。検討を祈ります」
サトツはそれだけ言い、二次試験会場から姿を消した。
暫く手持ち無沙汰で待っていると、ヒソカがいきなり殺気を放った。何事かと思い視線をヒソカに移すと、先程のゴンという少年に向けて殺気を放っていた。
ゴンがそれに気付くと、ヒソカは青年の居場所を指で指し示し教えてやる。
正午までまだ少しだけ時間がある。
暇潰しでもしようかと思ったが、相変わらず自然と抱きついて来るヒソカに邪魔され、それも出来ずに一次試験が終わった。
「!!!」
ヒソカが青年を殴ったその瞬間、ゴンはヒソカに釣り竿で2撃目を繰り出していた。
ヒソカは予め解っていたかの様にゴンの目の前から姿を消し、ゴンの首を片手で掴んだ。
「仲間を助けに来たのかい?良いコだね~♣」
ゴンはヒソカの何とも言えぬ雰囲気に押され、冷や汗をかいていた。
「ヒソカ!?」
ナマエはこれ以上余計な被害を出すなとでも言いた気に、ヒソカの名を呼んだ。
「大丈夫、殺しちゃいないよ♠彼は合格だから♥んん~――」
ヒソカはゴンに視線を合わせる様にしゃがむと、ニンマリと笑った。
「うん!キミも合格♥良いハンターになりなよ♣」
にこやかな笑顔でゴンに告げると、ヒソカの持つ携帯が鳴った。
『ヒソカ、そろそろ戻ってこいよ。どうやらもうすぐ二次会場に着くみたいだぜ』
「OK、直ぐ行く♦」
通話を終えると、ヒソカはまたゴンへ視線を戻した。
「お互い、持つべき物は仲間だね♥1人で戻れるかい?」
青年を担ぎながら、ヒソカはゴンに訊いた。それに対し、ゴンは黙って頷くのみ。
「良いコだ♣くっくっく、ナマエ行くよ♥」
「はいはい……」
ナマエはゴンを一瞥すると、ヒソカの背を追って霧の中へと消えて行った。
ヒソカが進んだ先には、先程逃げた3人の1人、76番の男がいた。
道に迷ったのか辺りを見回していたが、こちらに気付くとまた逃げ出そうとした。
しかし、ヒソカは器用に片手でトランプを取り出し、その男を殺した。
道中襲い来る生き物も全て片手で始末しながら、ある程度進んだ所でヒソカはいきなり足を止めた。
「ナマエ♦」
「……何?」
「後でご褒美頂戴♥」
「ご褒美?」
「うん♠」
「何の?」
何に対するご褒美なのか解らずに首を傾げていると、ヒソカはニンマリ笑いながら言った。
「手早く終わらせたご褒美だよ♣」
「ヤリ過ぎたからないよ、そんなの」
「ちぇっ……♠」
残念そうにするヒソカを無視し、ナマエは先に進んだ。
「場所、判って走ってるのかい?」
「【十六夜】に先導させてるからね」
気づけば、空高くを【十六夜】が飛んでいた。
「【十六夜】は喋れなくても、こっちの言葉はちゃんと理解してるから」
『だから大丈夫』と続けながら、ナマエは走り続けた。
暫く走っていると、1軒の建物がある広場に辿り着いた。
ヒソカは手近な木の下に運んできた青年を下ろすと、定位置になっているナマエの横へと戻って来た。
「皆さん、お疲れ様です。無事、湿原を抜けました。ここビスカ森林公園が二次試験会場となります」
建物の扉の上には大きな時計があり、“本日正午スタート”の文字が掲げられていた。
「それじゃ、私はこれで。検討を祈ります」
サトツはそれだけ言い、二次試験会場から姿を消した。
暫く手持ち無沙汰で待っていると、ヒソカがいきなり殺気を放った。何事かと思い視線をヒソカに移すと、先程のゴンという少年に向けて殺気を放っていた。
ゴンがそれに気付くと、ヒソカは青年の居場所を指で指し示し教えてやる。
正午までまだ少しだけ時間がある。
暇潰しでもしようかと思ったが、相変わらず自然と抱きついて来るヒソカに邪魔され、それも出来ずに一次試験が終わった。