美坂
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「何故に抱き締められなきゃならんの……」
「嫌?」
「嫌じゃないけどさ……なんか落ち着かない」
「そう?僕はこうしてると落ち着くんだけど」
「陵刀先生と一緒にしないでよ……」
「ねェ」
「なに?」
「付き合ってるんだから、その“先生”っていうの止めてくれないかな?変な気分になっちゃう♡」
「……変態!」
名前は陵刀に背を向けると、そのまま眠る態勢に入った。
「ごめんごめん。でも、本当に“先生”は止めてくれない?他人行儀で嫌なんだ」
「……司さん」
「!?」
「司さんでいい?呼び捨ては抵抗あるから」
「うん♡ありがとう♡」
「ん。おやすみ」
「おやすみ、名前ちゃん♡」
翌日、陵刀が目覚めると隣から名前の姿が消えていた。
すでに布団から名前の体温は消えており、随分前に出て行った事が予想された。
名前の姿を求めて寝室を出ると、キッチンで料理をしている名前の姿が目に入った。
「あ、おはよう司さん。思ったより早く起きたね」
陵刀に気付いた名前は、料理の手を止めて声を掛けた。
「うん。僕もビックリだよ。こんなに早く起きたのって、久しぶりかもしれない」
あくびをしながらも、陵刀は名前に近づき『おはよう』とこめかみにキスをした。
「……もうすぐ朝メシ出来るから、顔洗ってきて」
「うん♡」
朝から上機嫌の陵刀は、そのまま顔を洗いに洗面所へと消えた。
そんな陵刀の行動に呆れつつも、名前は朝食を完成させテーブルの上に並べていった。
数分で顔を洗い終えた陵刀が戻ってきたので、2人はそのまま朝食を食べ始めた。
「この前から思ってたけど、名前ちゃんって料理上手だよね」
『いい奥さんになれそう♡』とにこやかに笑う陵刀に対し、名前は顔を顰めた。
「……結婚する気はないからね?」
「えー……」
「付き合って早々、結婚したいとは思わない」
「僕はしたいけどな、名前ちゃんと結婚♡」
「司さんの思考回路はズレてるから、アテにならん」
「酷い事言うなぁ……これでも、名前ちゃんと子供育てていく経済力はあるんだよ?」
「そういう問題じゃない。気持ちの問題、気持ちの。それに、別に結婚を急いでする必要性を感じないし」
「僕は歳も歳だし、周りもせっつくの煩いから早くしたいんだけどなぁ」
「……司さんって一体いくつなの?」
「何歳に見える?」
「…………20代?」
「残念、ハズレ。実際は名前ちゃんより一回りは年上だよ」
陵刀の言葉に、名前は飲みかけのコーヒーを吹きそうになった。
「嘘じゃないよ?」
「なんでそんなに見た目若いんだよ!!」
「なんでだろうね~……家系の問題?」
「……」
あくまでも年齢を明かしはしないが、名前よりも明らかに年上だと断言する陵刀に、名前は言葉を失った。
数日後、名前はR.E.D.でまた陵刀の姿を探していた。
「あんの野郎……またサボりやがって……」
医局で資料作成をしていた名前が一息吐こうとパソコンから視線を上げた時には、陵刀の姿が消えていたのだ。
そんな陵刀に呆れながら、名前は院内を探しまわったが何処にも陵刀の姿はなかった。
「外……か?」
窓の外に視線を向け、溜息を漏らすと名前は院外に足を向けた。
「なあ岩城――」
「あん?」
「技術指導はいいけどさ……あの美坂って人、ホントに実力あんのかな?」
「?」
名前が外に出た時、岩城と鞍智が何やら話している所に出くわした。
「あったりめーだろ!元R.E.D.No.1だぜ――!!」
