真実
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
クロロとアベンガネがナマエを見つめると 、ナマエは不敵に笑った。
「我が声に応えよ……我が力に呼応せよ―― 出よ【黄龍】!!」
翳していたナマエの手が光り、その光を中心とし眩い空間が生み出された。
「なっ……」
「ナマエ!?何をする気だい?!」
「空気が――変わっただと!?」
あまりの眩しさにヒソカ達が目を眩ませていると、やがて遠くから鈴の音が聞こえ始めた 。
シャン………………
シャン…………
シャン……
《己が意思で余を喚ぶか――【神子】よ》
光が収まり声の方を見るヒソカ達3人。
「アレが……【黄龍】?」
「何なんだ――アイツは??」
「【魔獣】とは違う……かと言って、【精霊】でもない…………」
3人の目に飛び込んできたのは、黄金色に輝く小さな龍だった。
【黄龍】と呼ばれたその小さな龍は、体躯の割には大きな翼を持っていた。
《己が意思で余を喚ぶのは初めてだな、【神子】よ》
「【黄龍】……正式に貴女と【契約】したい!私の力となり、糧となって!!」
《何故余の力を求める?》
「皆を――家族を……いや、仲間を護る力が欲しい!今すぐに!!」
【虹蛇】から視線は外さず、ナマエは【黄龍】に乞うた。
「私には……今の私には皆を護れない…………だからっ!」
《大方察しはついた……そこの【エインガナ】に恐れを抱いたのであろう?》
《ほォ……【黄龍】殿の顔見知りだったのか》
【エインガナ】と呼ばれた【虹蛇】は、視線を【黄龍】へと移した。
《ただの【神子】かと思っておったが――貴殿が肩を持つのであれば……手加減はいらぬな!!》
《余はこの【神子】と【契約】してはおらぬ。単に余が“引き寄せた”に過ぎん》
《その様な屁理屈は要らぬ!我が森を穢した罪は償って貰うぞ!!》
【エインガナ】は【黄龍】に向かい、その牙を剥いた。
ナマエ達は皆思った。間違いなく殺される、と。
誰もがそう思い目を閉じた瞬間、空間の爆ぜる音が聞こえた。
《なっ……貴様……何をした!?》
ナマエが恐る恐る目を開けると、目の前には光り輝く女が立っていた。
「我等が【神子】を傷つけるモノは許さぬ―― 例えそれが余と同じ【神】だとしてもだ!! 」
女が手を翳すと、そこから光弾が生じ【エインガナ】へと向かって放たれた。
《あくまでも【人間】を庇う気か!?正気なのか?【黄龍】よ!!》
「ただの【人間】なら庇うものか……【神子】――ナマエだから庇うまでのことよ」
【黄龍】と呼ばれた女は眉を吊り上げて続けた。
「“引き寄せた”からには最期まで面倒を見るのも我等の使命……違うか?【エインガナ】よ」
光弾を放ち続けながら、【黄龍】はナマエ に向かい言葉を放った。
「ナマエよ、余の【真名(マナ)】を呼べ!そして命じよ!!」
「……」
「早う命じよ!!」
「…………理を壊せ!【桜希(オウキ)】!!」
「御意」
【黄龍】こと【桜希】は一度目を瞑ると、瞳の色を漆黒から黄金色へと変化させた。
「正式に【契約】を交わした余に勝てると思わぬことだな、【エインガナ】よ!!」
【桜希】は【エインガナ】に向かい突進していき、光り輝く薙刀をその手に現すとそのまま勢い良く振るった。
《たかが【黄龍】ごときに負けるか!》
【エインガナ】は【桜希】の攻撃を躱すと、その長い尾を振り回した。
「ッ……皆避けて!」
ナマエが叫ぶと、その数秒後には辺り一面の木が薙ぎ倒されていった。
「これはまた……ゾクゾクするねェ♥」
「あの化け物、予想以上に強いようだな」
「ヒッ……」
「余計な事は考えなくていい!今は自分の身を守る事に集中して!」
「キミはどうするんだい?ナマエ」
縦横無尽に振り回される【エインガナ】の尾を避けながら、ヒソカはナマエに問い質した。
「決まってるじゃない――【力】を解放する!」
「「「?」」」
ナマエの言葉に、その場にいた一同は意味が解らなかった。
「ナマエの名の元に命じる!【式鬼】よ!我に仇なすモノへ報いを!!」
