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「大丈夫。それより――」
ナマエがヒソカに視線を送ると、ヒソカは見知らぬ少女に視線を移していた。
「キャー、イヤーン」
少女はヒソカと視線が合うと、急に恥ずかしがって走りだした。
「で、ボク……というよりクロロに何の用?」
「訊きたい事があるんだ。此処へ何しに来たの?」
「その前に……ヒソカ、服着て」
ナマエに促され、ヒソカは漸く服を着だした。
「ナマエさんも、何しに此処に来たの?」
「それはヒソカに訊いた方が早いよ」
ヒソカが着替え終わるのを待ち、出方を伺う事にしたナマエ。
「…………クロロを探してるんだ♦」
髪を掻き上げながら言うヒソカの言葉に、ゴンとキルアが緊張した事がナマエには手に取るように解った。
「クロロがクラピカにかけられた【念】……実は外す方法があるんだ♣」
「【除念】」
「何だ、知ってたのなら話が早い♦それをクロロに教えてやりたくて探してるんだけど、手掛かりが無くてね……♣そんな時、クモの何人かがこのゲームに興味を持ってた事を思い出した♦クモのメンバーなら、クロロの行き先に何か心当たりがあるんじゃないかと思ってさ♣この名前ならあっちからのアプローチも期待出来ると考えたわけだ♦」
ゴン達と向かい合って、ヒソカは続けた。
「ま……クロロは既に【除念】の事を知ってるかもしれないし……優秀な【除念師】は雪男より見つけるのが困難とされてるけど…………彼と闘う為にやれる事はやっておこうと思ってね♥」
「ナマエさんは?」
「ん?」
「ナマエさんはそれでいいの?」
「『いいの?』って……何が?」
「ヒソカがクロロと闘うんだよ?無傷じゃ済まないかもしれないんだよ?!」
「あぁ……その事か。私はヒソカが死なないって信じてるから」
ゴンの目を真っ直ぐに見つめ、ナマエは言い切った。
「さて……今度はこっちが訊く番……♣まさかその質問をする為だけに、此処へ来たわけじゃないだろ?」
「……」
「ううん、そうだよ」
「……」
ゴンの返答にヒソカは固まり、ナマエは笑いを堪えていた。
「“交信(コンタクト)”もあるのに、実際に会うって聞かねーんだコイツ」
「あの……実は私達出来るだけ強い人を探してるんです。仲間になって頂けませんか?」
少女の言葉に、ヒソカとナマエは顔を見合わせた。
「ん?良いけど、強い人を探してる理由は?」
「ちょっと待てよ。オレは反対だな。危険だぜ?」
「そーだよ。ビスケはあいつ知らねーから」
「あらそんな事ありませんわ。あの方には何か近しいモノを感じますもの」
ビスケと呼ばれた少女が事情を説明しだした。
すると、そこに今まで草むらに隠れていた【白夜】がやって来た。
「何の騒ぎじゃ?」
「【白夜】、遅かったね」
「「狐が……喋ってる?!」」
「あ、紹介するね。彼女は【白夜】。私の大事な【家族】」
「か……【家族】?!」
「凄い!ナマエさんの【家族】って凄いね!!」
驚くキルアとは対照的に、ゴンの瞳は輝いていた。
「煩い童共じゃ……」
眉間に皺を寄せる【白夜】を見て、ビスケは呟いた。
「……【神獣(シンジュウ)】」
「何ぞ?その名で呼ばれるのは実に久しいわ」
「何故【神獣】がこんな所に?」
「我が子の傍にいてはおかしいかえ?」
「『我が子』?」
「ナマエは我が育てた。故に傍におる。おかしいかえ?」
「【神獣】が【人間】の子を育てた?そんな……前例がない事を!?」
ビスケが驚いていると、【白夜】は鼻で笑った。
「フンッ……【人間】共の常識で我等を語るでないわ」
それだけ言うと、【白夜】は黙りこんでしまった。
荷物を片付けたナマエとヒソカは、ゴン達と共にまた【アイアイ】へと向けて歩き出した。
いつもの奇術師メイクになったヒソカは、ゴンとキルアに奇怪な視線を送っていた。
そんなヒソカの視線に気づき、キルアが叫んだ。
「オイ、ちょっと前歩けよ!」
