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ある程度お金を手に入れた2人は、島の地図を買う事にした。
「どっちにするの?」
「ゲームの定番なら、安いほうだね♠」
「そ。なら安い方にしようか」
「クリア目的じゃないのにかい?」
「折角なんだから少しは楽しもうよ、このゲームをさ」
ナマエはにこやかに笑うと、島の形だけが載っている地図を購入した。
「【ゲイン】!」
ナマエが呪文を唱えると、カードだった地図が実物になって現れた。
「こういう事が出来る【念能力者】もいるんだね~」
見ず知らずの【念能力者】に感心しながら地図を見る2人。そこにはスタート地点のシソの木と、現在地の【アントキバ】だけが記されていた。
「さて……どうするんだい?」
「とりあえずは、スタート地点で会った男が言ってた【マサドラ】とかいう街を目指してみない?」
「分かった♦でも、闇雲に歩いても仕方が無い♣情報を買おうか」
ゲームに慣れているヒソカの言葉に従い、ナマエはそのままマサドラの情報を購入した。
「【マサドラ】の場所なら3000ジェニーになります」
「ほい」
店主に提示された金額をカードで支払うナマエ。
「この街から山を越えて、北へ80km程真っ直ぐ行くと湖がある。。その湖沿いに北側へ向かえば【マサドラ】に着くはずだ。途中、2つ小さな町があるからそこで休むといい」
「80kmか」
「走れば直ぐだね♦」
「そこまで生きて辿り着ければな」
「へ?」
店主の言葉に、ナマエは気の抜けた声を出した。
「山は山賊の棲家があって、旅人は身ぐるみを剥がされる。運良く山賊に遭わなくても、山を超えた先は怪物がワンサカ出るからな」
脅す様に言う店主だが、その言葉を聞いてナマエは瞳を輝かせていた。
山を越えるにあたって必要な水と食料を購入した2人。
「ねェ、ナマエ♣」
「んー?」
「怒ってるのかい?」
「何でそう思うの?」
何もされた覚えのないナマエは、不思議そうにヒソカを見た。
「この間の話の後から、ボクに対する空気が変わってる♦」
「あぁ……そんな事か」
「ボクには『そんな事』じゃない♠」
ナマエに向かって手を伸ばせば、ナマエはヒソカのその手にピクリと反応する。
「今だって、警戒してるじゃないか♣」
「そんなんじゃない」
「じゃあ、どういう事だい?」
「自分の中で折り合いがつかないだけ」
ヒソカの手から逃げる様に顔を背けるナマエ。そんなナマエの行動に、ヒソカは少なからずショックを受けた。
「昔のボクを受け入れて欲しいとは言わない♣だけど、今のボクは受け入れてくれないかい?」
優しく宥める様にナマエに言い、ヒソカはそのままナマエを抱き締めた。
少し力を入れたら壊れてしまいそうに思える彼女を、ヒソカは壊さない様に最大限の注意を払いながら抱き締めた。
「……苦しい」
「ごめん♠だけど、今は少しだけ我慢して♦」
「ん、分かった」
ほんの少しだけ力を込めて抱きしめれば、ナマエをそんなヒソカを抱き締め返した。
どの位抱き締め合っていたのかは2人にも分からない。ヒソカが自然と離れるまで、2人は抱き締め合っていた。
「何か、子供に甘えられてる気分だった」
ポツリとナマエが呟くと、ヒソカは苦笑した。
「ナマエになら子供扱いされてもいいかな♠」
「子供なら抱き着くだけで終わるけど、ヒソカは違うでしょ?」
「うん♥」
嬉しそうな笑顔を浮かべ、ヒソカはナマエの唇に軽いキスをした。
「久しぶりに今すぐ抱きたいけど、今はガマン♥」
「うー……」
「何だい?唸って……ナマエはここで抱いて欲しいのかい?」
2人がいるのは鬱蒼とした山の中。ショップの店主に『山賊が出る』と言われた山だ。
「青姦に興味は御座いませんっ!!」
「チェッ♣」
拗ねた様に舌打ちするヒソカに軽く憎悪が生まれたが、気にした方の負けだと思い込むナマエ。そんなナマエの心情を知ってか、ヒソカは彼女の頭を撫でた。
