ヨークシン
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「全員で最終的な確認をしておこう。まず、シャル。ウボォーから聞いた鎖野郎の情報ってのは、前に話した分だけなんだな?」
「うん。ウボォーと一緒にハンターサイトでノストラードファミリーの構成員の顔写真、片っ端から調べてたんだ。その時、ウボォーが『こいつらだ!!』って言ったのが、この写真の中の上段3人。ウボォーは奴等の宿泊場所が判った時点で行っちゃったけど、オレはその後も少し調べてみて、こいつらがファミリーのボディーガードだって事が判ったんだ」
「それが1日の深夜だな。オレも昨日そのサイトを調べてみた。これがノストラードファミリー、ボスの娘だ」
「そうか、会って【能力】盗んだんだったな」
「そして、こっちがオレが調べた時のボディーガードの写真リスト。更に2人加わっている」
「すげ……」
「もう新しい情報に変わってたの?」
「これを調べてから丸1日近く経ってる。シャル、後でもう一度このサイトを確認してみてくれ」
「アイ・サー」
「ボディーガードは7人もしくはそれ以上……か。娘っ子1人に大層なこった」
「親バカなんだろ」
「娘自身より、その【能力】の方が大事なようだ。父親は娘の占いで、現在の地位を築いたらしいからな。それを面白く思ってない連中もいるんだろう」
「でも何でこのコ、ヨークシンに来たのかな?」
「そりゃあ、オークションなんじゃない?」
パクノダとシズクの問答で、クロロは閃いた。
「団長?」
クロロはナマエの隣に座りながら、言葉を紡いだ。
「シズク、パクノダ」
「はい?」
「ナイスだ」
「?」
「はぁ」
「というか、オレはバカだな。クソ……どうかしてた。何故ボスの娘はヨークシンに来たか?そこにオレが気付いていれば、もっと早く鎖野郎に辿り着いていた……!!この娘がボディーガード付きでヨークシンに来た目的。それはやはりオークションだろう。占いの【能力】にばかり気を取られ重要視していなかったが、サイトの情報によるとこの娘には人体収集家というもう1つの顔がある」
「人体……!!緋の眼か!!」
「ああ。鎖野郎がノストラードファミリーに入ったのは、偶々じゃない。今回の地下競売に緋の眼が出品される事と、それをノストラードファミリーが狙っている事を予め突き止めていたからだ。鎖野郎の目的は2つあった!オレ達への復讐と、仲間の眼の奪還。シャル、競売品の中に緋の眼はあったか?」
「ごめん、わかんない。競売の最中は、進行役を自動操作にしてたから」
「あったよ。確かコピーした」
「お前のコピー、【円】の効果があると言ったな。緋の眼のコピーが今何処にあるか、判るか?」
「本物を触ればね」
コルトピの言葉に、団員達は本物の緋の眼を探し始めた。
「ナマエ」
「……何?クロロ」
「さっきからずっと黙ってるが――何を考えてる?」
隣に座るナマエを抱き寄せながら、逃げられない様に拘束するクロロ。
「言えない……ってのは無し?」
「ああ」
「……はぁ、分かったよ。話すから、腕退けて」
ナマエの言葉に、クロロは拘束していた腕を離した。
「どうすれば、皆が無事に帰れるかを考えてた」
「無事に?どういう意味だ?」
「そのまんま。ウボォーの時みたいに、占いを覆そうと思ってね」
クロロがナマエの真意を確かめようとしたその時、緋の眼が見つかった。
「あった!本物」
「詳しい話は後で訊く」
「ん」
コルトピが本物の緋の眼を触り、コピーが何処にあるのかを探った。
「判った。同じ形の物は、あっちの方角……大体2500メートル。急いだほうがいいよ。コピーしたの昨日の夜だから、後数時間で消えちゃうから」
「地図あるか?」
「ほい」