キルアに促され、ヒソカはナマエを伴って2人よりも前に出た。
ナマエがヒソカに視線を送ると、ヒソカは見知らぬ少女に視線を移していた。
「キャー、イヤーン」
少女はヒソカと視線が合うと、急に恥ずかしがって走りだした。
「で、ボク……というよりクロロに何の用?」
「訊きたい事があるんだ。此処へ何しに来たの?」
「その前に……ヒソカ、服着て」
ナマエに促され、ヒソカは漸く服を着だした。
「ナマエさんも、何しに此処に来たの?」
「それはヒソカに訊いた方が早いよ」
ヒソカが着替え終わるのを待ち、出方を伺う事にしたナマエ。
「…………クロロを探してるんだ♦」
髪を掻き上げながら言うヒソカの言葉に、ゴンとキルアが緊張した事がナマエには手に取るように解った。
「クロロがクラピカにかけられた【念】……実は外す方法があるんだ♣」
「【除念】」
「何だ、知ってたのなら話が早い♦それをクロロに教えてやりたくて探してるんだけど、手掛かりが無くてね……♣そんな時、クモの何人かがこのゲームに興味を持ってた事を思い出した♦クモのメンバーなら、クロロの行き先に何か心当たりがあるんじゃないかと思ってさ♣この名前ならあっちからのアプローチも期待出来ると考えたわけだ♦」
ゴン達と向かい合って、ヒソカは続けた。
「ま……クロロは既に【除念】の事を知ってるかもしれないし……優秀な【除念師】は雪男より見つけるのが困難とされてるけど…………彼と闘う為にやれる事はやっておこうと思ってね♥」
「ナマエさんは?」
「ん?」
「ナマエさんはそれでいいの?」
「『いいの?』って……何が?」
「ヒソカがクロロと闘うんだよ?無傷じゃ済まないかもしれないんだよ?!」
「あぁ……その事か。私はヒソカが死なないって信じてるから」
ゴンの目を真っ直ぐに見つめ、ナマエは言い切った。
「さて……今度はこっちが訊く番……♣まさかその質問をする為だけに、此処へ来たわけじゃないだろ?」
「……」
「ううん、そうだよ」
「……」
ゴンの返答にヒソカは固まり、ナマエは笑いを堪えていた。
「“交信(コンタクト)”もあるのに、実際に会うって聞かねーんだコイツ」
「あの……実は私達出来るだけ強い人を探してるんです。仲間になって頂けませんか?」
少女の言葉に、ヒソカとナマエは顔を見合わせた。
「ん?良いけど、強い人を探してる理由は?」
「ちょっと待てよ。オレは反対だな。危険だぜ?」
「そーだよ。ビスケはあいつ知らねーから」
「あらそんな事ありませんわ。あの方には何か近しいモノを感じますもの」
ビスケと呼ばれた少女が事情を説明しだした。
すると、そこに今まで草むらに隠れていた【白夜】がやって来た。
「何の騒ぎじゃ?」
「【白夜】、遅かったね」
「「狐が……喋ってる?!」」
「あ、紹介するね。彼女は【白夜】。私の大事な【家族】」
「か……【家族】?!」
「凄い!ナマエさんの【家族】って凄いね!!」
驚くキルアとは対照的に、ゴンの瞳は輝いていた。
「煩い童共じゃ……」
眉間に皺を寄せる【白夜】を見て、ビスケは呟いた。
「……【神獣(シンジュウ)】」
「何ぞ?その名で呼ばれるのは実に久しいわ」
「何故【神獣】がこんな所に?」
「我が子の傍にいてはおかしいかえ?」
「『我が子』?」
「ナマエは我が育てた。故に傍におる。おかしいかえ?」
「【神獣】が【人間】の子を育てた?そんな……前例がない事を!?」
ビスケが驚いていると、【白夜】は鼻で笑った。
「フンッ……【人間】共の常識で我等を語るでないわ」
それだけ言うと、【白夜】は黙りこんでしまった。
荷物を片付けたナマエとヒソカは、ゴン達と共にまた【アイアイ】へと向けて歩き出した。
いつもの奇術師メイクになったヒソカは、ゴンとキルアに奇怪な視線を送っていた。
そんなヒソカの視線に気づき、キルアが叫んだ。
「オイ、ちょっと前歩けよ!」
キルアに促され、ヒソカはナマエを伴って2人よりも前に出た。