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「あと9人仲間が要るんだよね?」
「ああ。出来ればアンタ等みたく、カードに執着がない人物がいいんだが。誰か心当たりはないか?」
「んー、ないねェ♠みんな此処にクリア目的で来てるんだろう?ボク等みたいに酔狂なプレイヤーは少ないんじゃないの?ねェ?ナマエ♦」
「そうだね……悪いけど、心当たりはないな~」
「……ところで、さっき4人で飛んで来たのって誰かの能力かい?」
「ありゃこのゲームのスペルだよ」
「あー、あれがそうなんだ♣確か店で買わなくちゃいけないんだよね♦しかも何が出るか分からないってヤツ♣」
「ああ。40種もあるから目当てのカードを出すのも一苦労だ」
「そんなにあったんだ、スペルカードの種類……」
「何だ、アンタも知らなかったのか?」
「うん、まったく。それから、私は【アンタ】じゃなく【ナマエ】だから」
「あ……あぁ、悪い」
「貴方の名前は?」
「……ゴレイヌだ」
「そ。よろしくね、ゴレイヌさん」
綺麗に微笑みながら手を差し出すナマエを、ヒソカは快く思っていなかった。
「コラそこ!こんな事で一々苛つかないの!!」
「♣」
小高い丘を超えた所で、ヒソカの足が止まった。
「見えてきたよ♣【恋愛都市 アイアイ】♥」
そこから少し歩いた所で、【アイアイ】に足を踏み入れた一行。
「此処は色んな出会いが楽しめる街なんだ♥」
「きゃん!」
少女の声に、ゴン達は振り向いた。
「メガネ、メガネ」
「拾ってあげたら?知り合いになれるよ♥」
「「え」」
「ああいうベタな出会いがテンコ盛りの街なんだ♦あ、曲がり角気をつけて♣」
ヒソカの言葉が終わる前に、ゴレイヌは建物の角を曲がっていた。
「あイタ!」
そんなゴレイヌにぶつかった少女は尻もちをつき悪態をついた。
「ちょっとドコ見て歩いてんのよ!」
「ああ……スマン、大丈夫か?」
「ったく、気をつけてよね!きゃー!!遅刻しちゃう」
走って行く少女を見送ると、ヒソカはゴレイヌに注意した。
「ダメだよ謝っちゃ♠『そっちこそ気をつけろ』とか『お前の方からぶつかって来たんだろ』とか、口ゲンカしないと今のコとは知り合えないよ♠第一印象最悪の所から、徐々に仲良くなるキャラなんだから♦」
「確かにベタだ……」
その後も進む度に誰かがフラグに引っかかり、なかなか落ち着いて話を出来る状況ではない。
「ちょっと場所変えようぜ」
「そおかい?ココなら退屈せずに済むのに♠」
キルアに促され、街外れに場所を移動する事にした一行。
「あの城のお姫様と付き合うと、レアカードが貰えるらしい♣」
「……人を軟禁しといて、自分は楽しんでたんですか、そうですか」
「おや?ヤキモチかい?」
「いーや、呆れてるだけ」
「情報収集の一環なんだから、そんなに剥れるなよ♣」
「剥れてませーん」
ヒソカとの【アイアイ】での生活を思い出し、ナマエはゲンナリとしていた。
その時、今まで離れた所にいたゴンとキルアがやって来た。
「ヒソカのバインダーのリスト見せてよ」
「…………リスト?」
「バインダーには今まで遭ったプレイヤーのリストが記録されてるから、その中にツェズゲラって人がいるかどうか見て欲しいんだ」
「へェ……♦それは知らなかったな♥どうやって見ればいいんだい?」
「このカードを最後のページのとこに入れるだけ。そうすれば画面に名前が出てくるよ」
「ふーん♥」
ヒソカはゴンから1枚のカードを受け取った。
「【ブック】!!」
受け取ったカードをバインダーの最後のページにセットし、リストを表示させる。
「ツェズゲラ、ツェズゲラ…………ああ、いるね♣」
「ホント!?」
「うん♥ホラここ♦」
「どれどれ。あっあった!!」
【薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)】で細工をした画面を、ゴン達に見せるヒソカ。それに気付いていたのはナマエのみだった。
