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「ボールの威力を殺さない様に、キルア君は自分の手を犠牲にしている。だから、ヒソカの右手とは比べ物にならない位の酷い怪我になってるはずだよ」
「小僧、球寄越せ」
ナマエたちが話しているのを聞きながら、【杜樹】はヒソカからボールを受け取った。
「球遊びはあまりやった事がないんだが……くたばりな!」
【杜樹】の投げたボールを受けたレイザーの【念獣】はアウトになった。
「やった!!」
「これで残るは……」
「タイム!審判……質問だ。内野の選手が自分の意志で外野に移動するのはアリか?」
「ルール上問題ありません……が、もう内野には戻れませんよ?」
「来てくれ」
ツェズゲラは何かを思いついたのか、ゴン達をコートの端に呼んだ。
「ゴン、お前が外野に来てくれればオレがボールを持てる!!キルアの両手はもうボロボロのはずだ。とてもしっかりとボールを押さえていられる状態じゃないだろう。オレならば体を覆うオーラの攻防力を超高速で移動させる事が出来る!オレがボールを持つから、外野からレイザーを仕留めるんだ。それしか勝つ方法はない……!」
「いや……駄目だな。【人間】にその役目は向かねェ。ガキの代わりなら、オレが務める。それが適任ってモンだ。だろ?ナマエ」
「……そうだね。けど、それで納得出来る?ゴン君、キルア君」
「出来ないな」
「うん」
「……な何が――何がダメだ!?」
「それじゃ逃げた事になる」
「なっ。もうそんな事言ってる場合じゃないだろ!?」
そこまで言うと、ツェズゲラは痛みで噎せてしまう。
「無理すんなよ、オッチャン。あんただって相当酷くやられてんだろ。オレならヘーキ。オッチャンが思ってる程痛んじゃいないぜ」
「ガキ……両手出せ」
「大丈夫だって」
「ビスケ!」
強がるキルアの右腕を、ビスケは強く引いてポケットから出させた。
「見ろっ、もう痛み以外の感覚すらあるまい!」
「……ガキが無茶しやがって」
「…………やれるさ。もう一球位なら大丈夫だよ。ゴン!オレやれるからな!!」
「無理だ!!ゴン!!お前からも言ってやれ!!」
「オレ……分かってたんだ」
「!?」
「キルアの手の事、分かってた。ツェズゲラさん達には悪いけど、オレ外野には行かない。球はキルアが持っててくれないと。キルアじゃなきゃダメなんだ。ビスケでもヒソカでも、多分オレは思いっきり撃てない。何も考えず球に集中して全力をぶつける事が出来るのは、キルアが球を持っていてくれるからなんだ」
強い意志の篭ったゴンの言葉に、誰も異議を唱える事が出来なくなった。
「……へへ。さ、解ったろ。オッチャンは戻って休んでな」
「……解ったよ。頼んだぞ」
「……ゴン。まさか忘れてねーだろな!?まずはあいつから球を捕り戻さなきゃ攻撃出来ねーんだぞ」
「もちろん!ちょっと……」
ゴンはキルアとヒソカを近くに呼び、何やら話しだした。
「……なる程、それは面白い♥」
「んー、けどちょっと自信ねーな……」
「そお?でもボクは是非やってみたいね♥」
「ったく、オメーはいっつもとんでもない事考えつくよな」
「へへへ、頼むよキルア」
「それでは試合を再開します!!」
「!?」
レイザーが指を鳴らすと、それまで外野にいたレイザーの【念獣】が消え、そのオーラがレイザーへと戻っていった。
「分散していたオーラを自身に戻した♦次が本当の全力というわけか♣」
「……フッ、まさかコレを使う事になるとはな」
「!!?」
「ボールを上に……」
「まさかありゃ」
「「バレーのスパイク!!?」
「おいっ、あっち!!」
観戦者の声にゴン達を見ると、3人が縦に並んでいた。
「「「ーーー!!!」」」
レイザーの放った球をゴンが止め、ヒソカが覆い、キルアが支えるという形で捕球を試みる3人。
