ヨークシンシティ
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「手強いな」
フランクリンとボノレノフの会話に参加せず、ヒソカは携帯を取り出すと誰かに向けてメールを打ち出した。
「また悪巧み?」
「うん♥ナマエにも協力して貰うよ?」
「……分かった」
雨音と雷に掻き消され、ナマエとヒソカの会話は2人に聞こえなかった。
出て行った団員達を待っていると、アジト内に何かが小石を蹴った様な音が響いた。
「誰かいるな。調べるぞ」
立ち上がりながら言うフランクリンに促され、ヒソカとナマエも立ち上がった。
広間から出ると、ヒソカはナマエを連れて1つの部屋の中へと入ろうとした。
「オイ、気を付けろよ」
「大丈夫……♣」
部屋の中に入ると、そこには何故かイルミがいた。
「え……?」
「や。久しぶり」
「何でイルミがいるの?」
「ヒソカに仕事を頼まれたから」
久々に会うイルミに驚きを隠せずにいると、扉の向こうから2人の声が聞こえた。
「じゃあ、あとは頼んだよ♦」
「うん」
短く答えると、イルミはその場でヒソカに変装しだした。
「すごっ……」
「見惚れるのはいいけど、時間無いんじゃないの?」
「ナマエ♣」
「あ、あぁ……ごめん」
「行くよ♠」
ヒソカに手を引かれ、ナマエは音を立てない様にアジトから出た。
「で、どうする気なの?」
アジトから少し離れた所で、ヒソカは立ち止まった。
「待つのさ♥」
「待つ?何を??」
「もう少ししたら、ナマエにも解るよ♦」
ヒソカが答えを教えてくれない事にヤキモキしていると、アジトからパクノダがゴンとキルアを連れて出てくるのが見えた。
「さ、行くよ♥」
ナマエの手を引いて、ヒソカはバレない距離を保って3人を尾行した。
市街地を通り抜けて辿り着いたのは、飛行船場だった。
停まっている飛行船の1つに、パクノダ達は近づいて行く。
それを見てヒソカは歩きながら誰かに電話を掛け始めた。
「やあ♥」
『抜け出してきたのか?』
「安心しなよ、影武者を置いて来ているから♦」
「!?」
突然背後から聞こえた聞き覚えのある声に、パクノダは振り返った。
「ヒソカ……!!ナマエまで…………」
「飛行船とは考えたね♦これで遥か遠くの無人島とか、断崖絶壁の山頂に飛ばれたら尾行は困難♣」
『ナマエさんまで連れて……何を企んでる!?』
「ボク等もコイツに乗せてくれ♥」
「何で来たのよっ!!」
「断ったら、この場でゴンとキルアを殺しちゃうかな?」
「ちょっ……ヒソカ?!」
『貴様……』
「前も言ったけど、ボクのターゲットは団長のみ♥彼が開放されればボク等も船を降りる♣団長と闘りたい、それだけなんだ♥」
ヒソカの言葉に、クラピカは暫く考えてから了承の意を返した。
用意されていた飛行船に乗り込んだ5人は、それぞれ離れた場所に座った。
「どういうつもりなの!?」
飛行船が飛び立つと、ナマエはヒソカに文字通り掴みかかっていた。
「やだなぁ♣冗談だよ♠」
「冗談でも言っていい事と悪い事がある!今回は悪い方!!」
「くくく♦ナマエは相変わらず可愛いなァ♥ほら、そんな顔しないの♠」
ナマエを抱き寄せようとするヒソカだったが、この時ばかりはナマエに全力で拒絶された。
「その手には乗らない。覚えて無いんだろうけど、前にも言ったハズ。女子供に手を上げるのは最低だって」
侮蔑するかのようにヒソカを見るナマエ。
今回ばかりは、さすがのヒソカもナマエの態度の変化に驚いた。
「……悪かったよ。反省してる。キミの嫌がる事はもうしないし、したくもない。だから、そんな顔しないでくれないかい?」
いつもの人を小馬鹿にした様な口調から一変し、オロオロとしながらナマエに話しかけるヒソカ。
「本当にそう思ってるの?」
「もちろん」
「……なら、謝って」
「ごめん、ボクが悪かった」