「ああ。出来ればアンタ等みたく、カードに執着がない人物がいいんだが。誰か心当たりはないか?」
「んー、ないねェ♠みんな此処にクリア目的で来てるんだろう?ボク等みたいに酔狂なプレイヤーは少ないんじゃないの?ねェ?ナマエ♦」
「そうだね……悪いけど、心当たりはないな~」
「……ところで、さっき4人で飛んで来たのって誰かの能力かい?」
「ありゃこのゲームのスペルだよ」
「あー、あれがそうなんだ♣確か店で買わなくちゃいけないんだよね♦しかも何が出るか分からないってヤツ♣」
「ああ。40種もあるから目当てのカードを出すのも一苦労だ」
「そんなにあったんだ、スペルカードの種類……」
「何だ、アンタも知らなかったのか?」
「うん、まったく。それから、私は【アンタ】じゃなく【ナマエ】だから」
「あ……あぁ、悪い」
「貴方の名前は?」
「……ゴレイヌだ」
「そ。よろしくね、ゴレイヌさん」
綺麗に微笑みながら手を差し出すナマエを、ヒソカは快く思っていなかった。
「コラそこ!こんな事で一々苛つかないの!!」
「♣」
小高い丘を超えた所で、ヒソカの足が止まった。
「見えてきたよ♣【恋愛都市 アイアイ】♥」
そこから少し歩いた所で、【アイアイ】に足を踏み入れた一行。
「此処は色んな出会いが楽しめる街なんだ♥」
「きゃん!」
少女の声に、ゴン達は振り向いた。
「メガネ、メガネ」
「拾ってあげたら?知り合いになれるよ♥」
「「え」」
「ああいうベタな出会いがテンコ盛りの街なんだ♦あ、曲がり角気をつけて♣」
ヒソカの言葉が終わる前に、ゴレイヌは建物の角を曲がっていた。
「あイタ!」
そんなゴレイヌにぶつかった少女は尻もちをつき悪態をついた。
「ちょっとドコ見て歩いてんのよ!」
「ああ……スマン、大丈夫か?」
「ったく、気をつけてよね!きゃー!!遅刻しちゃう」
走って行く少女を見送ると、ヒソカはゴレイヌに注意した。
「ダメだよ謝っちゃ♠『そっちこそ気をつけろ』とか『お前の方からぶつかって来たんだろ』とか、口ゲンカしないと今のコとは知り合えないよ♠第一印象最悪の所から、徐々に仲良くなるキャラなんだから♦」
「確かにベタだ……」
その後も進む度に誰かがフラグに引っかかり、なかなか落ち着いて話を出来る状況ではない。
「ちょっと場所変えようぜ」
「そおかい?ココなら退屈せずに済むのに♠」
キルアに促され、街外れに場所を移動する事にした一行。
「あの城のお姫様と付き合うと、レアカードが貰えるらしい♣」
「……人を軟禁しといて、自分は楽しんでたんですか、そうですか」
「おや?ヤキモチかい?」
「いーや、呆れてるだけ」
「情報収集の一環なんだから、そんなに剥れるなよ♣」
「剥れてませーん」
ヒソカとの【アイアイ】での生活を思い出し、ナマエはゲンナリとしていた。
その時、今まで離れた所にいたゴンとキルアがやって来た。
「ヒソカのバインダーのリスト見せてよ」
「…………リスト?」
「バインダーには今まで遭ったプレイヤーのリストが記録されてるから、その中にツェズゲラって人がいるかどうか見て欲しいんだ」
「へェ……♦それは知らなかったな♥どうやって見ればいいんだい?」
「このカードを最後のページのとこに入れるだけ。そうすれば画面に名前が出てくるよ」
「ふーん♥」
ヒソカはゴンから1枚のカードを受け取った。
「【ブック】!!」
受け取ったカードをバインダーの最後のページにセットし、リストを表示させる。
「ツェズゲラ、ツェズゲラ…………ああ、いるね♣」
「ホント!?」
「うん♥ホラここ♦」
「どれどれ。あっあった!!」
【薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)】で細工をした画面を、ゴン達に見せるヒソカ。それに気付いていたのはナマエのみだった。