G・I
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ナマエの言葉に、ヒソカは疑問符を浮かべた。そんなヒソカの顔を見て、ナマエは真剣な顔でヒソカに『探すのは【除念師】だよ』と告げた。
「【除念師】ねェ……♦見当は付いているのかい?」
「まぁ、誰が【除念師】かは知ってる。何処にいるのか見当は付かないけど、ゲームを進めていれば会えるよ」
「キミの情報源が気になるね♣」
「それは教えられないな」
「つれないなァ♦」
アントキバに着くまでに出会ったプレイヤーから奪ったカードを換金し、地図と食糧・水をカードショップで購入、次の街の場所についての情報を仕入れるナマエ。
必要な物を揃えるとアントキバを後にし、魔法都市マサドラを目指して先を急いだ。
マサドラに行く道中、妙な山賊に出会ったが無視をし、山を越えたナマエとヒソカ。山を越えた先には、岩石地帯が広がっていた。
山から岩石地帯へと足を踏み入れると、早速1つ目巨人が現れた。
「ヒソカ、目を狙ってね」
「了解♥」
ヒソカに指示を出すと、ナマエは【異人の夜(ナイトメア)】で【勾陳(こうちん)】を喚び出した。
「チッ……数が多いな」
ヒソカと違い、1体ずつしか倒せないナマエは憤りを感じていた。
漸く1つ目巨人の集団を倒し終わったナマエは、辺りに散らばったカードには目もくれず先を急ごうとした。
「ナマエ♦」
「何?」
「何をそんなにカリカリしているんだい?」
「ヒソカには関係ない!」
自分の不甲斐なさを、ヒソカにぶつけてしまったナマエは、それに気付いた時には俯いていた。
「ごめん、ヒソカ。今の完全な八つ当たりだ……」
再度『ごめん』と呟き、ヒソカに向き直った。
「気にしなくていいよ♠」
ヒソカはナマエの頭を撫で、宥めた。
「そんな事より、先を急ぐんだろう?」
「……うん!」
ヒソカの言葉に最初は戸惑ったナマエだが、直ぐに気を取り直して歩を進めた。
その後も様々なモンスターに襲撃されたが、ナマエとヒソカはそんなモンスターの相手をしながらもマサドラに着実に近付いていた。
何枚かカードとして持ってきたモンスターを換金し、アントキバの時同様に水と食糧を調達する。
「これからどうするんだい?」
「恋愛都市アイアイを目指す」
「恋愛都市?」
「そ。疑似恋愛を楽しめる街だよ」
「ふーん♦」
「まぁ、ヒソカは楽しめるんじゃない?」
「ボクはって事は、キミは違うのかい?」
「うん。私はそこからちょっとG・I唯一の港まで足を伸ばして、一旦クロロの所に戻るよ」
「おや♠もうクロロに会いたくなったのかい?」
クツクツ笑うヒソカに殺意を覚えたナマエだが、気を取り直してヒソカに向き合る。
「クロロとの約束でね。もうG・Iに来て何日か経ってるし、そろそろ安否確認で戻らないといけないんだよね」
『面倒だけど』とナマエはボヤいた。
そんなナマエを、ヒソカは不思議そうに見ていた。
「思ったんだけど♣」
「何?」
「キミとクロロって、相思相愛ってワケじゃないよね♠」
「うん。世間一般的な意味では違うと思うよ」
ごく一般的な疑問だった。何故2人はくっついたのか?ヒソカはそこに興味があった。
「なら、クロロと付き合ってる意味――無いんじゃないかい?」
「意味ねぇ……そんなの考えた事も無かったわ」
呆気に取られたのは、ナマエだけではなくヒソカも同じだった。
暫くお互いに顔を見合わせていたが、先に口を開いたのはナマエだった。
「クロロは【家族】以上【恋人】未満だったんだけどね。クロロの中では付き合ってる事になってるみたいだし……特別不都合はないから、訂正してないだけ」
「なら、ボクと本気で付き合わないかい?」
