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「へへへ。また目的が変わっちまったな。ま……これ以上の変更はないがな。他の連中も呼び寄せようぜ!」
「そうだな。総力で【除念師】を探そう」
「上手くそいつを探しだせたら、何も言わず自称クロロに引き渡せばいいわけだ」
「ちょっと訂正があるね♥」
それまで木陰に隠れていたヒソカが動いた。ナマエは慌ててその後を追う。
「まさか……!!」
「♣」
「「「「ヒソカ!!!ナマエも!!?」」」」
「クロロの名前を使ったのは、ボクのアイディアさ♦プレイヤーの名前入力が自由に出来るなんて、ゲームの中に入って初めて知ったからね♥褒めてくれよ?そのおかげでボクの言いたい事、上手く伝わっただろ?」
「おいてめェ!!滅多な事ベラベラ喋るんじゃねェ……!!てめェはてめェで、黙ってやるべき事をやれ」
一触即発の空気に、ナマエは身構えた。
「大丈夫だよ、ナマエ。いくらフィンクスでも、ここでヒソカと戦ったりしないから」
ナマエに気付いたシャルナークが、落ち着かせる様に言った。
「でも……」
「大丈夫。オレ達を信じて」
シャルナークの言葉に、ナマエは臨戦態勢を解いた。
「薄々てめェの動機も判る……!!ここでぶっ殺しておきたいとこだが……団長に任せるぜ」
「くくく♠ま……何かあったら“交信(コンタクト)”で連絡してくれよ♦ボクもニュースがあったら知らせるから♣じゃあね♥」
『行くよ、ナマエ♥』とナマエの手を引きながら、ヒソカはまた森の中へと入っていった。
「ちょっ……ヒソカ!痛いって!!」
力の加減をせずにナマエの腕を引いていたヒソカは、言われるまでその事に気付かなかった。
「ゴメン♣ちょっと考え事してたから♦」
「考え事?」
ヒソカに離されたナマエの手首は赤くなっていた。
その手首を擦っていると、ヒソカが心配そうに見てきた。
「赤くなっちゃったね♣」
「いいよ。この位、直ぐに治るから。それより、考え事って何?」
「ああ……この後何処に行こうかなって思ってね♠」
「で?何処に行くの?」
「何処か面白そうな所知らないかい?」
「んー……」
ナマエは少し考えると、何かを思いついたように声を上げた。
「街にいた人が言ってた場所がある!」
「街にいた人?」
「うん。買い物してる時に、【アイアイ】って街がこの先にあるって聞いたんだ」
「へェ♦なら、そこに行ってみようか♠」
近くの町で【アイアイ】への行き方を確認し、2人は【アイアイ】へ向かい歩き出した。
野宿しながら進むこと数日。2人は【恋愛都市アイアイ】へと辿り着いた。
「変わった街だね♠」
「そだね。何でも、疑似恋愛が楽しめるらしいよ」
「疑似恋愛、ねェ……ナマエはボクとの関係に飽きたの?」
「は?」
「疑似恋愛がしたいんだろ?」
「……何でそういう話になるワケ?」
「だって、ボクがいるのに『面白そうな所』で此処を選んだじゃないか♣」
拗ねた様に言うヒソカにポカンとしながら、ナマエはただその顔を見つめていた。
「ボクと付き合う事に飽きちゃったのかい?」
「いやいやいや……リアルと擬似恋愛は別物だからね?!」
「別物?」
「そう!まったくの別物!!」
「……それって、ボクじゃ満足出来てないって事だよね?」
「何でそうなるかなぁ……」
落ち込みながらヒソカの言葉を聞いているナマエだが、そんな事を知らないヒソカは追い打ちを掛けた。
「どうすれば、ナマエはボクだけで満足してくれるんだい?」
「……現実的に考えようか、ヒソカさん」
「ん?」
