念
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結局、あの後【十二天将】全ての呼び出しを行わせられ、オーラを消費し尽くしたナマエは倒れてしまった。
「団長、どうする気だい?」
「何がだ?」
深い眠りに就いているナマエの横で、マチはクロロに問うていた。
「ナマエだよ。団長の思惑通り、【念能力】は会得出来たんだろう?なら、もう一緒に居なくてもいいんじゃないかい?」
「……いや、まだ手放す気はない。仕事を手伝わせて無いしな」
クツリと笑うクロロを見て、マチは大きく溜息を吐いた。
「団長がそこまで言うなら何も言わないけどさ、このままじゃ厄介事を呼び込むよ」
「根拠は?」
「……【勘】だけどさ」
「そうか……お前の【勘】は頼りになるからな。まあ、何かしらの対策は考えるさ」
そう言ってクロロは眠っているナマエの頭を優しく撫でた。
翌日、ナマエが目を覚ましたのは昼過ぎだった。慌てて起き上がると、目眩に襲われた。
「ああ、起きたか」
ベッドの横にいたクロロに声を掛けられ、初めてこの空間に自分以外の人間がいると認識した。
「気配……消してたの?」
「いや、お前が気づかなかっただけだ」
「そんな馬鹿な……」
「昨日、オーラを消費し尽くしたからな。まだ【円】が出来るまで回復してないだけだろう」
「そういや、身体がダル重い……」
「まだ完全に回復してないみたいだな。今日は1日休んどけ」
「は?食事はどうすんの?」
「マチが作るか、適当に盗ってくるだろ」
「いやいやいや……」
「何か問題でもあるのか?」
クロロに射竦められ、ナマエはそれ以上何も言えなくなった。
「で?」
「はい?」
「【能力】の名称は考えてるのか?」
「……【異人の夜(ナイトメア】」
「名前まで面白いんだな」
クツクツとクロロは笑みを零した。
その後、クロロ監視のもと本当に丸1日休ませられたナマエ。
「うー……」
「どうした?」
「暇で死ねる」
「本でも読むか?」
そう言って、クロロは自分が読んでいた本をナマエに見せた。
「こっちの【文字】読めないから、遠慮しとく」
「お前、ハンター文字読めなかったのか?」
「読めるわけ無いでしょ。勉強してないんだから」
何気ないナマエの一言で、その日からクロロによるハンター文字のスパルタ教育が開始されたのは、また別の話。
「団長、どうする気だい?」
「何がだ?」
深い眠りに就いているナマエの横で、マチはクロロに問うていた。
「ナマエだよ。団長の思惑通り、【念能力】は会得出来たんだろう?なら、もう一緒に居なくてもいいんじゃないかい?」
「……いや、まだ手放す気はない。仕事を手伝わせて無いしな」
クツリと笑うクロロを見て、マチは大きく溜息を吐いた。
「団長がそこまで言うなら何も言わないけどさ、このままじゃ厄介事を呼び込むよ」
「根拠は?」
「……【勘】だけどさ」
「そうか……お前の【勘】は頼りになるからな。まあ、何かしらの対策は考えるさ」
そう言ってクロロは眠っているナマエの頭を優しく撫でた。
翌日、ナマエが目を覚ましたのは昼過ぎだった。慌てて起き上がると、目眩に襲われた。
「ああ、起きたか」
ベッドの横にいたクロロに声を掛けられ、初めてこの空間に自分以外の人間がいると認識した。
「気配……消してたの?」
「いや、お前が気づかなかっただけだ」
「そんな馬鹿な……」
「昨日、オーラを消費し尽くしたからな。まだ【円】が出来るまで回復してないだけだろう」
「そういや、身体がダル重い……」
「まだ完全に回復してないみたいだな。今日は1日休んどけ」
「は?食事はどうすんの?」
「マチが作るか、適当に盗ってくるだろ」
「いやいやいや……」
「何か問題でもあるのか?」
クロロに射竦められ、ナマエはそれ以上何も言えなくなった。
「で?」
「はい?」
「【能力】の名称は考えてるのか?」
「……【異人の夜(ナイトメア】」
「名前まで面白いんだな」
クツクツとクロロは笑みを零した。
その後、クロロ監視のもと本当に丸1日休ませられたナマエ。
「うー……」
「どうした?」
「暇で死ねる」
「本でも読むか?」
そう言って、クロロは自分が読んでいた本をナマエに見せた。
「こっちの【文字】読めないから、遠慮しとく」
「お前、ハンター文字読めなかったのか?」
「読めるわけ無いでしょ。勉強してないんだから」
何気ないナマエの一言で、その日からクロロによるハンター文字のスパルタ教育が開始されたのは、また別の話。