ヨークシン
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「旅団の立場を忘れてダダを捏ねてんのは、オレとお前どっちだ?」
「………………」
「何か言うことはあるか?」
「ねェよ……」
そんなやり取りを傍観していたナマエだが、ある心配が脳裏を横切っていた。
(失敗したら……どうしよう)
「これから残りのメンバーも占う。そこには、シズクの様に危機回避の助言が出ているかもしれない。それぞれこの紙に、名前・生年月日・血液型を書いてくれ」
「ワタシ自分の生年月日知らないね」
「オレなんて、血液型も知らねーよ」
「げ」
「…………」
必要事項が分かる団員のみを占い、占われた者はその結果を読んでいる。
「ナマエも占うか?」
「……止めとく。こっちでの生年月日無いし」
「そうだったな。忘れてたよ」
クロロとナマエを余所に、団員達は自分の占い結果を読み耽っている。
「どんな占いが出たの?見せて」
パクノダが、ヒソカの元へ行き結果を見せる様に迫った。
「止めた方がいい♣見たら驚くよ?」
「いいから」
「ハイハイ♦」
2つ折りにした占い結果をパクノダに渡し、ヒソカはトランプを弄りだす。他の団員は、パクノダの反応を見ていた。
「!」
ヒソカの結果を見たパクノダは、驚きを隠せなかった。
「ちょっと、皆も見て」
パクノダはヒソカの占い結果をフランクリンへと投げ渡した。
「これは……」
「…………」
「赤目の客が月達の秘密を……か」
「達って事は、1人じゃねェな」
「見せろ!」
慌てて駆け寄るノブナガに、シャルナークはソレを渡した。ノブナガはソレを見るやいなや、表情が怒りに染まった。
「ヒソカ……てめェが売ったのか?ウボォーを」
「……」
「イエスと取るぜ!!」
抜刀しヒソカに向かおうとするノブナガだが、フランクリンとシャルナークに止められてしまう。
「退け」
「まあ待てよ。話を聞いてからだ」
「話!?何もねェな」
「落ち着きなよ。これは予言だから、行動によっては回避も出来るって団長が言ってただろ」
「ヒソカ、今週何があったか説明しろ」
「言えない♠だが……そこにある1つ目の詩の内容は、事実だったとだけ言っておこう♦」
「聞いたろ、どけ!!」
「まあ、待てって」
「何故言えない?」
「それを言ったら、言えない内容を言ったも同然なのでやはり言えない♠言わないんじゃなく、言えない♠ボクがギリギリ言えるのはそこまでだ♣それで納得出来ないなら、ボクもボクを守る為戦わざるを得ないな……♦」
ヒソカの言葉に、一同が静まり返った。
「……チッ、止めとくぜ。てめェは戦りづれェからな」
一旦刀を鞘に戻したノブナガだったが、次の瞬間には駆け出していた。
「なわけねェだろ、ボケ!!」
「「!?」」
ヒソカに斬りかかったノブナガだったが、一瞬にして場所が移動した。
「ノブナガ、少し黙れ」
今まで静寂を通していたクロロが、そこで漸く口を開いた。
「「……」」
「ヒソカ、いくつか質問する。答えられない物は『言えない』で良い。攫われた秘密というのは、何の事だ?」
「……団員の【能力】♦」
「それは何人だ?」
「7人……いや、8人か♣団長にウボォーギン・シズク・マチ・フランクリン・パクノダ・シャルナークにボクで8人だ♣」
「相手の【能力】は?」
「言えない♠」
「相手の形貌は?」
「言えない♠」
「お前と相手との関係は?」
「言えない♠」
「~~~~~~」
「……ん?お前がコルトピの能力を知ったのは昨日か……」
「その通り♥」
「?」
「……なる程」
仮宿の外では大雨が降り、雷が鳴っている。時折、稲光が仮宿内を照らし出す。
「赤目の客……鎖野郎は…………最低でも2つの能力を有する敵だ。1つはウボォーを捕えた時の【能力】。もう1つはヒソカの言動を縛っている【能力】。後者の【能力】は『掟の剣』という表現から察する所、相手に何らかのルールを強いる物だろう。『オレにウソを吐くな』と『オレに関して一切説明するな』といった所か。鎖野郎がヒソカに与えた『ルール』は」