ナマエの言葉を聞いて、ヒソカは真剣な眼差しでナマエに問いかけた。しかし、ナマエは笑顔で首を振ってその申し出を断った。
「【除念師】ねェ……♦見当は付いているのかい?」
「まぁ、誰が【除念師】かは知ってる。何処にいるのか見当は付かないけど、ゲームを進めていれば会えるよ」
「キミの情報源が気になるね♣」
「それは教えられないな」
「つれないなァ♦」
アントキバに着くまでに出会ったプレイヤーから奪ったカードを換金し、地図と食糧・水をカードショップで購入、次の街の場所についての情報を仕入れるナマエ。
必要な物を揃えるとアントキバを後にし、魔法都市マサドラを目指して先を急いだ。
マサドラに行く道中、妙な山賊に出会ったが無視をし、山を越えたナマエとヒソカ。山を越えた先には、岩石地帯が広がっていた。
山から岩石地帯へと足を踏み入れると、早速1つ目巨人が現れた。
「ヒソカ、目を狙ってね」
「了解♥」
ヒソカに指示を出すと、ナマエは【異人の夜(ナイトメア)】で【勾陳(こうちん)】を喚び出した。
「チッ……数が多いな」
ヒソカと違い、1体ずつしか倒せないナマエは憤りを感じていた。
漸く1つ目巨人の集団を倒し終わったナマエは、辺りに散らばったカードには目もくれず先を急ごうとした。
「ナマエ♦」
「何?」
「何をそんなにカリカリしているんだい?」
「ヒソカには関係ない!」
自分の不甲斐なさを、ヒソカにぶつけてしまったナマエは、それに気付いた時には俯いていた。
「ごめん、ヒソカ。今の完全な八つ当たりだ……」
再度『ごめん』と呟き、ヒソカに向き直った。
「気にしなくていいよ♠」
ヒソカはナマエの頭を撫で、宥めた。
「そんな事より、先を急ぐんだろう?」
「……うん!」
ヒソカの言葉に最初は戸惑ったナマエだが、直ぐに気を取り直して歩を進めた。
その後も様々なモンスターに襲撃されたが、ナマエとヒソカはそんなモンスターの相手をしながらもマサドラに着実に近付いていた。
何枚かカードとして持ってきたモンスターを換金し、アントキバの時同様に水と食糧を調達する。
「これからどうするんだい?」
「恋愛都市アイアイを目指す」
「恋愛都市?」
「そ。疑似恋愛を楽しめる街だよ」
「ふーん♦」
「まぁ、ヒソカは楽しめるんじゃない?」
「ボクはって事は、キミは違うのかい?」
「うん。私はそこからちょっとG・I唯一の港まで足を伸ばして、一旦クロロの所に戻るよ」
「おや♠もうクロロに会いたくなったのかい?」
クツクツ笑うヒソカに殺意を覚えたナマエだが、気を取り直してヒソカに向き合る。
「クロロとの約束でね。もうG・Iに来て何日か経ってるし、そろそろ安否確認で戻らないといけないんだよね」
『面倒だけど』とナマエはボヤいた。
そんなナマエを、ヒソカは不思議そうに見ていた。
「思ったんだけど♣」
「何?」
「キミとクロロって、相思相愛ってワケじゃないよね♠」
「うん。世間一般的な意味では違うと思うよ」
ごく一般的な疑問だった。何故2人はくっついたのか?ヒソカはそこに興味があった。
「なら、クロロと付き合ってる意味――無いんじゃないかい?」
「意味ねぇ……そんなの考えた事も無かったわ」
呆気に取られたのは、ナマエだけではなくヒソカも同じだった。
暫くお互いに顔を見合わせていたが、先に口を開いたのはナマエだった。
「クロロは【家族】以上【恋人】未満だったんだけどね。クロロの中では付き合ってる事になってるみたいだし……特別不都合はないから、訂正してないだけ」
「なら、ボクと本気で付き合わないかい?」
ナマエの言葉を聞いて、ヒソカは真剣な眼差しでナマエに問いかけた。しかし、ナマエは笑顔で首を振ってその申し出を断った。