「言ったろ?キミの嫌がる事はしたくないって♦それに、誰が来るかも分からない場所でキミをあられもない姿にしたくない♣ボク、意外と独占欲強いみたい♠」
「どっちにするの?」
「ゲームの定番なら、安いほうだね♠」
「そ。なら安い方にしようか」
「クリア目的じゃないのにかい?」
「折角なんだから少しは楽しもうよ、このゲームをさ」
ナマエはにこやかに笑うと、島の形だけが載っている地図を購入した。
「【ゲイン】!」
ナマエが呪文を唱えると、カードだった地図が実物になって現れた。
「こういう事が出来る【念能力者】もいるんだね~」
見ず知らずの【念能力者】に感心しながら地図を見る2人。そこにはスタート地点のシソの木と、現在地の【アントキバ】だけが記されていた。
「さて……どうするんだい?」
「とりあえずは、スタート地点で会った男が言ってた【マサドラ】とかいう街を目指してみない?」
「分かった♦でも、闇雲に歩いても仕方が無い♣情報を買おうか」
ゲームに慣れているヒソカの言葉に従い、ナマエはそのままマサドラの情報を購入した。
「【マサドラ】の場所なら3000ジェニーになります」
「ほい」
店主に提示された金額をカードで支払うナマエ。
「この街から山を越えて、北へ80km程真っ直ぐ行くと湖がある。。その湖沿いに北側へ向かえば【マサドラ】に着くはずだ。途中、2つ小さな町があるからそこで休むといい」
「80kmか」
「走れば直ぐだね♦」
「そこまで生きて辿り着ければな」
「へ?」
店主の言葉に、ナマエは気の抜けた声を出した。
「山は山賊の棲家があって、旅人は身ぐるみを剥がされる。運良く山賊に遭わなくても、山を超えた先は怪物がワンサカ出るからな」
脅す様に言う店主だが、その言葉を聞いてナマエは瞳を輝かせていた。
山を越えるにあたって必要な水と食料を購入した2人。
「ねェ、ナマエ♣」
「んー?」
「怒ってるのかい?」
「何でそう思うの?」
何もされた覚えのないナマエは、不思議そうにヒソカを見た。
「この間の話の後から、ボクに対する空気が変わってる♦」
「あぁ……そんな事か」
「ボクには『そんな事』じゃない♠」
ナマエに向かって手を伸ばせば、ナマエはヒソカのその手にピクリと反応する。
「今だって、警戒してるじゃないか♣」
「そんなんじゃない」
「じゃあ、どういう事だい?」
「自分の中で折り合いがつかないだけ」
ヒソカの手から逃げる様に顔を背けるナマエ。そんなナマエの行動に、ヒソカは少なからずショックを受けた。
「昔のボクを受け入れて欲しいとは言わない♣だけど、今のボクは受け入れてくれないかい?」
優しく宥める様にナマエに言い、ヒソカはそのままナマエを抱き締めた。
少し力を入れたら壊れてしまいそうに思える彼女を、ヒソカは壊さない様に最大限の注意を払いながら抱き締めた。
「……苦しい」
「ごめん♠だけど、今は少しだけ我慢して♦」
「ん、分かった」
ほんの少しだけ力を込めて抱きしめれば、ナマエをそんなヒソカを抱き締め返した。
どの位抱き締め合っていたのかは2人にも分からない。ヒソカが自然と離れるまで、2人は抱き締め合っていた。
「何か、子供に甘えられてる気分だった」
ポツリとナマエが呟くと、ヒソカは苦笑した。
「ナマエになら子供扱いされてもいいかな♠」
「子供なら抱き着くだけで終わるけど、ヒソカは違うでしょ?」
「うん♥」
嬉しそうな笑顔を浮かべ、ヒソカはナマエの唇に軽いキスをした。
「久しぶりに今すぐ抱きたいけど、今はガマン♥」
「うー……」
「何だい?唸って……ナマエはここで抱いて欲しいのかい?」
2人がいるのは鬱蒼とした山の中。ショップの店主に『山賊が出る』と言われた山だ。
「青姦に興味は御座いませんっ!!」
「チェッ♣」
拗ねた様に舌打ちするヒソカに軽く憎悪が生まれたが、気にした方の負けだと思い込むナマエ。そんなナマエの心情を知ってか、ヒソカは彼女の頭を撫でた。
「言ったろ?キミの嫌がる事はしたくないって♦それに、誰が来るかも分からない場所でキミをあられもない姿にしたくない♣ボク、意外と独占欲強いみたい♠」