美坂
夢小説設定
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数分もしない内に、名前は真新しい下着とナル達の置いてあるという服を持って戻って来た。
「サイズ的には朔耶のが一番近いと思うから、これ使って。あと、脱いだ服はすぐに洗濯するから洗濯機に放り込んどいて」
言うだけ言って、名前は陵刀を洗面所へと押し込んだ。
陵刀がシャワーを浴びている間に、名前は先ほど食べた食事の片付けをしていた。
「朝メシ……どうしよっかなぁ……陵刀先生いるなら、まともなモンのがいいよな……」
食器を洗い終え、冷蔵庫の中身を確認していると陵刀が風呂場から出てくる音がした。
「お風呂ありがとう」
「いえいえー。時間が時間だけに、シャワーだけでごめん」
「それは構わないよ。それより……本当に泊まっていいの?」
「シャワー入って何を言うかと思えば……今更でしょ」
「それはそうだけどさ……」
「陵刀先生はいつもくどいね」
呆れている名前に対し、陵刀は困った様に笑った。
「これでも君を心配して言ってるんだよ?名前ちゃん」
「心配される様な事はしてないから。じゃ、ウチもシャワー入ってくる」
陵刀の心配をよそに、名前は着替えを取りに行くとそのまま洗面所へと消えた。
シャワーから戻ると、名前は寝室へとまっすぐ向かい、何やらがさごそと音を立て始めた。
「何してるの?」
「陵刀先生用の布団出してるんだよ。一緒には寝たくないでしょ?色んな意味で」
「……僕は一緒でもいいけど」
「いやいやいや、泊まるの躊躇してた人が何を言う……」
「どうせ泊まるなら、一緒に寝たいな♡」
「……マジで言ってんの?」
「うん。マジ♡」
「…………」
陵刀のいきなりの発言に、名前は目が点になってしまった。
さっきまであれだけ泊まる事を躊躇っていたというのに、いざ泊まるとなったら一緒に寝たいと言い出すのだから、仕方がないことだ。
「ダメかな?」
「……別にいいけど…………」
「けど?」
「なんかしたら、即別れる」
「えー……」
「なんかする気だったのかよ!」
「うん♡」
「……ちなみに、ナニをするおつもりで?」
「んー……キスとか?」
「何故に疑問形?!しかも、“とか”って何?“とか”って!!」
「名前ちゃん、夜中なのに叫びすぎ。近所迷惑になるよ?」
「なら叫ばせないで!!」
「……じゃあ、キスだけで我慢するよ」
「キスも我慢してよ……」
「無理かなぁ、それは」
『あはは』と笑う陵刀に、名前は全身の力が抜けていくのを感じていた。
「ハァ……早まった……完全に早まったな、自分…………」
「どうしたの?」
ブツブツ呟く名前を心配し、陵刀は問い掛けていた。
「……本当にキスだけだよ?」
「え?……いいの?」
「言ってもどうせ聞かないなら、最初から妥協案出す方がマシ」
「ねぇ……僕の事嫌いになった?」
「なんで?嫌いになったら、とっくに追い出してる」
「そっか……でも、本当にいいの?僕、しつこい位に愛情表現するよ?」
「……もう諦めた」
降参とばかりに両手を上げてみせる名前に、陵刀は苦笑するしか無かった。
「大丈夫。本当に嫌がる事はしないって約束するから」
そう言うと、陵刀は名前の頬にリップ音を響かせながらキスをした。
「さ、もう寝よう。いくら午後出勤だとはいえ、寝坊したら院長に怒られるからね」
幼子をあやす様に名前の頭を撫でると、陵刀は名前を布団へと誘った。
「大丈夫。本当にキス以上の事はしないから」
一向に布団に入ろうとしない名前に苦笑しながらも、陵刀は手を伸ばして名前を呼んだ。
「おいで、名前ちゃん」
「……」
名前は覚悟を決め、無言で陵刀の隣へと潜り込んだ。