眉根を下げて言うヒソカに対し、ナマエは許す素振りを見せない。
フランクリンとボノレノフの会話に参加せず、ヒソカは携帯を取り出すと誰かに向けてメールを打ち出した。
「また悪巧み?」
「うん♥ナマエにも協力して貰うよ?」
「……分かった」
雨音と雷に掻き消され、ナマエとヒソカの会話は2人に聞こえなかった。
出て行った団員達を待っていると、アジト内に何かが小石を蹴った様な音が響いた。
「誰かいるな。調べるぞ」
立ち上がりながら言うフランクリンに促され、ヒソカとナマエも立ち上がった。
広間から出ると、ヒソカはナマエを連れて1つの部屋の中へと入ろうとした。
「オイ、気を付けろよ」
「大丈夫……♣」
部屋の中に入ると、そこには何故かイルミがいた。
「え……?」
「や。久しぶり」
「何でイルミがいるの?」
「ヒソカに仕事を頼まれたから」
久々に会うイルミに驚きを隠せずにいると、扉の向こうから2人の声が聞こえた。
「じゃあ、あとは頼んだよ♦」
「うん」
短く答えると、イルミはその場でヒソカに変装しだした。
「すごっ……」
「見惚れるのはいいけど、時間無いんじゃないの?」
「ナマエ♣」
「あ、あぁ……ごめん」
「行くよ♠」
ヒソカに手を引かれ、ナマエは音を立てない様にアジトから出た。
「で、どうする気なの?」
アジトから少し離れた所で、ヒソカは立ち止まった。
「待つのさ♥」
「待つ?何を??」
「もう少ししたら、ナマエにも解るよ♦」
ヒソカが答えを教えてくれない事にヤキモキしていると、アジトからパクノダがゴンとキルアを連れて出てくるのが見えた。
「さ、行くよ♥」
ナマエの手を引いて、ヒソカはバレない距離を保って3人を尾行した。
市街地を通り抜けて辿り着いたのは、飛行船場だった。
停まっている飛行船の1つに、パクノダ達は近づいて行く。
それを見てヒソカは歩きながら誰かに電話を掛け始めた。
「やあ♥」
『抜け出してきたのか?』
「安心しなよ、影武者を置いて来ているから♦」
「!?」
突然背後から聞こえた聞き覚えのある声に、パクノダは振り返った。
「ヒソカ……!!ナマエまで…………」
「飛行船とは考えたね♦これで遥か遠くの無人島とか、断崖絶壁の山頂に飛ばれたら尾行は困難♣」
『ナマエさんまで連れて……何を企んでる!?』
「ボク等もコイツに乗せてくれ♥」
「何で来たのよっ!!」
「断ったら、この場でゴンとキルアを殺しちゃうかな?」
「ちょっ……ヒソカ?!」
『貴様……』
「前も言ったけど、ボクのターゲットは団長のみ♥彼が開放されればボク等も船を降りる♣団長と闘りたい、それだけなんだ♥」
ヒソカの言葉に、クラピカは暫く考えてから了承の意を返した。
用意されていた飛行船に乗り込んだ5人は、それぞれ離れた場所に座った。
「どういうつもりなの!?」
飛行船が飛び立つと、ナマエはヒソカに文字通り掴みかかっていた。
「やだなぁ♣冗談だよ♠」
「冗談でも言っていい事と悪い事がある!今回は悪い方!!」
「くくく♦ナマエは相変わらず可愛いなァ♥ほら、そんな顔しないの♠」
ナマエを抱き寄せようとするヒソカだったが、この時ばかりはナマエに全力で拒絶された。
「その手には乗らない。覚えて無いんだろうけど、前にも言ったハズ。女子供に手を上げるのは最低だって」
侮蔑するかのようにヒソカを見るナマエ。
今回ばかりは、さすがのヒソカもナマエの態度の変化に驚いた。
「……悪かったよ。反省してる。キミの嫌がる事はもうしないし、したくもない。だから、そんな顔しないでくれないかい?」
いつもの人を小馬鹿にした様な口調から一変し、オロオロとしながらナマエに話しかけるヒソカ。
「本当にそう思ってるの?」
「もちろん」
「……なら、謝って」
「ごめん、ボクが悪かった」
眉根を下げて言うヒソカに対し、ナマエは許す素振りを見せない。