ヨークシン
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『前も言ったけど、ボクのターゲットは団長のみ♥彼が解放されればボクも船を降りる♣団長と闘りたい、それだけなんだ♥』
クラピカはゴンとキルアを守る為、渋々ヒソカの同伴を許可した。
それぞれの飛行船は暫く飛ぶと、断崖絶壁の山頂へと降り立った。
それぞれが飛行船から降りた所で、クラピカはキルアが持つ携帯へ電話を掛けた。
「キルア、携帯を胸に当てろ」
センリツに心音を確認させるクラピカ。
「大丈夫。何もされてないわね」
「よし!!交換開始だ!!」
クラピカの合図でゴンとキルア、クロロとナマエはそれぞれ歩き出す。
反対側の飛行船にナマエが到着した時、ゴン達を乗せた飛行船は上空へと飛び去った。
「ずっと待ってたよ、この時を♥さあ、闘ろう♥ボクが入団したのは――いや、入ったと見せかけたのは、まさにこの瞬間の為♥」
ヒソカは徐ろに上着を脱ぎ去ると、背中に貼ってあった蜘蛛の刺青を剥がした。
「もうこんなモノ必要ない♦これでもう仲間割れじゃないから、エンリョなく闘れるだろ?」
「フッ――くくく、なる程。団員じゃないなら話せるな。オレはお前と戦えない」
「?」
「というより、戦うに値しないと言っておくか。ヤツにジャッジメントチェーンなる鎖を心臓に刺されて、オレはもう【念能力】を全く使えないんだ」
クロロの言葉に白くなったヒソカに詫び、クロロとナマエはその場に残った。
ヒソカとパクノダを乗せた飛行船を見送り、クロロはナマエに問うた。
「良かったのか?戻らなくて」
「【念能力】が使えないクロロを1人にさせる程、人間腐ってないつもりなんですけどね」
「くくく。そうか」
「何が可笑しいの?」
「以前のお前からは考えられない言動だな」
「人間は日々変わるものだよ、クロロ」
「そうだな。で、オレに惚れ直したか?」
「?」
「さっき、初めてお前からキスされたからな」
「【家族】以上【恋人】未満――かな」
「フッ――今はそれで満足しておくよ」
穏やかに笑うクロロの隣で、ナマエは空を見上げた。
「さ、『東』に向かおうかクロロ」
「そうだな」
ナマエに続いて、東に進路をとり歩き出すクロロ。その表情は何かに満ち足りていた。
クラピカはゴンとキルアを守る為、渋々ヒソカの同伴を許可した。
それぞれの飛行船は暫く飛ぶと、断崖絶壁の山頂へと降り立った。
それぞれが飛行船から降りた所で、クラピカはキルアが持つ携帯へ電話を掛けた。
「キルア、携帯を胸に当てろ」
センリツに心音を確認させるクラピカ。
「大丈夫。何もされてないわね」
「よし!!交換開始だ!!」
クラピカの合図でゴンとキルア、クロロとナマエはそれぞれ歩き出す。
反対側の飛行船にナマエが到着した時、ゴン達を乗せた飛行船は上空へと飛び去った。
「ずっと待ってたよ、この時を♥さあ、闘ろう♥ボクが入団したのは――いや、入ったと見せかけたのは、まさにこの瞬間の為♥」
ヒソカは徐ろに上着を脱ぎ去ると、背中に貼ってあった蜘蛛の刺青を剥がした。
「もうこんなモノ必要ない♦これでもう仲間割れじゃないから、エンリョなく闘れるだろ?」
「フッ――くくく、なる程。団員じゃないなら話せるな。オレはお前と戦えない」
「?」
「というより、戦うに値しないと言っておくか。ヤツにジャッジメントチェーンなる鎖を心臓に刺されて、オレはもう【念能力】を全く使えないんだ」
クロロの言葉に白くなったヒソカに詫び、クロロとナマエはその場に残った。
ヒソカとパクノダを乗せた飛行船を見送り、クロロはナマエに問うた。
「良かったのか?戻らなくて」
「【念能力】が使えないクロロを1人にさせる程、人間腐ってないつもりなんですけどね」
「くくく。そうか」
「何が可笑しいの?」
「以前のお前からは考えられない言動だな」
「人間は日々変わるものだよ、クロロ」
「そうだな。で、オレに惚れ直したか?」
「?」
「さっき、初めてお前からキスされたからな」
「【家族】以上【恋人】未満――かな」
「フッ――今はそれで満足しておくよ」
穏やかに笑うクロロの隣で、ナマエは空を見上げた。
「さ、『東』に向かおうかクロロ」
「そうだな」
ナマエに続いて、東に進路をとり歩き出すクロロ。その表情は何かに満ち足りていた。