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自分の思考に驚いた様に言うヒソカに、ナマエは苦笑するしかなかった。
山賊に襲われる事もなく山を超えると、目の前には岩石地帯が広がっていた。
「山に比べるとマシだけど……不意打ちには持って来いの場所だね」
「そうだね♥」
山から岩石地帯へと足を踏み入れ、辺りを見回している時だった。
いきなり岩陰から巨大な1つ目の巨人が団体で現れたのだ。
「これも……モンスター?」
「そうみたいだね♠」
小声でヒソカと話していると、巨人が襲いかかってきた。
「うわっ……危ないなぁ」
ドゴ!!っという音を響かせ、巨人が持っている武器が地面にめり込んだ。
「大地よ!敵の動きを封じよ!!」
ナマエが【空の境界(リアルワールド)】を発動し、地面に向かって叫んだ。
すると、地面のあちこちで唸る様な音を響かせながら地形が変化していく。最初は小さく隆起した地面だが、やがて巨人の足元を覆うように小高い丘並みの大きさへと変わっていった。
いきなり変わった地形で思う様に動けなくなった巨人は、その場で持っている武器を振り回すだけとなっていた。
「生物共通の弱点……それは目!」
自分の数十倍はあろう巨人に向かい、ナマエはその巨大な目を苦無で射抜いた。
「ゲームのモンスターでも、目をヤられるのは弱いみたいだね!」
楽しそうにカードとなった巨人をバインダーに収めると、ナマエは地面に落ちた苦無を回収し残っている巨人を仰ぎ見た。
「屠れ!【十六夜(イザヨイ)】!!」
ナマエが叫ぶと、その手には突如として現れた和弓が握られていた。
「私達を襲った事が運の尽き。大人しくカードになるんだね!」
言いながらも、ナマエは残っている巨人達に向かって弓を射る。
それに倣って、ヒソカはどこからともなく取り出したトランプで巨人の目を斬りつけた。
モノの数分で巨人達は全てカードに変わり、その全てをバインダーへと収めようとするナマエ。
「全てのカードを回収してたら、直ぐにポケットが埋まっちゃうよ♣」
ヒソカの言葉にポケット数に制限がある事を思い出したナマエは、最初に入れた1枚を残して他はバインダーから抜き取った。
「そう言えばさ」
「ん?」
「何でプレイヤー名をクロロさんにしたの?」
「あぁ、その事か♦悪巧みだよ♥」
ずっと気になっていた事をヒソカに訊いてみるが、ヒソカから返ってきた言葉は答えになっていなかった。その事にナマエは剥れたが、ヒソカはそんなナマエを愛おしそうに見ているだけだった。
襲い来るモンスターを全て撃退し、2人は岩石地帯を抜けた。
岩石地帯から数十分歩いた所で、キャンプ場の様な町に到着した。
「ここで休むかい?」
「ううん。まだ大丈夫」
ナマエはヒソカの提案を拒否し、そのまま先を急いだ。
次の町は無人だった。その無人の町を通り過ぎると、ショップの店主が言っていた湖に出た。
湖を見ながらひたすら進む事数時間。森の向こうに、奇妙な球体が浮かぶ街へと辿り着いた。
「ここが【マサドラ】、かな」
「みたいだね♠」
「じゃ、ここで宿取って休もうか」
街の住人に宿屋の場所を訊き、部屋を取ったナマエはそのまま買い物へと出掛けようとした。
「おや……♣部屋には行かないのかい?」
「先に買い物済ませちゃおうかと思ってね。荷物持ってるわけじゃないしさ」
ヒソカが不思議そうに訊くと、当たり前の様に答えた#NAME1##。
「買い物、かい?」
「うん。着替えとか一切無いでしょ?」
「なる程♦そう言えば、さっきデパートの場所も訊いてたね♠」
「そーいう事。ヒソカはどうする?疲れてるなら部屋で休んでてもいいけど」
「ボクがナマエを1人で行かせると思ってるのかい?」
「だよねー……」
嫌な予感が頭を過るが、考えない様にしてヒソカと連れ立って買い物へと向かったナマエ。
街の中で一際大きな建物、それがこの街のデパートだった。
