美坂
夢小説設定
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「え?さすがに、こんな時間に開いてる店なんかないでしょ……今夜中の2時だよ?」
「うちで食えばいいじゃん」
「名前ちゃんの家?」
「そ。24時間スーパーで材料買って、作って食べればいいだけの事だよ」
何でも無いかの様に言ってのける名前に、陵刀は目を見開いた。
「何?その顔は……なんか文句でもあるの?」
「いや……文句は無いけど……いいの?」
「ダメだったら言わないっての」
「でも……僕、これでも男だよ?」
「知ってる」
「好きなコと密室に2人きりになったら――……僕もナニするか分からないよ?」
「……信じる事にしたから」
「?」
「陵刀先生の事、“理解者”として信じてみる事にした」
「名前ちゃん?!」
名前の突然の発言に、陵刀は驚きを隠せずにいた。
「まぁ、陵刀先生が嫌だってんなら無理強いはしな――……」
名前が背を向けると、陵刀は椅子から立ち上がりそのまま名前を抱き締めた。
「……ありがとう」
「なにが?」
「僕を信じるって言ってくれて……“理解者”だって認めてくれて……」
「どーいたしまして。それよか、離してくんない?」
「あ、ごめん。嬉しさのあまり、つい……」
「ハァ……先が思いやられるわ」
「?」
「なんでもない。さ、行こう」
ボソリと呟いた名前の言葉は、陵刀には聞き取れなかった。
その後帰り支度を済ませると、名前はまた陵刀の車に乗って近場の24時間スーパーに立ち寄った。
「何かリクエストある?」
「名前ちゃん♡」
「はいはい、そういう事は恋人に言いなさい」
「……僕、結構本気だったんだけどな」
「時間も時間だし……簡単なものでいっか」
陵刀の呟きを無視するかの様に、名前は店内を進んでいった。
「この時間だと、さすがに食材も少ないなぁ……ま、いっか。適当で。ついでに朝メシの材料も買っとこ」
適当に食材を見繕いながら、名前は買い物カゴにそれらを入れていく。
名前にあしらわれた陵刀が、そんな名前の隣を黙ってついて歩いていた。
ある程度の食材を確保し、レジで会計を済ませようとした所で、また陵刀が支払いをすると申し出た。
「この前もご馳走になったし、コレ自分の朝メシ分もあるからいいよ」
「ダーメ。名前ちゃんは素直に奢られてればいいの♡」
名前が財布を出すより早く、陵刀は支払いを済ませてしまった。
24時間スーパーから車で5分程走った所に、名前の家はあった。
「うち、駐車場契約してないからそこのコインパーキング使って」
名前に指差されたコインパーキングへと車を入れ、駐車すると荷物を持って陵刀が車を降りた。名前もそれに続き車を降りると、陵刀を連れて自身の家に向かった。
「ここの4階に住んでるんだ」
名前に連れられて来たのは、普通のマンションだった。
エレベーターで部屋のある4階へと行き、陵刀は黙って名前の後をついて行った。
複数のドアが並ぶ中、その内の1つの前で立ち止まると名前は鞄からカギを取り出してドアを開けた。
「陵刀先生にとっては狭いと思うけど、どうぞ」
「本当にいいの?」
「今更なに?」
「僕、このまま帰ってもいいんだけど……」
「折角ここまで来たんだし、お腹空いてないんだったらコーヒー位ご馳走させてよ」
「後悔しない?」
「くどいよ」
名前は心底呆れた表情で、陵刀の腕を引っ張って中へと招き入れた。
そのまま玄関のカギを閉めて、名前は陵刀から荷物を奪い取ると先に部屋の中へと入っていった。
「……お邪魔します」
「うちで食えばいいじゃん」
「名前ちゃんの家?」
「そ。24時間スーパーで材料買って、作って食べればいいだけの事だよ」
何でも無いかの様に言ってのける名前に、陵刀は目を見開いた。
「何?その顔は……なんか文句でもあるの?」
「いや……文句は無いけど……いいの?」
「ダメだったら言わないっての」
「でも……僕、これでも男だよ?」
「知ってる」
「好きなコと密室に2人きりになったら――……僕もナニするか分からないよ?」
「……信じる事にしたから」
「?」
「陵刀先生の事、“理解者”として信じてみる事にした」
「名前ちゃん?!」
名前の突然の発言に、陵刀は驚きを隠せずにいた。
「まぁ、陵刀先生が嫌だってんなら無理強いはしな――……」
名前が背を向けると、陵刀は椅子から立ち上がりそのまま名前を抱き締めた。
「……ありがとう」
「なにが?」
「僕を信じるって言ってくれて……“理解者”だって認めてくれて……」
「どーいたしまして。それよか、離してくんない?」
「あ、ごめん。嬉しさのあまり、つい……」
「ハァ……先が思いやられるわ」
「?」
「なんでもない。さ、行こう」
ボソリと呟いた名前の言葉は、陵刀には聞き取れなかった。
その後帰り支度を済ませると、名前はまた陵刀の車に乗って近場の24時間スーパーに立ち寄った。
「何かリクエストある?」
「名前ちゃん♡」
「はいはい、そういう事は恋人に言いなさい」
「……僕、結構本気だったんだけどな」
「時間も時間だし……簡単なものでいっか」
陵刀の呟きを無視するかの様に、名前は店内を進んでいった。
「この時間だと、さすがに食材も少ないなぁ……ま、いっか。適当で。ついでに朝メシの材料も買っとこ」
適当に食材を見繕いながら、名前は買い物カゴにそれらを入れていく。
名前にあしらわれた陵刀が、そんな名前の隣を黙ってついて歩いていた。
ある程度の食材を確保し、レジで会計を済ませようとした所で、また陵刀が支払いをすると申し出た。
「この前もご馳走になったし、コレ自分の朝メシ分もあるからいいよ」
「ダーメ。名前ちゃんは素直に奢られてればいいの♡」
名前が財布を出すより早く、陵刀は支払いを済ませてしまった。
24時間スーパーから車で5分程走った所に、名前の家はあった。
「うち、駐車場契約してないからそこのコインパーキング使って」
名前に指差されたコインパーキングへと車を入れ、駐車すると荷物を持って陵刀が車を降りた。名前もそれに続き車を降りると、陵刀を連れて自身の家に向かった。
「ここの4階に住んでるんだ」
名前に連れられて来たのは、普通のマンションだった。
エレベーターで部屋のある4階へと行き、陵刀は黙って名前の後をついて行った。
複数のドアが並ぶ中、その内の1つの前で立ち止まると名前は鞄からカギを取り出してドアを開けた。
「陵刀先生にとっては狭いと思うけど、どうぞ」
「本当にいいの?」
「今更なに?」
「僕、このまま帰ってもいいんだけど……」
「折角ここまで来たんだし、お腹空いてないんだったらコーヒー位ご馳走させてよ」
「後悔しない?」
「くどいよ」
名前は心底呆れた表情で、陵刀の腕を引っ張って中へと招き入れた。
そのまま玄関のカギを閉めて、名前は陵刀から荷物を奪い取ると先に部屋の中へと入っていった。
「……お邪魔します」