G・I
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「有難う。じゃあ、G・I持って来て貰える?場所はアイジエン大陸の――」
ヒソカとの電話を終えたナマエは、クロロに視線を戻すと小さく『ごめん』と謝った。当のクロロは何を謝られているのか解らない状態。頭の中で疑問符を浮かべていると、漸く状況を把握したナマエは説明を始めた。
「えっと……ヒソカに報酬は【クロロとの決闘】って言っちゃったから……だからごめん」
「何だ、そんな事か」
クロロはクツリと笑ってナマエを抱き寄せた。
「オレはてっきり【ナマエとのデート】が報酬だと思ったんだがな」
「それは断ったよ」
「で、代わりがオレとの【決闘】な訳だな?」
「……うん」
「まあ、良いんじゃないか?」
クツクツ笑うクロロを、ナマエは不思議そうに見ていた。
(何が良いんだ?!クロロの思考が解らん!)
「そんな顔をするなよ。苛めたくなる」
『もちろん、ベッドの中でな』と囁くクロロに、ナマエは急激に顔が赤くなるのを感じた。
「ばっ……何盛ってるんだよ!!」
「くくくっ。好きな女相手に欲情して、何が悪い?」
意地悪い顔で笑うクロロに、ナマエは抗議した。しかし、クロロは面白がってからかってくるだけで止めようとしない。
小一時間程クロロと言い合いをしていると、急にクロロが真顔になった。
「どうしたの?」
「オレが死んだら、ナマエはどうする?」
「とりあえず、【朱雀】で再生するかな」
「へェ……生き返らせてくれるんだ?」
「そりゃー、説教しないと駄目だからね」
「説教?」
「うん。『何勝手に死んでんだ!』って説教しないとね」
『まぁ、そう簡単に死なせないけど』と続けるナマエ。クロロはその回答に満足したのか、綺麗に微笑んだ。
それから数日して、ヒソカはG・Iを持ってクロロの前に現れた。
「やあ♠」
「早かったな、ヒソカ」
「ナマエからのお呼び出しだからね♥」
「あれ?ヒソカ、もう来たの?」
買い出しに出ていたナマエが戻ると、ヒソカがクロロと一緒にいた。少し驚いた顔をしていると、クロロが顔を顰めた。
「おや?クロロの機嫌悪いね♦」
「クロロ、どうしたの?」
「ナマエと2人きりの生活が終わると思ったら……な」
「そんな顔しなくても、直ぐに終わらせるよ」
にこやかに笑いながら荷持を片付けに行ったナマエに、クロロは苦笑するしか無かった。
「まったく……ナマエには敵わないな」
諦めた様に言うクロロに、今度はヒソカが驚いた。
「クロロが負けるとはね♦」
「フッ……惚れた弱みだな」
そんな2人を余所に、ナマエは淡々と荷物を片付けていた。
漸く荷物を片付け終えたナマエは、3人分のコーヒーを持って戻って来た時には、ヒソカがクロロに向かって何か囁いている所だった。
「ん?内緒話?」
「うん♥」
「そ。コーヒー飲むでしょ?2人共」
「ああ。貰うよ」
「頂くよ♥」
2人にコーヒーを渡すと、ナマエはクロロの隣に腰掛け口をつけた。
その光景を見ていたヒソカは、素直に疑問を口にした。
「キミ達、いつの間にくっついたの?」
「つい最近だ」
「へェ……♣だからボクとのデート、断ったんだね♦」
「クロロとくっつかなくても、ヒソカみたいな変態に興味はないよ」
「傷つくなァ♠」
「はいはい。存分に傷付きなさいな」
ケラケラ笑うナマエに、ヒソカは目を瞠っていた。そんなヒソカの様子を見たクロロもまた、声を出して笑っていた。
その後、コーヒーを飲みながらナマエは考えた。これから何を再優先にするべきか。何を選択するべきか。
「で、G・Iは手に入ったの?ヒソカ」
「もちろん♥これがそうだよ♠」
1体のゲーム機を何もない場所から取り出しながら、ヒソカはナマエに見せた。
「おー、マジで手に入れるとは!」
「奇術師に不可能はないからね♥」
ヒソカとの電話を終えたナマエは、クロロに視線を戻すと小さく『ごめん』と謝った。当のクロロは何を謝られているのか解らない状態。頭の中で疑問符を浮かべていると、漸く状況を把握したナマエは説明を始めた。
「えっと……ヒソカに報酬は【クロロとの決闘】って言っちゃったから……だからごめん」
「何だ、そんな事か」
クロロはクツリと笑ってナマエを抱き寄せた。
「オレはてっきり【ナマエとのデート】が報酬だと思ったんだがな」
「それは断ったよ」
「で、代わりがオレとの【決闘】な訳だな?」
「……うん」
「まあ、良いんじゃないか?」
クツクツ笑うクロロを、ナマエは不思議そうに見ていた。
(何が良いんだ?!クロロの思考が解らん!)
