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「どうやって見つけたんだい?」
「教えるわけねェだろ、ボケ」
「そこの木陰にいるキミ!キミの能力かい?」
「誰か隠れてるね。出ておいでよ」
ヒソカとナマエの言葉に、マチとノブナガは驚いた。それでも、木陰に隠れている人物は動こうとしない。
「チッ、化けモンかてめェ等……!【円】を使ってるわけでもねェのに」
「自然の中で私を欺くのは無理だよ。全て【教えて】くれるから」
「くくくく、とっても楽しいバトルを終えたばかりでさ♥ボク、今感度ビンビンなんだよね……♪この猛りを静める為に、見ず知らずの人間なら壊してもいいかなって気分なんだけどね……?」
「くそっ」
「出といで!!」
ナマエとヒソカの言葉を聞いて諦めた2人は、隠れている人物に出てくる様促した。
「僕の【絶】、ヘタだった?」
木陰から出てきたのは、着物を着た小さな子供だった。
「いいえ、完璧だったわ」
「こいつ等の感覚がハンパねーだけだ。こいつは団員ナンバー4。つまり、てめーの抜け番だ」
「名前はカルト。どうやったかは言えない。でも、確かに僕の【能力】で見つけた」
「そ……♦キミも美味そうだ…………♥」
「……」
「気ィつけろ」
「アイツ何でもいけるから」
「ヒソカ、必ず成功させろよ」
「キミ達くどいね♠させるさ、ボクのためにね♦」
「本気で団長と戦う気?」
「もちろん♥マチはボクとクロロ、どっちに生き残って欲しい?」
「愚問ね。アンタはこの仕事が終わったら、すぐ死んでいいわよ」
「もしボクが、クロロを殺したら……?」
「あり得ないわね。でも、答えてあげる。どこまででも追いかけて、あたしがアンタを殺す」
「それいいね♦」
「……良くない」
「ん?」
「ヒソカに死なれたら、私が困るんだけど?」
言いながら、顔を顰めるナマエ。
そんなナマエを見て、ヒソカはクツクツと喉の奥で笑った。
「安心しなよ♣ボクがキミを残して死ぬわけがないだろう?」
ナマエの頭を優しく撫でながら、ヒソカは穏やかな顔をしていた。
「さぁ、【除念師】との交渉に行ってくるよ♠」
名残惜しそうにナマエの額にキスをすると、ヒソカは崖下にいる【除念師】の元へと行ってしまった。
「良かったのかい?」
「え?」
「アイツ1人で行かせて、良かったのかい?」
「あぁ……いいんだよ。どうせ止めたって聞くような人じゃないのは、マチさんも知ってるでしょ?」
半ば諦めた様に言うナマエを、マチは目を見開いて見ていた。
「ヒソカの【道】を邪魔したくない。それが私の本心だから」
儚く笑ってみせるナマエを、マチは心の何処かで羨ましく思っていた。
「ちゃんと【除念師】に『ウン』と言わせてきたよ♥」
褒めてとばかりにしゃがみながら言うヒソカの頭を撫でてやりながら、ナマエは『良かったね』と言った。
「これでクロロさんと戦えるね」
「うん♪」
ヒソカの頭を一頻り撫でてやると、やがて満足したヒソカは立ち上がってマチ達を見た。
「【除念師】の準備が出来次第、ボク等は此処を出るよ♠」
「そ。ナマエ、ちょっと来な」
「え?私?」
「いいから。ちょっとこっちに来な」
マチに呼ばれ、ナマエは頭に疑問符を浮かべながらヒソカを見た。
「行っておいでよ♦」
「……分かった」
少し離れた所にいるマチの所へ、ナマエは渋々歩き出した。
マチの元に着くと、マチはナマエの手を引いて更にヒソカから距離を取った。
「で、何ですかね?いきなり」
「アンタ、ヒソカの事本気なの?」
「……」
「どうなのさ?」
「……本気だったら、悪いの?」
強い意志の宿った双眼でマチを見つめるナマエ。そんな彼女を見て、マチは深い溜息を吐いた。
「あんなロクデナシと付き合ってても、アンタは幸せにはなれないよ」
「【幸せ】かどうかは、私が決める事。貴女に兎や角言われる筋合いはないはずですが?」
「……確かに、あたしが兎や角言う事じゃないね。けど――」