ナマエが叫んだ瞬間、その身が光に包まれ 【式鬼】達が姿を現した。
「我が声に応えよ……我が力に呼応せよ―― 出よ【黄龍】!!」
翳していたナマエの手が光り、その光を中心とし眩い空間が生み出された。
「なっ……」
「ナマエ!?何をする気だい?!」
「空気が――変わっただと!?」
あまりの眩しさにヒソカ達が目を眩ませていると、やがて遠くから鈴の音が聞こえ始めた 。
シャン………………
シャン…………
シャン……
《己が意思で余を喚ぶか――【神子】よ》
光が収まり声の方を見るヒソカ達3人。
「アレが……【黄龍】?」
「何なんだ――アイツは??」
「【魔獣】とは違う……かと言って、【精霊】でもない…………」
3人の目に飛び込んできたのは、黄金色に輝く小さな龍だった。
【黄龍】と呼ばれたその小さな龍は、体躯の割には大きな翼を持っていた。
《己が意思で余を喚ぶのは初めてだな、【神子】よ》
「【黄龍】……正式に貴女と【契約】したい!私の力となり、糧となって!!」
《何故余の力を求める?》
「皆を――家族を……いや、仲間を護る力が欲しい!今すぐに!!」
【虹蛇】から視線は外さず、ナマエは【黄龍】に乞うた。
「私には……今の私には皆を護れない…………だからっ!」
《大方察しはついた……そこの【エインガナ】に恐れを抱いたのであろう?》
《ほォ……【黄龍】殿の顔見知りだったのか》
【エインガナ】と呼ばれた【虹蛇】は、視線を【黄龍】へと移した。
《ただの【神子】かと思っておったが――貴殿が肩を持つのであれば……手加減はいらぬな!!》
《余はこの【神子】と【契約】してはおらぬ。単に余が“引き寄せた”に過ぎん》
《その様な屁理屈は要らぬ!我が森を穢した罪は償って貰うぞ!!》
【エインガナ】は【黄龍】に向かい、その牙を剥いた。
ナマエ達は皆思った。間違いなく殺される、と。
誰もがそう思い目を閉じた瞬間、空間の爆ぜる音が聞こえた。
《なっ……貴様……何をした!?》
ナマエが恐る恐る目を開けると、目の前には光り輝く女が立っていた。
「我等が【神子】を傷つけるモノは許さぬ―― 例えそれが余と同じ【神】だとしてもだ!! 」
女が手を翳すと、そこから光弾が生じ【エインガナ】へと向かって放たれた。
《あくまでも【人間】を庇う気か!?正気なのか?【黄龍】よ!!》
「ただの【人間】なら庇うものか……【神子】――ナマエだから庇うまでのことよ」
【黄龍】と呼ばれた女は眉を吊り上げて続けた。
「“引き寄せた”からには最期まで面倒を見るのも我等の使命……違うか?【エインガナ】よ」
光弾を放ち続けながら、【黄龍】はナマエ に向かい言葉を放った。
「ナマエよ、余の【真名(マナ)】を呼べ!そして命じよ!!」
「……」
「早う命じよ!!」
「…………理を壊せ!【桜希(オウキ)】!!」
「御意」
【黄龍】こと【桜希】は一度目を瞑ると、瞳の色を漆黒から黄金色へと変化させた。
「正式に【契約】を交わした余に勝てると思わぬことだな、【エインガナ】よ!!」
【桜希】は【エインガナ】に向かい突進していき、光り輝く薙刀をその手に現すとそのまま勢い良く振るった。
《たかが【黄龍】ごときに負けるか!》
【エインガナ】は【桜希】の攻撃を躱すと、その長い尾を振り回した。
「ッ……皆避けて!」
ナマエが叫ぶと、その数秒後には辺り一面の木が薙ぎ倒されていった。
「これはまた……ゾクゾクするねェ♥」
「あの化け物、予想以上に強いようだな」
「ヒッ……」
「余計な事は考えなくていい!今は自分の身を守る事に集中して!」
「キミはどうするんだい?ナマエ」
縦横無尽に振り回される【エインガナ】の尾を避けながら、ヒソカはナマエに問い質した。
「決まってるじゃない――【力】を解放する!」
「「「?」」」
ナマエの言葉に、その場にいた一同は意味が解らなかった。
「ナマエの名の元に命じる!【式鬼】よ!我に仇なすモノへ報いを!!」
ナマエが叫んだ瞬間、その身が光に包まれ 【式鬼】達が姿を現した。