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「何を探してるんだい?」
「着替え。時間掛かりそうだから、1時間後に入り口集合でいい?」
「……」
「嫌そうだね」
「ボク、今はナマエと離れたくないんだけど♣」
「『今は』じゃなく、『ずっと』でしょ?ヒソカの場合は……」
げんなりしながら言うナマエに対して、ヒソカは不満顔を変える事はなかった。
「ヒソカがいると、買いたくても買えない物とかあるんだけど?」
「ふーん……例えば?」
「……下着」
「何だ、そんな事か♠ボクが選んであげるのに♥」
「そういうのをお断りって言ってるの!とにかく、1時間後に集合!!じゃあね!!!」
ヒソカの言葉を待たずに、ナマエは早足でその場を去った。
きっかり1時間後。ナマエは買った物をバインダーへ収めて集合場所であるデパートの入口へと戻ってきていた。
「ごめん、ヒソカ!」
ナマエが時間きっかりに戻ってきたのに対し、ヒソカは既にそこにいたのだった。
「待たせちゃった?」
「いいや♦ボクもさっき戻ってきたところさ♥」
駆け足で駆け寄ってくる愛しい恋人の姿に、ヒソカの頬は自然と緩んでいた。
「何か良い事でもあったの?」
「どうしてだい?」
「笑ってるから」
ナマエの言葉に、更に笑みが深まるヒソカ。
「ナマエがちゃんと戻って来てくれたからね♠」
『それが嬉しいのさ♥』と言いながら、ヒソカは徐ろにナマエの手を取り歩き出した。
「今更ヒソカから逃げようなんて思わないんだけど……」
「ボクもナマエが逃げるとは思ってないよ?ただ、トラブルに巻き込まれてなかったか心配だっただけさ♣」
「トラブルって……子供じゃないんだから」
ヒソカの言葉に、ナマエは苦笑するしかなかった。
そんなナマエを特に気にするでもなく、ヒソカは1軒のカフェの前で足を止めた。
「ん?どうしたの?」
「んー……♠ちょっと休んでいこうか♦」
ヒソカからの思わぬ提案にキョトンとしているナマエの手を引き、ヒソカはそのままカフェへと入っていった。
それぞれ飲み物を注文すると、ヒソカはナマエの顔をジッと見つめた。
「なに?何か付いてる?」
「いや……久々にナマエとゆっくり出来るかなって思ってね♥」
「ゆっくり?【除念師】探しは?」
キョトンとしているナマエを見て、ヒソカは喉の奥で笑った。
「それこそゆっくりでいいんだ♠優秀な【除念師】は、そうそう簡単には見付からないからね♣」
『だから、今はキミとの時間を楽しみたいんだ♥』と言いながら、ヒソカは綺麗に微笑んだ。
やがて注文した飲み物が運ばれてきた。
他愛もない話をしながら、飲み物を口にする2人。
ナマエが話す何でも無い事でも、ヒソカは相槌を打ってきちんと聴いていた。
日も暮れてきた頃、2人は漸くその重い腰を上げた。
「さァ、そろそろ行こうか♦」
ヒソカに促され立ち上がったナマエは、そのままヒソカにエスコートされる様にカフェを出た。
カフェを出て歩く事十数分。部屋を取っていた宿屋に着いた2人。
部屋に入った途端に、ヒソカはナマエを抱き締めていた。
「……なに?」
「ねェ……いいだろ?」
「駄目。洗濯してシャワー浴びたい」
「そんなの、後でもいいじゃないか♣」
「ヒソカの我儘に付き合ってたら、絶対に洗濯させて貰えないじゃない」
「そんな事ないさ♠」
「いーや、あるね。今回ばかりは私の意見を通すよ」
ナマエはヒソカの腕の中から抜け出し、さっさと洗濯をしに向かった。
そんなナマエの後ろ姿を見て、ヒソカはクツリと妖しく笑う。
脱衣所にある備え付けの洗濯機に買ってきた着替えと着ていた服を放り込み、スイッチを入れたナマエ。そのままシャワーを浴びていると、不意に脱衣所に気配が移動してきた。
「……まさか」
「入るよ、ナマエ♥」
嫌な予感が的中し、ナマエの返事を待たずにヒソカがバスルームへと入ってきた。
「マジかよ……」
「ん?どうしたんだい?」