中に入ると、商品は全てカード化されていた。ナマエはそのカード化された商品を見回しながら、目当ての物を探して歩き出す。
山賊に襲われる事もなく山を超えると、目の前には岩石地帯が広がっていた。
「山に比べるとマシだけど……不意打ちには持って来いの場所だね」
「そうだね♥」
山から岩石地帯へと足を踏み入れ、辺りを見回している時だった。
いきなり岩陰から巨大な1つ目の巨人が団体で現れたのだ。
「これも……モンスター?」
「そうみたいだね♠」
小声でヒソカと話していると、巨人が襲いかかってきた。
「うわっ……危ないなぁ」
ドゴ!!っという音を響かせ、巨人が持っている武器が地面にめり込んだ。
「大地よ!敵の動きを封じよ!!」
ナマエが【空の境界(リアルワールド)】を発動し、地面に向かって叫んだ。
すると、地面のあちこちで唸る様な音を響かせながら地形が変化していく。最初は小さく隆起した地面だが、やがて巨人の足元を覆うように小高い丘並みの大きさへと変わっていった。
いきなり変わった地形で思う様に動けなくなった巨人は、その場で持っている武器を振り回すだけとなっていた。
「生物共通の弱点……それは目!」
自分の数十倍はあろう巨人に向かい、ナマエはその巨大な目を苦無で射抜いた。
「ゲームのモンスターでも、目をヤられるのは弱いみたいだね!」
楽しそうにカードとなった巨人をバインダーに収めると、ナマエは地面に落ちた苦無を回収し残っている巨人を仰ぎ見た。
「屠れ!【十六夜(イザヨイ)】!!」
ナマエが叫ぶと、その手には突如として現れた和弓が握られていた。
「私達を襲った事が運の尽き。大人しくカードになるんだね!」
言いながらも、ナマエは残っている巨人達に向かって弓を射る。
それに倣って、ヒソカはどこからともなく取り出したトランプで巨人の目を斬りつけた。
モノの数分で巨人達は全てカードに変わり、その全てをバインダーへと収めようとするナマエ。
「全てのカードを回収してたら、直ぐにポケットが埋まっちゃうよ♣」
ヒソカの言葉にポケット数に制限がある事を思い出したナマエは、最初に入れた1枚を残して他はバインダーから抜き取った。
「そう言えばさ」
「ん?」
「何でプレイヤー名をクロロさんにしたの?」
「あぁ、その事か♦悪巧みだよ♥」
ずっと気になっていた事をヒソカに訊いてみるが、ヒソカから返ってきた言葉は答えになっていなかった。その事にナマエは剥れたが、ヒソカはそんなナマエを愛おしそうに見ているだけだった。
襲い来るモンスターを全て撃退し、2人は岩石地帯を抜けた。
岩石地帯から数十分歩いた所で、キャンプ場の様な町に到着した。
「ここで休むかい?」
「ううん。まだ大丈夫」
ナマエはヒソカの提案を拒否し、そのまま先を急いだ。
次の町は無人だった。その無人の町を通り過ぎると、ショップの店主が言っていた湖に出た。
湖を見ながらひたすら進む事数時間。森の向こうに、奇妙な球体が浮かぶ街へと辿り着いた。
「ここが【マサドラ】、かな」
「みたいだね♠」
「じゃ、ここで宿取って休もうか」
街の住人に宿屋の場所を訊き、部屋を取ったナマエはそのまま買い物へと出掛けようとした。
「おや……♣部屋には行かないのかい?」
「先に買い物済ませちゃおうかと思ってね。荷物持ってるわけじゃないしさ」
ヒソカが不思議そうに訊くと、当たり前の様に答えた#NAME1##。
「買い物、かい?」
「うん。着替えとか一切無いでしょ?」
「なる程♦そう言えば、さっきデパートの場所も訊いてたね♠」
「そーいう事。ヒソカはどうする?疲れてるなら部屋で休んでてもいいけど」
「ボクがナマエを1人で行かせると思ってるのかい?」
「だよねー……」
嫌な予感が頭を過るが、考えない様にしてヒソカと連れ立って買い物へと向かったナマエ。
街の中で一際大きな建物、それがこの街のデパートだった。
中に入ると、商品は全てカード化されていた。ナマエはそのカード化された商品を見回しながら、目当ての物を探して歩き出す。