宴
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「ナマエはボクが初めて本気で好きになったコなんだ♦今までの様な軽い気持ちじゃない♣こんなに誰かを想った事は初めてなんだ♠」
「知っている。だからこそ、俺も邪魔する事を止めたんだ。お前は今までの【人間】とは違う。生半可な想いでは無い事を感じたからこそ、俺達はお前を認めたんだ。絶対にナマエを幸せにしろよ?ヒソカ」
「初めて――キミに名前で呼ばれたね♠」
【十夜】から名前で呼ばれたヒソカは目を瞠った。
あんなにも自身を毛嫌いしていた【十夜】から名前で呼ばれた事に、ヒソカには喜びを感じていた。
「認めた相手を名で呼んで何が悪い?俺達もナマエと同じだ。認めた相手のことは名で呼ぶ事にしている。それだけの事だ」
「さて、宴も酣だが改めて紹介しよう!この男がナマエの伴侶となる男――ヒソカだ!!」
【桜希】が声を張り上げると、それまで賑わっていた宴席が一気に静まり返りヒソカへと視線が集中した。
「いやいや、【桜希】ちょっと待ってよ!」
「なんだ?」
「さっきから【白夜】達もヒソカの事“伴侶”って言ってるけど、結婚するなんて一言も言ってないからね!?」
「何故だ?我等が認めたんだ。汝の伴侶はヒソカしかおらんだろう??」
さも不思議そうな顔をしながらナマエを見る【桜希】。
「ナマエはボクが相手じゃ不満なのかい?」
「不満とかそういうのは関係ない!話が早過ぎるんだよ!!なんなの、皆して!!!そんなに私を結婚させたいワケ!!?」
「当たり前じゃ。子仲をなすには早い方が良いじゃろう」
「お前ェ等は早くくっついて子を産み育てればいいんだよ。それがオレ等にとっても嬉しい事なんだからよ」
「だからって、なんでそうなるの!?私、そんな事一言も言ってないよね?!」
「ナマエ……♣」
「ヒソカはちょっと黙ってて!」
「ボクと結婚して」
「だから、ヒソカは黙っててって!……って、え?何言ってんの??頭沸いた???」
「至って正常だよ」
「ちょっ……ヒソカ?!」
「ボクと結婚して欲しい」
いつになく真剣な眼差しでナマエを見つめるヒソカ。
そんなヒソカの視線に、ナマエは顔に熱が集まって来るのを感じた。
「駄目かい?」
「えっと……その…………」
「答えは決まってんだろ?ナマエ」
言いながらニヤつく【杜樹】を睨みつけるナマエ。
しかし、追い打ちを掛けたのは【十夜】の一言だった。
「さっさと応えてやれ。お前の気持ちは俺達と違って、ヒソカには言葉で伝えなければ解らないんだからな」
「っ……よろしく…………お願いします」
小さな声で呟いたナマエの答えに、ヒソカは微笑んだ。
その光景を目にしたモノ達は、この上ない喜びを感じていた。
「【神子】様の誕生だけでも喜ばしい事なのに……まさか婚儀にまで立ち会えるとは!!」
「ちょっと待て、そこ!誰も今すぐ結婚するとは言ってないよ!?」
「急ぎ婚礼の準備をせねば!」
「だからなんでそうなるの?!」
「くくくッ。諦めろ、ナマエ」
「ささっ、【神子】様はこちらへ!」
「ちょっ……引っ張らないでよ!【姑獲鳥(ウブメ)】!!」
【杜樹】に『諦めろ』と言われても諦めきれないナマエの抵抗も虚しく、そのまま屋敷の奥へと連れ去られた。
「知っている。だからこそ、俺も邪魔する事を止めたんだ。お前は今までの【人間】とは違う。生半可な想いでは無い事を感じたからこそ、俺達はお前を認めたんだ。絶対にナマエを幸せにしろよ?ヒソカ」
「初めて――キミに名前で呼ばれたね♠」
【十夜】から名前で呼ばれたヒソカは目を瞠った。
あんなにも自身を毛嫌いしていた【十夜】から名前で呼ばれた事に、ヒソカには喜びを感じていた。
「認めた相手を名で呼んで何が悪い?俺達もナマエと同じだ。認めた相手のことは名で呼ぶ事にしている。それだけの事だ」
「さて、宴も酣だが改めて紹介しよう!この男がナマエの伴侶となる男――ヒソカだ!!」
【桜希】が声を張り上げると、それまで賑わっていた宴席が一気に静まり返りヒソカへと視線が集中した。
「いやいや、【桜希】ちょっと待ってよ!」
「なんだ?」
「さっきから【白夜】達もヒソカの事“伴侶”って言ってるけど、結婚するなんて一言も言ってないからね!?」
「何故だ?我等が認めたんだ。汝の伴侶はヒソカしかおらんだろう??」
さも不思議そうな顔をしながらナマエを見る【桜希】。
「ナマエはボクが相手じゃ不満なのかい?」
「不満とかそういうのは関係ない!話が早過ぎるんだよ!!なんなの、皆して!!!そんなに私を結婚させたいワケ!!?」
「当たり前じゃ。子仲をなすには早い方が良いじゃろう」
「お前ェ等は早くくっついて子を産み育てればいいんだよ。それがオレ等にとっても嬉しい事なんだからよ」
「だからって、なんでそうなるの!?私、そんな事一言も言ってないよね?!」
「ナマエ……♣」
「ヒソカはちょっと黙ってて!」
「ボクと結婚して」
「だから、ヒソカは黙っててって!……って、え?何言ってんの??頭沸いた???」
「至って正常だよ」
「ちょっ……ヒソカ?!」
「ボクと結婚して欲しい」
いつになく真剣な眼差しでナマエを見つめるヒソカ。
そんなヒソカの視線に、ナマエは顔に熱が集まって来るのを感じた。
「駄目かい?」
「えっと……その…………」
「答えは決まってんだろ?ナマエ」
言いながらニヤつく【杜樹】を睨みつけるナマエ。
しかし、追い打ちを掛けたのは【十夜】の一言だった。
「さっさと応えてやれ。お前の気持ちは俺達と違って、ヒソカには言葉で伝えなければ解らないんだからな」
「っ……よろしく…………お願いします」
小さな声で呟いたナマエの答えに、ヒソカは微笑んだ。
その光景を目にしたモノ達は、この上ない喜びを感じていた。
「【神子】様の誕生だけでも喜ばしい事なのに……まさか婚儀にまで立ち会えるとは!!」
「ちょっと待て、そこ!誰も今すぐ結婚するとは言ってないよ!?」
「急ぎ婚礼の準備をせねば!」
「だからなんでそうなるの?!」
「くくくッ。諦めろ、ナマエ」
「ささっ、【神子】様はこちらへ!」
「ちょっ……引っ張らないでよ!【姑獲鳥(ウブメ)】!!」
【杜樹】に『諦めろ』と言われても諦めきれないナマエの抵抗も虚しく、そのまま屋敷の奥へと連れ去られた。