ヨークシン
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マチがゴンとキルアを【念糸】で拘束した状態で、ベーチタクルホテルまで移動する事になった。
「ナマエ、後で詳しい事情を話して貰うからな」
「解ってるよ、クロロ」
「分かった。ベーチタクルホテルのロビーで待つ」
パクノダからの連絡を受け、クロロはホテルへと足を進める。
「鎖野郎の正体が判ったそうだ。残りの仲間は3人。行こう」
ゴン達を捕獲してから十数分。ベーチタクルホテルに着いた一行は、ホテルのロビーへと足を踏み入れた。
「ここで待とう」
ロビーに入って直ぐの柱へと向かい、クロロは立ち止まった。
「【白虎】、有難う。戻っていいよ」
ナマエが【白虎】の頭を撫でてやると、【白虎】は小さな唸り声をあげて還った。
「何時だと思ってんだテメェ!!」
突然の怒声に、一行の視線が怒声の主へと向けられた。
(レオリオ……)
「バーカ、ベイロークじゃねーよ。ベーチタクルホテルだよ。どう聞いたら間違えるんだよ。てめぇはいっつもよォ」
視線に気付いたレオリオは、クロロ達を睨みつけた。
「ん?何見てんだ、コラ?あ?勝負すっか、お?」
「消します?」
「ほっとけ。目を合わすな」
「お!?見せ物じゃねーぞ、あ!?」
周りの一般客にまで睨みをきかせるレオリオに、ナマエは笑いを堪えていた。
「あ!?ああ、こっちの話だよバカ。ったく、まぬけな手下持ったおかげで、オレのお先『真っ暗』だぜ!!いいか!?『目ェ瞑る』のは今回だけだ。次ヘマしたら、判ってんな!?よく聞けよ!!『7時きっかり』だ!!それまでにホテル来い!!1秒でも遅れたらクビ!!ソッコー、クビだ!!」
7時まで残り3分になり、パクノダ達が来た。
「パク達が来た」
「お!?何だ、オメー等また捕まったのかよ!?」
ゴンとキルアを見つけたノブナガが、嬉しそうに近付いて来る。
「ははん、判ったぜ。お前等、結局気が変わって入団したくなったんだろ?」
「あんた達に懸けられてた賞金が取り消しになった事、知らなかっただけだよ」
「その結果、また尾行に失敗したのか?懲りねーな。だが、これも何かの縁ってやつよ。オレ達は惹かれ合う運命ってわけだ。ま、仲良くやろーぜ。な?」
「やだね。懸賞金があったからこそ、追っ掛けてたんだ。本当なら、お前等なんか顔も見たくないんだからな」
「オレもだね」
キルアに続いて、ゴンも目を瞑ってそっぽを向いた。
「くっく。どーだい、団長!?良いタマだろ?ウボォーやナマエに通じるふてぶてしさがあるぜ、こいつらにゃあよ」
「子供だからだろ?怖いもん知らずなのはさ。それより、鎖野郎ってどんな奴?」
「……その前に――パク、もう一度こいつ等調べろ」
「「!!」」
「OK。何を訊く?」
「何を隠してる?かだ」
パクノダが2人を調べようとした時、7時まで1分を切っていた。
「ムダだね!あんたさ……対象者に触れる事で記憶を引き出す能力なんだろ?オレ達は何も隠してないし、何も知らない。仮に何か知ってても……!!」
キルアが言葉を続けようとした所で、パクノダがキルアの顎を掴んだ。
「やれば解かる事。黙りなさい」
「もし知ってても、別の事考えて、頭の中読ませないもんね!!」
「へ……そゆこと……」
パクノダは、ゴンとキルアの顎を掴み持ち上げ、そのまま言葉を続けた。
「何か……勘違いしてるわね。あたしが引き出すのは、記憶の底の最も純粋な原記憶。あんた達が創り出したイメージを読むわけではない。あたしの質問で、あんた達の記憶を刺激する。すると、池に石を投げた時みたいに記憶の底で沈殿した泥が舞う。それが原記憶……加工されてない記憶。あたしはそれを掬い取る。偽証は不可能よ。さあ、質問よ。何を隠してるの?」
