ヨークシンシティ
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「これから残りのメンバーも占う。そこにはシズクの様に危機回避の助言が出ているかもしれない。それぞれこの紙に名前・生年月日・血液型を書いてくれ」
クロロが数枚の紙を用意し、残りの団員に必要事項を書く様に指示を出す。
「ワタシ自分の生年月日知らないね」
「オレなんて、血液型も知らねーよ」
「げ」
フェイタンとフィンクスの言葉にクロロは絶句した。
その後、必要な情報が分かるメンバーの占いをするクロロ。終わった端から、本人にその紙を渡していく。
「お前は興味ないのか?」
紙から目を離し、ナマエを見ながらクロロは訊いた。
「興味あっても、自分の正確な生年月日知らないし」
「なら、歳はどうやって数えてるんだ?」
「【家族】に拾われた日。その日を境にして数えてる」
「……そうか。悪かったな、嫌な事訊いて」
「別に。これ位は何とも思わないから気にしないで」
興味無いとでも言いた気に、占いを受け取ったヒソカの元へと移動するナマエ。ヒソカは無言でその占いを読んでいた。
他の団員も自分の占い結果を読んでいると、不意にパクノダがヒソカの元に近づいてきた。
「どんな占いが出たの?見せて」
その行動に、団員達は注目していた。
「止めた方がいい♣見たら驚くよ?」
「いいから」
「ハイハイ♦」
詰め寄るパクノダに、ヒソカは大人しく従った。
「ヒソカ、何を企んでるの?」
小声でヒソカにその真意を確かめようとするナマエ。
しかし、ヒソカはそれに答える事無くどこからともなく取り出したトランプを弄り始めた。
「ちょっと、皆も見て」
パクノダからヒソカの占い結果を受け取ったフランクリンを中心に、団員達はヒソカの占い結果に注目した。
「これは……」
「…………」
「赤目の客が月達の秘密を……か」
「達って事は、1人じゃねェな」
「見せろ!」
シャルナークからヒソカの占い結果を奪い取ったノブナガは、その表情をみるみるうちに変貌させた。
「ヒソカ……」
抜刀し構えながら、ノブナガはヒソカに向き直った。
「てめェが売ったのか?ウボォーを」
「……」
ノブナガの問いに、ヒソカは答えようとしない。
「イエスと取るぜ!!」
ヒソカに向かって行こうとするノブナガを、シャルナークとフランクリンが止めた。
「退け」
「まあ、待てよ。話を聞いてからだ」
「話!?何もねェな」
「落ち着きなよ。これは予言だから、行動によっては回避も出来るって団長が言っただろ」
「ヒソカ、今週何があったか説明しろ」
フランクリンが向き直りながらヒソカに確認する。それでもヒソカはトランプ弄りを止めなかった。
「言えない♠だが……そこにある1つ目の詩の内容は、事実だったとだけ言っておこう♦」
「聞いたろ、退け!!」
「まあ、待てって」
怒りに吠えるノブナガを、フランクリンは宥めていた。
「何故言えない?」
「それを言ったら言えない内容を言ったも同然なので、やはり言えない♠言わないんじゃなく、言えない♠ボクがギリギリ言えるのはそこまでだ♣それで納得出来ないなら、ボクもボクを守る為戦わざるを得ないな……♦」
ゆっくりと立ち上がりながら、ヒソカはトランプを構える。ナマエもヒソカを護るべく、兜割りを手にして身構えた。
クロロを始め、団員達は一瞬無言になる。
「……チッ、止めとくぜ。てめェは戦り辛ェからな」
ノブナガは刀を鞘に戻し、諦めたと思われた。
「な訳ねェだろ、ボケ!!」
フランクリンとシャルナークの間をすり抜け、ヒソカに向かって走るノブナガ。
そんなノブナガを迎え撃とうと構えるヒソカとナマエ。
あと少しでノブナガの射程内に入る、という時だった。
「「「!?」」」
ノブナガが一瞬にして移動していた。
正面から消えたのだ。
何が起こったのか解らず、ノブナガは背後にいるクロロに視線を移した。
「ノブナガ、少し黙れ」
「……」
