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受験生が400人を越えた所で、ヒソカが何かを思い出したかの様に立ち上がった。
「ボク、ギタラクルに言い忘れてた事があるからちょっと行ってくるよ♦ナマエは此処で大人しく待ってるんだよ♥」
そう言うとヒソカはナマエの頭を撫で、ついでとばかりにナマエの頬にキスを落とした。残されたナマエは溜息を漏らしつつ、ヒソカの背中を無言で見送った。
暫くしてヒソカがこちらに戻って来る姿を見つけたと思った時、事件は起こった。
最初に異変に気づいたのは【十六夜】だった。【十六夜】が小さく鳴くのと同時に、ヒソカから僅かに殺気が漏れた。
ヤバイ、と思い立ち上がった時には、既に遅かった。
「ぎゃあぁ~っ」
男の悲鳴が上がり、声の主とヒソカを中心にして人の波が輪を作っていた。
「アーラ不思議♥腕が消えちゃった♠タネも仕掛も御座いません♠」
「お、オ、オ、オオレのォォ~」
ナマエが視認した時、男の両腕が消えていた。
「気をつけようね♦人にぶつかったら謝らなくちゃ♣」
ヒソカの言動から察するに、どうやらこちらへ戻って来る途中で、ヒソカは腕を無くした男にぶつかられただけのようだった。
上機嫌で戻って来たヒソカに、ナマエは顔を顰めた。
「ヒソカ」
「何だい?」
「あそこまでする必要ないでしょ」
「んー♦ボク機嫌が悪かったからつい、ね♣」
「ったく……次に機嫌悪くなったら、まずは私に言って」
「ナマエが鎮めてくれるのかい?」
「可能であれば、ね」
「♪」
ナマエの言葉に満足したのか、ヒソカはナマエを抱きしめていた。特に拒絶する事なく抱き締められているナマエは、ヒソカの背を子供をあやすかの様に優しく叩いた。
「ああ、そうだ♥」
良い事を思いついた、とでも言いた気にヒソカはナマエの首元に顔を移動させると、その首筋に舌を這わせる。
「……何する気?」
「虫除け♥」
言い終わると同時に、ナマエの首筋を強く吸うヒソカ。ピリッとした痛みを感じた直後、その痛みの元を一舐めしヒソカは離れた。
「うん♣ナマエの肌には、やっぱり赤が映えるね♥」
「っ…………」
『何しやがる!』と言葉を続けようとした時、地下道内をけたたましいベルの音が支配した。
「ボク、ギタラクルに言い忘れてた事があるからちょっと行ってくるよ♦ナマエは此処で大人しく待ってるんだよ♥」
そう言うとヒソカはナマエの頭を撫で、ついでとばかりにナマエの頬にキスを落とした。残されたナマエは溜息を漏らしつつ、ヒソカの背中を無言で見送った。
暫くしてヒソカがこちらに戻って来る姿を見つけたと思った時、事件は起こった。
最初に異変に気づいたのは【十六夜】だった。【十六夜】が小さく鳴くのと同時に、ヒソカから僅かに殺気が漏れた。
ヤバイ、と思い立ち上がった時には、既に遅かった。
「ぎゃあぁ~っ」
男の悲鳴が上がり、声の主とヒソカを中心にして人の波が輪を作っていた。
「アーラ不思議♥腕が消えちゃった♠タネも仕掛も御座いません♠」
「お、オ、オ、オオレのォォ~」
ナマエが視認した時、男の両腕が消えていた。
「気をつけようね♦人にぶつかったら謝らなくちゃ♣」
ヒソカの言動から察するに、どうやらこちらへ戻って来る途中で、ヒソカは腕を無くした男にぶつかられただけのようだった。
上機嫌で戻って来たヒソカに、ナマエは顔を顰めた。
「ヒソカ」
「何だい?」
「あそこまでする必要ないでしょ」
「んー♦ボク機嫌が悪かったからつい、ね♣」
「ったく……次に機嫌悪くなったら、まずは私に言って」
「ナマエが鎮めてくれるのかい?」
「可能であれば、ね」
「♪」
ナマエの言葉に満足したのか、ヒソカはナマエを抱きしめていた。特に拒絶する事なく抱き締められているナマエは、ヒソカの背を子供をあやすかの様に優しく叩いた。
「ああ、そうだ♥」
良い事を思いついた、とでも言いた気にヒソカはナマエの首元に顔を移動させると、その首筋に舌を這わせる。
「……何する気?」
「虫除け♥」
言い終わると同時に、ナマエの首筋を強く吸うヒソカ。ピリッとした痛みを感じた直後、その痛みの元を一舐めしヒソカは離れた。
「うん♣ナマエの肌には、やっぱり赤が映えるね♥」
「っ…………」
『何しやがる!』と言葉を続けようとした時、地下道内をけたたましいベルの音が支配した。