ヨークシンシティ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ヒソカ、いくつか質問する。答えられないものは“言えない”でいい。攫われた秘密とは何の事だ?」
「……団員の能力♦」
「それは何人だ?」
「7人……いや、8人か♣団長にウボォーギン、シズク、マチ、フランクリン、パクノダ、シャルナークにボクで8人だ♣」
「相手の【能力】は?」
「言えない♠」
「相手の形貌は?」
「言えない♠」
「お前と相手との関係は?」
「言えない♠」
「~~~~~~」
ヒソカがあまりにも『言えない』を連発するため、ノブナガは怒りで血管を浮かび上がらせていた。
「……ん?お前がコルトピの【能力】を知ったのは昨日か……」
「その通り♥」
「?」
「…………なる程」
クロロは何かを思いついたのか、少しだけ考え込んだ。
「赤目の客……鎖野郎は…………最低でも2つの【能力】を有する敵だ。1つはウボォーを捕らえた時の【能力】。もう1つはヒソカの言動を縛っている【能力】」
稲光が辺り一帯を照らしている。
「後者の【能力】は【掟の剣】という表現から察する所、相手に何らかのルールを強いる物だろう。『オレに嘘を吐くな』と『オレに関して一切説明するな』といった所か、鎖野郎がヒソカに与えた【ルール】は」
誰も口を挟むこと無く、黙ってクロロの考えを聴いている。
「ここからは更に想像に依るが、ヒソカの体内には敵が仕掛けた何かが埋まっている。【物々交換】で【差し出す】とあるにも関わらず、【攫う】のでは前後の文意が食い違ってしまう。これは【掟の剣】がヒソカを攻撃するという予言を暗示させるため。差し出すと刺し出すを掛けた物だと思う」
クロロの考えを聴いている内に、ヒソカは興奮していた。
それに気付いたのは、隣にいるナマエのみ。
ナマエはヒソカから離れようとするが、後ろから抱き留められそれは叶わなかった。
「何で離れようとするんだい?」
「ヒソカが変に興奮し出したから」
「……嫉妬しているのかい?」
「んな訳あるか。身の危険を感じてるんだよ」
「おや……誰かナマエに危害を加えようとしているのかい?」
「……お前だよ、ヒソカ」
心底嫌そうにヒソカを離そうとするが、純粋な力の差では勝てるはずもない。
「ボクがナマエに危害を加えるハズ無いじゃないか♣」
「……ハイハイ。そういうのは冷静な時に言いましょうね」
「♠」
背中に当たるヒソカのモノを感じながら、ナマエは呆れて溜息を漏らした。
「その【剣】でヒソカの言動を規制している。具現化系か操作系かは断定できないが、何かかなり強制力の大きな【能力】だ」
「ちょっと整理してみましょう。敵は鎖の使い手。操作系なら実物の鎖を使い、ウボォーを倒した。具現化系なら【念】で作った鎖を使ってウボォーを倒した」
「それって何か違いあるの?」
「大アリさ。具現化系なら、手ぶらを装う事が出来る。これは大きなメリットだよ。操作系は人や物体を媒介しなきゃ力を発揮できないから常に【武器】は手放せないし、特に物体操作の場合、使い込んだモノでないと威力・精度が上昇しない事が多い。つまり愛用品を失くしたら致命的ってリスクがある」
「そっか。具現化系はイメージ修行が大変だけど、一度具現化出来てしまえば出し入れ自由だもんね」
「しかし、具現化した鎖で本当にウボォーのバカ力を押さえ込めるもんなのか?」
「可能だよ。捕らえた瞬間に相手をマヒさせたり眠らせたり出来る鎖を具現化すればいい。ちょっと難しい【制約】をつければ出来るはず。問題はそれよりヒソカを縛っている力……」
「……団員の能力♦」
「それは何人だ?」
「7人……いや、8人か♣団長にウボォーギン、シズク、マチ、フランクリン、パクノダ、シャルナークにボクで8人だ♣」
「相手の【能力】は?」
「言えない♠」
「相手の形貌は?」
「言えない♠」
「お前と相手との関係は?」
「言えない♠」
「~~~~~~」
ヒソカがあまりにも『言えない』を連発するため、ノブナガは怒りで血管を浮かび上がらせていた。
「……ん?お前がコルトピの【能力】を知ったのは昨日か……」
「その通り♥」
「?」
「…………なる程」
クロロは何かを思いついたのか、少しだけ考え込んだ。
「赤目の客……鎖野郎は…………最低でも2つの【能力】を有する敵だ。1つはウボォーを捕らえた時の【能力】。もう1つはヒソカの言動を縛っている【能力】」
稲光が辺り一帯を照らしている。
「後者の【能力】は【掟の剣】という表現から察する所、相手に何らかのルールを強いる物だろう。『オレに嘘を吐くな』と『オレに関して一切説明するな』といった所か、鎖野郎がヒソカに与えた【ルール】は」
誰も口を挟むこと無く、黙ってクロロの考えを聴いている。
「ここからは更に想像に依るが、ヒソカの体内には敵が仕掛けた何かが埋まっている。【物々交換】で【差し出す】とあるにも関わらず、【攫う】のでは前後の文意が食い違ってしまう。これは【掟の剣】がヒソカを攻撃するという予言を暗示させるため。差し出すと刺し出すを掛けた物だと思う」
クロロの考えを聴いている内に、ヒソカは興奮していた。
それに気付いたのは、隣にいるナマエのみ。
ナマエはヒソカから離れようとするが、後ろから抱き留められそれは叶わなかった。
「何で離れようとするんだい?」
「ヒソカが変に興奮し出したから」
「……嫉妬しているのかい?」
「んな訳あるか。身の危険を感じてるんだよ」
「おや……誰かナマエに危害を加えようとしているのかい?」
「……お前だよ、ヒソカ」
心底嫌そうにヒソカを離そうとするが、純粋な力の差では勝てるはずもない。
「ボクがナマエに危害を加えるハズ無いじゃないか♣」
「……ハイハイ。そういうのは冷静な時に言いましょうね」
「♠」
背中に当たるヒソカのモノを感じながら、ナマエは呆れて溜息を漏らした。
「その【剣】でヒソカの言動を規制している。具現化系か操作系かは断定できないが、何かかなり強制力の大きな【能力】だ」
「ちょっと整理してみましょう。敵は鎖の使い手。操作系なら実物の鎖を使い、ウボォーを倒した。具現化系なら【念】で作った鎖を使ってウボォーを倒した」
「それって何か違いあるの?」
「大アリさ。具現化系なら、手ぶらを装う事が出来る。これは大きなメリットだよ。操作系は人や物体を媒介しなきゃ力を発揮できないから常に【武器】は手放せないし、特に物体操作の場合、使い込んだモノでないと威力・精度が上昇しない事が多い。つまり愛用品を失くしたら致命的ってリスクがある」
「そっか。具現化系はイメージ修行が大変だけど、一度具現化出来てしまえば出し入れ自由だもんね」
「しかし、具現化した鎖で本当にウボォーのバカ力を押さえ込めるもんなのか?」
「可能だよ。捕らえた瞬間に相手をマヒさせたり眠らせたり出来る鎖を具現化すればいい。ちょっと難しい【制約】をつければ出来るはず。問題はそれよりヒソカを縛っている力……」