「反対されるのには慣れてる。それでも、私はヒソカが好きなんだ」
「教えるわけねェだろ、ボケ」
「そこの木陰にいるキミ!キミの能力かい?」
「誰か隠れてるね。出ておいでよ」
ヒソカとナマエの言葉に、マチとノブナガは驚いた。それでも、木陰に隠れている人物は動こうとしない。
「チッ、化けモンかてめェ等……!【円】を使ってるわけでもねェのに」
「自然の中で私を欺くのは無理だよ。全て【教えて】くれるから」
「くくくく、とっても楽しいバトルを終えたばかりでさ♥ボク、今感度ビンビンなんだよね……♪この猛りを静める為に、見ず知らずの人間なら壊してもいいかなって気分なんだけどね……?」
「くそっ」
「出といで!!」
ナマエとヒソカの言葉を聞いて諦めた2人は、隠れている人物に出てくる様促した。
「僕の【絶】、ヘタだった?」
木陰から出てきたのは、着物を着た小さな子供だった。
「いいえ、完璧だったわ」
「こいつ等の感覚がハンパねーだけだ。こいつは団員ナンバー4。つまり、てめーの抜け番だ」
「名前はカルト。どうやったかは言えない。でも、確かに僕の【能力】で見つけた」
「そ……♦キミも美味そうだ…………♥」
「……」
「気ィつけろ」
「アイツ何でもいけるから」
「ヒソカ、必ず成功させろよ」
「キミ達くどいね♠させるさ、ボクのためにね♦」
「本気で団長と戦う気?」
「もちろん♥マチはボクとクロロ、どっちに生き残って欲しい?」
「愚問ね。アンタはこの仕事が終わったら、すぐ死んでいいわよ」
「もしボクが、クロロを殺したら……?」
「あり得ないわね。でも、答えてあげる。どこまででも追いかけて、あたしがアンタを殺す」
「それいいね♦」
「……良くない」
「ん?」
「ヒソカに死なれたら、私が困るんだけど?」
言いながら、顔を顰めるナマエ。
そんなナマエを見て、ヒソカはクツクツと喉の奥で笑った。
「安心しなよ♣ボクがキミを残して死ぬわけがないだろう?」
ナマエの頭を優しく撫でながら、ヒソカは穏やかな顔をしていた。
「さぁ、【除念師】との交渉に行ってくるよ♠」
名残惜しそうにナマエの額にキスをすると、ヒソカは崖下にいる【除念師】の元へと行ってしまった。
「良かったのかい?」
「え?」
「アイツ1人で行かせて、良かったのかい?」
「あぁ……いいんだよ。どうせ止めたって聞くような人じゃないのは、マチさんも知ってるでしょ?」
半ば諦めた様に言うナマエを、マチは目を見開いて見ていた。
「ヒソカの【道】を邪魔したくない。それが私の本心だから」
儚く笑ってみせるナマエを、マチは心の何処かで羨ましく思っていた。
「ちゃんと【除念師】に『ウン』と言わせてきたよ♥」
褒めてとばかりにしゃがみながら言うヒソカの頭を撫でてやりながら、ナマエは『良かったね』と言った。
「これでクロロさんと戦えるね」
「うん♪」
ヒソカの頭を一頻り撫でてやると、やがて満足したヒソカは立ち上がってマチ達を見た。
「【除念師】の準備が出来次第、ボク等は此処を出るよ♠」
「そ。ナマエ、ちょっと来な」
「え?私?」
「いいから。ちょっとこっちに来な」
マチに呼ばれ、ナマエは頭に疑問符を浮かべながらヒソカを見た。
「行っておいでよ♦」
「……分かった」
少し離れた所にいるマチの所へ、ナマエは渋々歩き出した。
マチの元に着くと、マチはナマエの手を引いて更にヒソカから距離を取った。
「で、何ですかね?いきなり」
「アンタ、ヒソカの事本気なの?」
「……」
「どうなのさ?」
「……本気だったら、悪いの?」
強い意志の宿った双眼でマチを見つめるナマエ。そんな彼女を見て、マチは深い溜息を吐いた。
「あんなロクデナシと付き合ってても、アンタは幸せにはなれないよ」
「【幸せ】かどうかは、私が決める事。貴女に兎や角言われる筋合いはないはずですが?」
「……確かに、あたしが兎や角言う事じゃないね。けど――」
「反対されるのには慣れてる。それでも、私はヒソカが好きなんだ」