クロロは立ち上がりながら続けた。
「………………」
「何か言うことはあるか?」
「ねェよ……」
そんなやり取りを傍観していたナマエだが、ある心配が脳裏を横切っていた。
(失敗したら……どうしよう)
「これから残りのメンバーも占う。そこには、シズクの様に危機回避の助言が出ているかもしれない。それぞれこの紙に、名前・生年月日・血液型を書いてくれ」
「ワタシ自分の生年月日知らないね」
「オレなんて、血液型も知らねーよ」
「げ」
「…………」
必要事項が分かる団員のみを占い、占われた者はその結果を読んでいる。
「ナマエも占うか?」
「……止めとく。こっちでの生年月日無いし」
「そうだったな。忘れてたよ」
クロロとナマエを余所に、団員達は自分の占い結果を読み耽っている。
「どんな占いが出たの?見せて」
パクノダが、ヒソカの元へ行き結果を見せる様に迫った。
「止めた方がいい♣見たら驚くよ?」
「いいから」
「ハイハイ♦」
2つ折りにした占い結果をパクノダに渡し、ヒソカはトランプを弄りだす。他の団員は、パクノダの反応を見ていた。
「!」
ヒソカの結果を見たパクノダは、驚きを隠せなかった。
「ちょっと、皆も見て」
パクノダはヒソカの占い結果をフランクリンへと投げ渡した。
「これは……」
「…………」
「赤目の客が月達の秘密を……か」
「達って事は、1人じゃねェな」
「見せろ!」
慌てて駆け寄るノブナガに、シャルナークはソレを渡した。ノブナガはソレを見るやいなや、表情が怒りに染まった。
「ヒソカ……てめェが売ったのか?ウボォーを」
「……」
「イエスと取るぜ!!」
抜刀しヒソカに向かおうとするノブナガだが、フランクリンとシャルナークに止められてしまう。
「退け」
「まあ待てよ。話を聞いてからだ」
「話!?何もねェな」
「落ち着きなよ。これは予言だから、行動によっては回避も出来るって団長が言ってただろ」
「ヒソカ、今週何があったか説明しろ」
「言えない♠だが……そこにある1つ目の詩の内容は、事実だったとだけ言っておこう♦」
「聞いたろ、どけ!!」
「まあ、待てって」
「何故言えない?」
「それを言ったら、言えない内容を言ったも同然なのでやはり言えない♠言わないんじゃなく、言えない♠ボクがギリギリ言えるのはそこまでだ♣それで納得出来ないなら、ボクもボクを守る為戦わざるを得ないな……♦」
ヒソカの言葉に、一同が静まり返った。
「……チッ、止めとくぜ。てめェは戦りづれェからな」
一旦刀を鞘に戻したノブナガだったが、次の瞬間には駆け出していた。
「なわけねェだろ、ボケ!!」
「「!?」」
ヒソカに斬りかかったノブナガだったが、一瞬にして場所が移動した。
「ノブナガ、少し黙れ」
今まで静寂を通していたクロロが、そこで漸く口を開いた。
「「……」」
「ヒソカ、いくつか質問する。答えられない物は『言えない』で良い。攫われた秘密というのは、何の事だ?」
「……団員の【能力】♦」
「それは何人だ?」
「7人……いや、8人か♣団長にウボォーギン・シズク・マチ・フランクリン・パクノダ・シャルナークにボクで8人だ♣」
「相手の【能力】は?」
「言えない♠」
「相手の形貌は?」
「言えない♠」
「お前と相手との関係は?」
「言えない♠」
「~~~~~~」
「……ん?お前がコルトピの能力を知ったのは昨日か……」
「その通り♥」
「?」
「……なる程」
仮宿の外では大雨が降り、雷が鳴っている。時折、稲光が仮宿内を照らし出す。
「赤目の客……鎖野郎は…………最低でも2つの能力を有する敵だ。1つはウボォーを捕えた時の【能力】。もう1つはヒソカの言動を縛っている【能力】。後者の【能力】は『掟の剣』という表現から察する所、相手に何らかのルールを強いる物だろう。『オレにウソを吐くな』と『オレに関して一切説明するな』といった所か。鎖野郎がヒソカに与えた『ルール』は」
クロロは立ち上がりながら続けた。