フィンクスから地図を受け取り、クロロは場所を特定する。
「ここから約2500……ホテルベーチタクル……!」
「団長、オレに行かせてくれ。頼む」
「うん。ウボォーと一緒にハンターサイトでノストラードファミリーの構成員の顔写真、片っ端から調べてたんだ。その時、ウボォーが『こいつらだ!!』って言ったのが、この写真の中の上段3人。ウボォーは奴等の宿泊場所が判った時点で行っちゃったけど、オレはその後も少し調べてみて、こいつらがファミリーのボディーガードだって事が判ったんだ」
「それが1日の深夜だな。オレも昨日そのサイトを調べてみた。これがノストラードファミリー、ボスの娘だ」
「そうか、会って【能力】盗んだんだったな」
「そして、こっちがオレが調べた時のボディーガードの写真リスト。更に2人加わっている」
「すげ……」
「もう新しい情報に変わってたの?」
「これを調べてから丸1日近く経ってる。シャル、後でもう一度このサイトを確認してみてくれ」
「アイ・サー」
「ボディーガードは7人もしくはそれ以上……か。娘っ子1人に大層なこった」
「親バカなんだろ」
「娘自身より、その【能力】の方が大事なようだ。父親は娘の占いで、現在の地位を築いたらしいからな。それを面白く思ってない連中もいるんだろう」
「でも何でこのコ、ヨークシンに来たのかな?」
「そりゃあ、オークションなんじゃない?」
パクノダとシズクの問答で、クロロは閃いた。
「団長?」
クロロはナマエの隣に座りながら、言葉を紡いだ。
「シズク、パクノダ」
「はい?」
「ナイスだ」
「?」
「はぁ」
「というか、オレはバカだな。クソ……どうかしてた。何故ボスの娘はヨークシンに来たか?そこにオレが気付いていれば、もっと早く鎖野郎に辿り着いていた……!!この娘がボディーガード付きでヨークシンに来た目的。それはやはりオークションだろう。占いの【能力】にばかり気を取られ重要視していなかったが、サイトの情報によるとこの娘には人体収集家というもう1つの顔がある」
「人体……!!緋の眼か!!」
「ああ。鎖野郎がノストラードファミリーに入ったのは、偶々じゃない。今回の地下競売に緋の眼が出品される事と、それをノストラードファミリーが狙っている事を予め突き止めていたからだ。鎖野郎の目的は2つあった!オレ達への復讐と、仲間の眼の奪還。シャル、競売品の中に緋の眼はあったか?」
「ごめん、わかんない。競売の最中は、進行役を自動操作にしてたから」
「あったよ。確かコピーした」
「お前のコピー、【円】の効果があると言ったな。緋の眼のコピーが今何処にあるか、判るか?」
「本物を触ればね」
コルトピの言葉に、団員達は本物の緋の眼を探し始めた。
「ナマエ」
「……何?クロロ」
「さっきからずっと黙ってるが――何を考えてる?」
隣に座るナマエを抱き寄せながら、逃げられない様に拘束するクロロ。
「言えない……ってのは無し?」
「ああ」
「……はぁ、分かったよ。話すから、腕退けて」
ナマエの言葉に、クロロは拘束していた腕を離した。
「どうすれば、皆が無事に帰れるかを考えてた」
「無事に?どういう意味だ?」
「そのまんま。ウボォーの時みたいに、占いを覆そうと思ってね」
クロロがナマエの真意を確かめようとしたその時、緋の眼が見つかった。
「あった!本物」
「詳しい話は後で訊く」
「ん」
コルトピが本物の緋の眼を触り、コピーが何処にあるのかを探った。
「判った。同じ形の物は、あっちの方角……大体2500メートル。急いだほうがいいよ。コピーしたの昨日の夜だから、後数時間で消えちゃうから」
「地図あるか?」
「ほい」
フィンクスから地図を受け取り、クロロは場所を特定する。
「ここから約2500……ホテルベーチタクル……!」
「団長、オレに行かせてくれ。頼む」