「リアルな彼氏には求められないモノを疑似恋愛に求めてるだけなんですよ、一般的に」
「ふーん……例えば?」
「そうだな。総力で【除念師】を探そう」
「上手くそいつを探しだせたら、何も言わず自称クロロに引き渡せばいいわけだ」
「ちょっと訂正があるね♥」
それまで木陰に隠れていたヒソカが動いた。ナマエは慌ててその後を追う。
「まさか……!!」
「♣」
「「「「ヒソカ!!!ナマエも!!?」」」」
「クロロの名前を使ったのは、ボクのアイディアさ♦プレイヤーの名前入力が自由に出来るなんて、ゲームの中に入って初めて知ったからね♥褒めてくれよ?そのおかげでボクの言いたい事、上手く伝わっただろ?」
「おいてめェ!!滅多な事ベラベラ喋るんじゃねェ……!!てめェはてめェで、黙ってやるべき事をやれ」
一触即発の空気に、ナマエは身構えた。
「大丈夫だよ、ナマエ。いくらフィンクスでも、ここでヒソカと戦ったりしないから」
ナマエに気付いたシャルナークが、落ち着かせる様に言った。
「でも……」
「大丈夫。オレ達を信じて」
シャルナークの言葉に、ナマエは臨戦態勢を解いた。
「薄々てめェの動機も判る……!!ここでぶっ殺しておきたいとこだが……団長に任せるぜ」
「くくく♠ま……何かあったら“交信(コンタクト)”で連絡してくれよ♦ボクもニュースがあったら知らせるから♣じゃあね♥」
『行くよ、ナマエ♥』とナマエの手を引きながら、ヒソカはまた森の中へと入っていった。
「ちょっ……ヒソカ!痛いって!!」
力の加減をせずにナマエの腕を引いていたヒソカは、言われるまでその事に気付かなかった。
「ゴメン♣ちょっと考え事してたから♦」
「考え事?」
ヒソカに離されたナマエの手首は赤くなっていた。
その手首を擦っていると、ヒソカが心配そうに見てきた。
「赤くなっちゃったね♣」
「いいよ。この位、直ぐに治るから。それより、考え事って何?」
「ああ……この後何処に行こうかなって思ってね♠」
「で?何処に行くの?」
「何処か面白そうな所知らないかい?」
「んー……」
ナマエは少し考えると、何かを思いついたように声を上げた。
「街にいた人が言ってた場所がある!」
「街にいた人?」
「うん。買い物してる時に、【アイアイ】って街がこの先にあるって聞いたんだ」
「へェ♦なら、そこに行ってみようか♠」
近くの町で【アイアイ】への行き方を確認し、2人は【アイアイ】へ向かい歩き出した。
野宿しながら進むこと数日。2人は【恋愛都市アイアイ】へと辿り着いた。
「変わった街だね♠」
「そだね。何でも、疑似恋愛が楽しめるらしいよ」
「疑似恋愛、ねェ……ナマエはボクとの関係に飽きたの?」
「は?」
「疑似恋愛がしたいんだろ?」
「……何でそういう話になるワケ?」
「だって、ボクがいるのに『面白そうな所』で此処を選んだじゃないか♣」
拗ねた様に言うヒソカにポカンとしながら、ナマエはただその顔を見つめていた。
「ボクと付き合う事に飽きちゃったのかい?」
「いやいやいや……リアルと擬似恋愛は別物だからね?!」
「別物?」
「そう!まったくの別物!!」
「……それって、ボクじゃ満足出来てないって事だよね?」
「何でそうなるかなぁ……」
落ち込みながらヒソカの言葉を聞いているナマエだが、そんな事を知らないヒソカは追い打ちを掛けた。
「どうすれば、ナマエはボクだけで満足してくれるんだい?」
「……現実的に考えようか、ヒソカさん」
「ん?」
「リアルな彼氏には求められないモノを疑似恋愛に求めてるだけなんですよ、一般的に」
「ふーん……例えば?」