名前が布団に入ったことに安心した陵刀は、リモコンで電気を消すとそのまま名前を抱き寄せた。
「サイズ的には朔耶のが一番近いと思うから、これ使って。あと、脱いだ服はすぐに洗濯するから洗濯機に放り込んどいて」
言うだけ言って、名前は陵刀を洗面所へと押し込んだ。
陵刀がシャワーを浴びている間に、名前は先ほど食べた食事の片付けをしていた。
「朝メシ……どうしよっかなぁ……陵刀先生いるなら、まともなモンのがいいよな……」
食器を洗い終え、冷蔵庫の中身を確認していると陵刀が風呂場から出てくる音がした。
「お風呂ありがとう」
「いえいえー。時間が時間だけに、シャワーだけでごめん」
「それは構わないよ。それより……本当に泊まっていいの?」
「シャワー入って何を言うかと思えば……今更でしょ」
「それはそうだけどさ……」
「陵刀先生はいつもくどいね」
呆れている名前に対し、陵刀は困った様に笑った。
「これでも君を心配して言ってるんだよ?名前ちゃん」
「心配される様な事はしてないから。じゃ、ウチもシャワー入ってくる」
陵刀の心配をよそに、名前は着替えを取りに行くとそのまま洗面所へと消えた。
シャワーから戻ると、名前は寝室へとまっすぐ向かい、何やらがさごそと音を立て始めた。
「何してるの?」
「陵刀先生用の布団出してるんだよ。一緒には寝たくないでしょ?色んな意味で」
「……僕は一緒でもいいけど」
「いやいやいや、泊まるの躊躇してた人が何を言う……」
「どうせ泊まるなら、一緒に寝たいな♡」
「……マジで言ってんの?」
「うん。マジ♡」
「…………」
陵刀のいきなりの発言に、名前は目が点になってしまった。
さっきまであれだけ泊まる事を躊躇っていたというのに、いざ泊まるとなったら一緒に寝たいと言い出すのだから、仕方がないことだ。
「ダメかな?」
「……別にいいけど…………」
「けど?」
「なんかしたら、即別れる」
「えー……」
「なんかする気だったのかよ!」
「うん♡」
「……ちなみに、ナニをするおつもりで?」
「んー……キスとか?」
「何故に疑問形?!しかも、“とか”って何?“とか”って!!」
「名前ちゃん、夜中なのに叫びすぎ。近所迷惑になるよ?」
「なら叫ばせないで!!」
「……じゃあ、キスだけで我慢するよ」
「キスも我慢してよ……」
「無理かなぁ、それは」
『あはは』と笑う陵刀に、名前は全身の力が抜けていくのを感じていた。
「ハァ……早まった……完全に早まったな、自分…………」
「どうしたの?」
ブツブツ呟く名前を心配し、陵刀は問い掛けていた。
「……本当にキスだけだよ?」
「え?……いいの?」
「言ってもどうせ聞かないなら、最初から妥協案出す方がマシ」
「ねぇ……僕の事嫌いになった?」
「なんで?嫌いになったら、とっくに追い出してる」
「そっか……でも、本当にいいの?僕、しつこい位に愛情表現するよ?」
「……もう諦めた」
降参とばかりに両手を上げてみせる名前に、陵刀は苦笑するしか無かった。
「大丈夫。本当に嫌がる事はしないって約束するから」
そう言うと、陵刀は名前の頬にリップ音を響かせながらキスをした。
「さ、もう寝よう。いくら午後出勤だとはいえ、寝坊したら院長に怒られるからね」
幼子をあやす様に名前の頭を撫でると、陵刀は名前を布団へと誘った。
「大丈夫。本当にキス以上の事はしないから」
一向に布団に入ろうとしない名前に苦笑しながらも、陵刀は手を伸ばして名前を呼んだ。
「おいで、名前ちゃん」
「……」
名前は覚悟を決め、無言で陵刀の隣へと潜り込んだ。
名前が布団に入ったことに安心した陵刀は、リモコンで電気を消すとそのまま名前を抱き寄せた。