クロロの威圧感に、ノブナガは何も言えなくなっていた。
「「…………」」
ヒソカとナマエは、何も言わずにその様子を警戒しながら見ていた。
クロロが数枚の紙を用意し、残りの団員に必要事項を書く様に指示を出す。
「ワタシ自分の生年月日知らないね」
「オレなんて、血液型も知らねーよ」
「げ」
フェイタンとフィンクスの言葉にクロロは絶句した。
その後、必要な情報が分かるメンバーの占いをするクロロ。終わった端から、本人にその紙を渡していく。
「お前は興味ないのか?」
紙から目を離し、ナマエを見ながらクロロは訊いた。
「興味あっても、自分の正確な生年月日知らないし」
「なら、歳はどうやって数えてるんだ?」
「【家族】に拾われた日。その日を境にして数えてる」
「……そうか。悪かったな、嫌な事訊いて」
「別に。これ位は何とも思わないから気にしないで」
興味無いとでも言いた気に、占いを受け取ったヒソカの元へと移動するナマエ。ヒソカは無言でその占いを読んでいた。
他の団員も自分の占い結果を読んでいると、不意にパクノダがヒソカの元に近づいてきた。
「どんな占いが出たの?見せて」
その行動に、団員達は注目していた。
「止めた方がいい♣見たら驚くよ?」
「いいから」
「ハイハイ♦」
詰め寄るパクノダに、ヒソカは大人しく従った。
「ヒソカ、何を企んでるの?」
小声でヒソカにその真意を確かめようとするナマエ。
しかし、ヒソカはそれに答える事無くどこからともなく取り出したトランプを弄り始めた。
「ちょっと、皆も見て」
パクノダからヒソカの占い結果を受け取ったフランクリンを中心に、団員達はヒソカの占い結果に注目した。
「これは……」
「…………」
「赤目の客が月達の秘密を……か」
「達って事は、1人じゃねェな」
「見せろ!」
シャルナークからヒソカの占い結果を奪い取ったノブナガは、その表情をみるみるうちに変貌させた。
「ヒソカ……」
抜刀し構えながら、ノブナガはヒソカに向き直った。
「てめェが売ったのか?ウボォーを」
「……」
ノブナガの問いに、ヒソカは答えようとしない。
「イエスと取るぜ!!」
ヒソカに向かって行こうとするノブナガを、シャルナークとフランクリンが止めた。
「退け」
「まあ、待てよ。話を聞いてからだ」
「話!?何もねェな」
「落ち着きなよ。これは予言だから、行動によっては回避も出来るって団長が言っただろ」
「ヒソカ、今週何があったか説明しろ」
フランクリンが向き直りながらヒソカに確認する。それでもヒソカはトランプ弄りを止めなかった。
「言えない♠だが……そこにある1つ目の詩の内容は、事実だったとだけ言っておこう♦」
「聞いたろ、退け!!」
「まあ、待てって」
怒りに吠えるノブナガを、フランクリンは宥めていた。
「何故言えない?」
「それを言ったら言えない内容を言ったも同然なので、やはり言えない♠言わないんじゃなく、言えない♠ボクがギリギリ言えるのはそこまでだ♣それで納得出来ないなら、ボクもボクを守る為戦わざるを得ないな……♦」
ゆっくりと立ち上がりながら、ヒソカはトランプを構える。ナマエもヒソカを護るべく、兜割りを手にして身構えた。
クロロを始め、団員達は一瞬無言になる。
「……チッ、止めとくぜ。てめェは戦り辛ェからな」
ノブナガは刀を鞘に戻し、諦めたと思われた。
「な訳ねェだろ、ボケ!!」
フランクリンとシャルナークの間をすり抜け、ヒソカに向かって走るノブナガ。
そんなノブナガを迎え撃とうと構えるヒソカとナマエ。
あと少しでノブナガの射程内に入る、という時だった。
「「「!?」」」
ノブナガが一瞬にして移動していた。
正面から消えたのだ。
何が起こったのか解らず、ノブナガは背後にいるクロロに視線を移した。
「ノブナガ、少し黙れ」
「……」
クロロの威圧感に、ノブナガは何も言えなくなっていた。
「「…………」」
ヒソカとナマエは、何も言わずにその様子を警戒しながら見ていた。