「うおおおーおおおおお」
「止めたァー!!!」
無傷とはいかなかったが、なんとかボールをレイザーから奪ったゴン。
「小僧、球寄越せ」
ナマエたちが話しているのを聞きながら、【杜樹】はヒソカからボールを受け取った。
「球遊びはあまりやった事がないんだが……くたばりな!」
【杜樹】の投げたボールを受けたレイザーの【念獣】はアウトになった。
「やった!!」
「これで残るは……」
「タイム!審判……質問だ。内野の選手が自分の意志で外野に移動するのはアリか?」
「ルール上問題ありません……が、もう内野には戻れませんよ?」
「来てくれ」
ツェズゲラは何かを思いついたのか、ゴン達をコートの端に呼んだ。
「ゴン、お前が外野に来てくれればオレがボールを持てる!!キルアの両手はもうボロボロのはずだ。とてもしっかりとボールを押さえていられる状態じゃないだろう。オレならば体を覆うオーラの攻防力を超高速で移動させる事が出来る!オレがボールを持つから、外野からレイザーを仕留めるんだ。それしか勝つ方法はない……!」
「いや……駄目だな。【人間】にその役目は向かねェ。ガキの代わりなら、オレが務める。それが適任ってモンだ。だろ?ナマエ」
「……そうだね。けど、それで納得出来る?ゴン君、キルア君」
「出来ないな」
「うん」
「……な何が――何がダメだ!?」
「それじゃ逃げた事になる」
「なっ。もうそんな事言ってる場合じゃないだろ!?」
そこまで言うと、ツェズゲラは痛みで噎せてしまう。
「無理すんなよ、オッチャン。あんただって相当酷くやられてんだろ。オレならヘーキ。オッチャンが思ってる程痛んじゃいないぜ」
「ガキ……両手出せ」
「大丈夫だって」
「ビスケ!」
強がるキルアの右腕を、ビスケは強く引いてポケットから出させた。
「見ろっ、もう痛み以外の感覚すらあるまい!」
「……ガキが無茶しやがって」
「…………やれるさ。もう一球位なら大丈夫だよ。ゴン!オレやれるからな!!」
「無理だ!!ゴン!!お前からも言ってやれ!!」
「オレ……分かってたんだ」
「!?」
「キルアの手の事、分かってた。ツェズゲラさん達には悪いけど、オレ外野には行かない。球はキルアが持っててくれないと。キルアじゃなきゃダメなんだ。ビスケでもヒソカでも、多分オレは思いっきり撃てない。何も考えず球に集中して全力をぶつける事が出来るのは、キルアが球を持っていてくれるからなんだ」
強い意志の篭ったゴンの言葉に、誰も異議を唱える事が出来なくなった。
「……へへ。さ、解ったろ。オッチャンは戻って休んでな」
「……解ったよ。頼んだぞ」
「……ゴン。まさか忘れてねーだろな!?まずはあいつから球を捕り戻さなきゃ攻撃出来ねーんだぞ」
「もちろん!ちょっと……」
ゴンはキルアとヒソカを近くに呼び、何やら話しだした。
「……なる程、それは面白い♥」
「んー、けどちょっと自信ねーな……」
「そお?でもボクは是非やってみたいね♥」
「ったく、オメーはいっつもとんでもない事考えつくよな」
「へへへ、頼むよキルア」
「それでは試合を再開します!!」
「!?」
レイザーが指を鳴らすと、それまで外野にいたレイザーの【念獣】が消え、そのオーラがレイザーへと戻っていった。
「分散していたオーラを自身に戻した♦次が本当の全力というわけか♣」
「……フッ、まさかコレを使う事になるとはな」
「!!?」
「ボールを上に……」
「まさかありゃ」
「「バレーのスパイク!!?」
「おいっ、あっち!!」
観戦者の声にゴン達を見ると、3人が縦に並んでいた。
「「「ーーー!!!」」」
レイザーの放った球をゴンが止め、ヒソカが覆い、キルアが支えるという形で捕球を試みる3人。
「うおおおーおおおおお」
「止めたァー!!!」
無傷とはいかなかったが、なんとかボールをレイザーから奪ったゴン。