「何でも御座いません……もう出るから、ヒソカはごゆっくりどうぞー」
「着替え。時間掛かりそうだから、1時間後に入り口集合でいい?」
「……」
「嫌そうだね」
「ボク、今はナマエと離れたくないんだけど♣」
「『今は』じゃなく、『ずっと』でしょ?ヒソカの場合は……」
げんなりしながら言うナマエに対して、ヒソカは不満顔を変える事はなかった。
「ヒソカがいると、買いたくても買えない物とかあるんだけど?」
「ふーん……例えば?」
「……下着」
「何だ、そんな事か♠ボクが選んであげるのに♥」
「そういうのをお断りって言ってるの!とにかく、1時間後に集合!!じゃあね!!!」
ヒソカの言葉を待たずに、ナマエは早足でその場を去った。
きっかり1時間後。ナマエは買った物をバインダーへ収めて集合場所であるデパートの入口へと戻ってきていた。
「ごめん、ヒソカ!」
ナマエが時間きっかりに戻ってきたのに対し、ヒソカは既にそこにいたのだった。
「待たせちゃった?」
「いいや♦ボクもさっき戻ってきたところさ♥」
駆け足で駆け寄ってくる愛しい恋人の姿に、ヒソカの頬は自然と緩んでいた。
「何か良い事でもあったの?」
「どうしてだい?」
「笑ってるから」
ナマエの言葉に、更に笑みが深まるヒソカ。
「ナマエがちゃんと戻って来てくれたからね♠」
『それが嬉しいのさ♥』と言いながら、ヒソカは徐ろにナマエの手を取り歩き出した。
「今更ヒソカから逃げようなんて思わないんだけど……」
「ボクもナマエが逃げるとは思ってないよ?ただ、トラブルに巻き込まれてなかったか心配だっただけさ♣」
「トラブルって……子供じゃないんだから」
ヒソカの言葉に、ナマエは苦笑するしかなかった。
そんなナマエを特に気にするでもなく、ヒソカは1軒のカフェの前で足を止めた。
「ん?どうしたの?」
「んー……♠ちょっと休んでいこうか♦」
ヒソカからの思わぬ提案にキョトンとしているナマエの手を引き、ヒソカはそのままカフェへと入っていった。
それぞれ飲み物を注文すると、ヒソカはナマエの顔をジッと見つめた。
「なに?何か付いてる?」
「いや……久々にナマエとゆっくり出来るかなって思ってね♥」
「ゆっくり?【除念師】探しは?」
キョトンとしているナマエを見て、ヒソカは喉の奥で笑った。
「それこそゆっくりでいいんだ♠優秀な【除念師】は、そうそう簡単には見付からないからね♣」
『だから、今はキミとの時間を楽しみたいんだ♥』と言いながら、ヒソカは綺麗に微笑んだ。
やがて注文した飲み物が運ばれてきた。
他愛もない話をしながら、飲み物を口にする2人。
ナマエが話す何でも無い事でも、ヒソカは相槌を打ってきちんと聴いていた。
日も暮れてきた頃、2人は漸くその重い腰を上げた。
「さァ、そろそろ行こうか♦」
ヒソカに促され立ち上がったナマエは、そのままヒソカにエスコートされる様にカフェを出た。
カフェを出て歩く事十数分。部屋を取っていた宿屋に着いた2人。
部屋に入った途端に、ヒソカはナマエを抱き締めていた。
「……なに?」
「ねェ……いいだろ?」
「駄目。洗濯してシャワー浴びたい」
「そんなの、後でもいいじゃないか♣」
「ヒソカの我儘に付き合ってたら、絶対に洗濯させて貰えないじゃない」
「そんな事ないさ♠」
「いーや、あるね。今回ばかりは私の意見を通すよ」
ナマエはヒソカの腕の中から抜け出し、さっさと洗濯をしに向かった。
そんなナマエの後ろ姿を見て、ヒソカはクツリと妖しく笑う。
脱衣所にある備え付けの洗濯機に買ってきた着替えと着ていた服を放り込み、スイッチを入れたナマエ。そのままシャワーを浴びていると、不意に脱衣所に気配が移動してきた。
「……まさか」
「入るよ、ナマエ♥」
嫌な予感が的中し、ナマエの返事を待たずにヒソカがバスルームへと入ってきた。
「マジかよ……」
「ん?どうしたんだい?」
「何でも御座いません……もう出るから、ヒソカはごゆっくりどうぞー」