パクノダが記憶を読み取った瞬間、ホテルのロビーが停電した。
ナマエはクロロの気配にだけ集中し、後を追った。
「ナマエ、後で詳しい事情を話して貰うからな」
「解ってるよ、クロロ」
「分かった。ベーチタクルホテルのロビーで待つ」
パクノダからの連絡を受け、クロロはホテルへと足を進める。
「鎖野郎の正体が判ったそうだ。残りの仲間は3人。行こう」
ゴン達を捕獲してから十数分。ベーチタクルホテルに着いた一行は、ホテルのロビーへと足を踏み入れた。
「ここで待とう」
ロビーに入って直ぐの柱へと向かい、クロロは立ち止まった。
「【白虎】、有難う。戻っていいよ」
ナマエが【白虎】の頭を撫でてやると、【白虎】は小さな唸り声をあげて還った。
「何時だと思ってんだテメェ!!」
突然の怒声に、一行の視線が怒声の主へと向けられた。
(レオリオ……)
「バーカ、ベイロークじゃねーよ。ベーチタクルホテルだよ。どう聞いたら間違えるんだよ。てめぇはいっつもよォ」
視線に気付いたレオリオは、クロロ達を睨みつけた。
「ん?何見てんだ、コラ?あ?勝負すっか、お?」
「消します?」
「ほっとけ。目を合わすな」
「お!?見せ物じゃねーぞ、あ!?」
周りの一般客にまで睨みをきかせるレオリオに、ナマエは笑いを堪えていた。
「あ!?ああ、こっちの話だよバカ。ったく、まぬけな手下持ったおかげで、オレのお先『真っ暗』だぜ!!いいか!?『目ェ瞑る』のは今回だけだ。次ヘマしたら、判ってんな!?よく聞けよ!!『7時きっかり』だ!!それまでにホテル来い!!1秒でも遅れたらクビ!!ソッコー、クビだ!!」
7時まで残り3分になり、パクノダ達が来た。
「パク達が来た」
「お!?何だ、オメー等また捕まったのかよ!?」
ゴンとキルアを見つけたノブナガが、嬉しそうに近付いて来る。
「ははん、判ったぜ。お前等、結局気が変わって入団したくなったんだろ?」
「あんた達に懸けられてた賞金が取り消しになった事、知らなかっただけだよ」
「その結果、また尾行に失敗したのか?懲りねーな。だが、これも何かの縁ってやつよ。オレ達は惹かれ合う運命ってわけだ。ま、仲良くやろーぜ。な?」
「やだね。懸賞金があったからこそ、追っ掛けてたんだ。本当なら、お前等なんか顔も見たくないんだからな」
「オレもだね」
キルアに続いて、ゴンも目を瞑ってそっぽを向いた。
「くっく。どーだい、団長!?良いタマだろ?ウボォーやナマエに通じるふてぶてしさがあるぜ、こいつらにゃあよ」
「子供だからだろ?怖いもん知らずなのはさ。それより、鎖野郎ってどんな奴?」
「……その前に――パク、もう一度こいつ等調べろ」
「「!!」」
「OK。何を訊く?」
「何を隠してる?かだ」
パクノダが2人を調べようとした時、7時まで1分を切っていた。
「ムダだね!あんたさ……対象者に触れる事で記憶を引き出す能力なんだろ?オレ達は何も隠してないし、何も知らない。仮に何か知ってても……!!」
キルアが言葉を続けようとした所で、パクノダがキルアの顎を掴んだ。
「やれば解かる事。黙りなさい」
「もし知ってても、別の事考えて、頭の中読ませないもんね!!」
「へ……そゆこと……」
パクノダは、ゴンとキルアの顎を掴み持ち上げ、そのまま言葉を続けた。
「何か……勘違いしてるわね。あたしが引き出すのは、記憶の底の最も純粋な原記憶。あんた達が創り出したイメージを読むわけではない。あたしの質問で、あんた達の記憶を刺激する。すると、池に石を投げた時みたいに記憶の底で沈殿した泥が舞う。それが原記憶……加工されてない記憶。あたしはそれを掬い取る。偽証は不可能よ。さあ、質問よ。何を隠してるの?」
パクノダが記憶を読み取った瞬間、ホテルのロビーが停電した。
ナマエはクロロの気配にだけ集中し、後を追った。