「でも、噂だと六科じゃほとんど仕事してなかったんだろ?腕が鈍っててもおかしくは……」
「何の話?」
「「名字?!」」
「嫌?」
「嫌じゃないけどさ……なんか落ち着かない」
「そう?僕はこうしてると落ち着くんだけど」
「陵刀先生と一緒にしないでよ……」
「ねェ」
「なに?」
「付き合ってるんだから、その“先生”っていうの止めてくれないかな?変な気分になっちゃう♡」
「……変態!」
名前は陵刀に背を向けると、そのまま眠る態勢に入った。
「ごめんごめん。でも、本当に“先生”は止めてくれない?他人行儀で嫌なんだ」
「……司さん」
「!?」
「司さんでいい?呼び捨ては抵抗あるから」
「うん♡ありがとう♡」
「ん。おやすみ」
「おやすみ、名前ちゃん♡」
翌日、陵刀が目覚めると隣から名前の姿が消えていた。
すでに布団から名前の体温は消えており、随分前に出て行った事が予想された。
名前の姿を求めて寝室を出ると、キッチンで料理をしている名前の姿が目に入った。
「あ、おはよう司さん。思ったより早く起きたね」
陵刀に気付いた名前は、料理の手を止めて声を掛けた。
「うん。僕もビックリだよ。こんなに早く起きたのって、久しぶりかもしれない」
あくびをしながらも、陵刀は名前に近づき『おはよう』とこめかみにキスをした。
「……もうすぐ朝メシ出来るから、顔洗ってきて」
「うん♡」
朝から上機嫌の陵刀は、そのまま顔を洗いに洗面所へと消えた。
そんな陵刀の行動に呆れつつも、名前は朝食を完成させテーブルの上に並べていった。
数分で顔を洗い終えた陵刀が戻ってきたので、2人はそのまま朝食を食べ始めた。
「この前から思ってたけど、名前ちゃんって料理上手だよね」
『いい奥さんになれそう♡』とにこやかに笑う陵刀に対し、名前は顔を顰めた。
「……結婚する気はないからね?」
「えー……」
「付き合って早々、結婚したいとは思わない」
「僕はしたいけどな、名前ちゃんと結婚♡」
「司さんの思考回路はズレてるから、アテにならん」
「酷い事言うなぁ……これでも、名前ちゃんと子供育てていく経済力はあるんだよ?」
「そういう問題じゃない。気持ちの問題、気持ちの。それに、別に結婚を急いでする必要性を感じないし」
「僕は歳も歳だし、周りもせっつくの煩いから早くしたいんだけどなぁ」
「……司さんって一体いくつなの?」
「何歳に見える?」
「…………20代?」
「残念、ハズレ。実際は名前ちゃんより一回りは年上だよ」
陵刀の言葉に、名前は飲みかけのコーヒーを吹きそうになった。
「嘘じゃないよ?」
「なんでそんなに見た目若いんだよ!!」
「なんでだろうね~……家系の問題?」
「……」
あくまでも年齢を明かしはしないが、名前よりも明らかに年上だと断言する陵刀に、名前は言葉を失った。
数日後、名前はR.E.D.でまた陵刀の姿を探していた。
「あんの野郎……またサボりやがって……」
医局で資料作成をしていた名前が一息吐こうとパソコンから視線を上げた時には、陵刀の姿が消えていたのだ。
そんな陵刀に呆れながら、名前は院内を探しまわったが何処にも陵刀の姿はなかった。
「外……か?」
窓の外に視線を向け、溜息を漏らすと名前は院外に足を向けた。
「なあ岩城――」
「あん?」
「技術指導はいいけどさ……あの美坂って人、ホントに実力あんのかな?」
「?」
名前が外に出た時、岩城と鞍智が何やら話している所に出くわした。
「あったりめーだろ!元R.E.D.No.1だぜ――!!」
「でも、噂だと六科じゃほとんど仕事してなかったんだろ?腕が鈍っててもおかしくは……」
「何の話?」
「「名字?!」」