「そんな顔をするなよ。苛めたくなる」
『もちろん、ベッドの中でな』と囁くクロロに、ナマエは急激に顔が赤くなるのを感じた。
「ばっ……何盛ってるんだよ!!」
「くくくっ。好きな女相手に欲情して、何が悪い?」
意地悪い顔で笑うクロロに、ナマエは抗議した。しかし、クロロは面白がってからかってくるだけで止めようとしない。
小一時間程クロロと言い合いをしていると、急にクロロが真顔になった。
「どうしたの?」
「オレが死んだら、ナマエはどうする?」
「とりあえず、【朱雀】で再生するかな」
「へェ……生き返らせてくれるんだ?」
「そりゃー、説教しないと駄目だからね」
「説教?」
「うん。『何勝手に死んでんだ!』って説教しないとね」
『まぁ、そう簡単に死なせないけど』と続けるナマエ。クロロはその回答に満足したのか、綺麗に微笑んだ。
それから数日して、ヒソカはG・Iを持ってクロロの前に現れた。
「やあ♠」
「早かったな、ヒソカ」
「ナマエからのお呼び出しだからね♥」
「あれ?ヒソカ、もう来たの?」
買い出しに出ていたナマエが戻ると、ヒソカがクロロと一緒にいた。少し驚いた顔をしていると、クロロが顔を顰めた。
「おや?クロロの機嫌悪いね♦」
「クロロ、どうしたの?」
「ナマエと2人きりの生活が終わると思ったら……な」
「そんな顔しなくても、直ぐに終わらせるよ」
にこやかに笑いながら荷持を片付けに行ったナマエに、クロロは苦笑するしか無かった。
「まったく……ナマエには敵わないな」
諦めた様に言うクロロに、今度はヒソカが驚いた。
「クロロが負けるとはね♦」
「フッ……惚れた弱みだな」
そんな2人を余所に、ナマエは淡々と荷物を片付けていた。
漸く荷物を片付け終えたナマエは、3人分のコーヒーを持って戻って来た時には、ヒソカがクロロに向かって何か囁いている所だった。
「ん?内緒話?」
「うん♥」
「そ。コーヒー飲むでしょ?2人共」
「ああ。貰うよ」
「頂くよ♥」
2人にコーヒーを渡すと、ナマエはクロロの隣に腰掛け口をつけた。
その光景を見ていたヒソカは、素直に疑問を口にした。
「キミ達、いつの間にくっついたの?」
「つい最近だ」
「へェ……♣だからボクとのデート、断ったんだね♦」
「クロロとくっつかなくても、ヒソカみたいな変態に興味はないよ」
「傷つくなァ♠」
「はいはい。存分に傷付きなさいな」
ケラケラ笑うナマエに、ヒソカは目を瞠っていた。そんなヒソカの様子を見たクロロもまた、声を出して笑っていた。
その後、コーヒーを飲みながらナマエは考えた。これから何を再優先にするべきか。何を選択するべきか。
「で、G・Iは手に入ったの?ヒソカ」
「もちろん♥これがそうだよ♠」
1体のゲーム機を何もない場所から取り出しながら、ヒソカはナマエに見せた。
「おー、マジで手に入れるとは!」
「奇術師に不可能はないからね♥」