ヨークシン
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「唄った時、だな」
「はぁ……そんなに判り易かった?」
「最初は半信半疑だったがな。アレは酔った声じゃない」
「ま、いいや。退いてよ、クロロ」
今までの態度と一変し、急にいつもの態度に戻るナマエ。そんなナマエにクロロは喉の奥でクツクツ笑った。
「退かない。こんなチャンス、もう無いかも知れないからな」
言いながら、クロロはナマエの首筋に顔を埋めた。
「ちょっ……止めて、クロロ!」
「止めない。というか、煽ったお前が悪い」
「煽ってないから!」
「惚れてる女に抱きつかれて、平気な男がいると思うか?いるなら、是非とも見てみたいな」
ナマエを拘束している手を片手に変え、空いた片手でナマエの体のラインを確かめる様に撫で付けるクロロ。
「えっ……んっ…………マジ止め……てよ」
「酒が入ってるからか?感じてる様だが……」
「そんな事……ない…………本当に…………止めてよ…………あっ……」
クロロの手は止まる事を知らないかの様に動き続ける。そして、ナマエの服の中に手を侵入させていく。
「オレは……お前が欲しいんだ、ナマエ」
「だったら……こんな事…………止めてよ………………」
「…………泣くな」
「だって……クロロが…………」
漸く動きを止めたクロロは、ナマエの頬を流れる涙を自身の唇で舐めとった。
「オレがどうした?ナマエ」
「……怖かった」
「そうか」
拘束していた手を取り、クロロはナマエの頬を撫でてやった。
「お前はもう少し危機感を持った方がいい」
「……うん」
「オレだって、男なんだ」
「……判ってる」
「判ってないな。オレはお前に惚れてるんだ。あんな事されたら、我慢出来る物も出来なくなる」
「ごめん……」
「もう、酒は禁止だ」
「……頑張る」
「『頑張る』って……依存症じゃないだろ、お前は」
苦笑するクロロを見て、ナマエは呟いた。
「皆が楽しそうにしてるのに、混ざれないのは嫌……」
「なら、酒はオレといる時だけだ」
「何で?」
「酒が入ったナマエは可愛いからな。他の男の目に触れさせたくないのが本音だ」
「……ヤキモチ?」
「ああ。悪いか?」
「…………分かった」
「本当か?」
「うん」
「なら、もう寝ろ」
「ここで?」
「ああ。側にいてやるから、寝ろ」
「……クロロも」
「?」
「クロロも一緒に寝よ?」
「はぁ……お前、オレの言った事聞いてなかったのか?」
「ちゃんと聞いてたよ」
「じゃあ――」
『何故?』と言い掛けたクロロの唇は、ナマエのそれによって塞がれた。
「……キスだけならいいよ」
「お前な……」
「嫌?」
「そんな目で見るな。本当に我慢出来なくなるだろ」
「そこは頑張って下さい」
「無理だったら、どうするんだ?」
「……クロロを信用してるから」
「こんな事で信用されてもな……」
呆れるクロロだが、諦めた様に溜息を吐いた。
「ほら、そっちに詰めろ。ただでさえ一人用なんだ。オレが入れないだろ」
「クロロ」
「何だ?」
「有難う、我儘聞いてくれて」
「惚れた弱みだからな。ほら、寝るぞ」
ベッドの中でナマエを抱き締め、クロロは久しぶりの就寝についた。
翌日、ナマエが目覚めた時には既にクロロはいなかった。
「どこ……行ったんだろ?」
ベッドから立ち上がり、ナマエは昨日宴会をしていたホールに向かって歩き出した。
「どーいう事だ?引き上げるってのはよ」
ナマエがホールに着いた時には、ウボォーギンを除いた他の団員は既に揃っていた。
「言葉の通りだ。今夜ここを立つ。今日でお宝は全部いただける。それで終わりだ」
「……まだだろ。鎖野郎を探し出す」
「拘るな」
「ああ、拘るね」
「ノブナガ、いい加減にしねェか。団長命令だぞ……!」
「本当にそりゃ団長としての命令か?クロロよ」
ノブナガが、何やらクロロを睨んでいた。
「はぁ……そんなに判り易かった?」
「最初は半信半疑だったがな。アレは酔った声じゃない」
「ま、いいや。退いてよ、クロロ」
今までの態度と一変し、急にいつもの態度に戻るナマエ。そんなナマエにクロロは喉の奥でクツクツ笑った。
「退かない。こんなチャンス、もう無いかも知れないからな」
言いながら、クロロはナマエの首筋に顔を埋めた。
「ちょっ……止めて、クロロ!」
「止めない。というか、煽ったお前が悪い」
「煽ってないから!」
「惚れてる女に抱きつかれて、平気な男がいると思うか?いるなら、是非とも見てみたいな」
ナマエを拘束している手を片手に変え、空いた片手でナマエの体のラインを確かめる様に撫で付けるクロロ。
「えっ……んっ…………マジ止め……てよ」
「酒が入ってるからか?感じてる様だが……」
「そんな事……ない…………本当に…………止めてよ…………あっ……」
クロロの手は止まる事を知らないかの様に動き続ける。そして、ナマエの服の中に手を侵入させていく。
「オレは……お前が欲しいんだ、ナマエ」
「だったら……こんな事…………止めてよ………………」
「…………泣くな」
「だって……クロロが…………」
漸く動きを止めたクロロは、ナマエの頬を流れる涙を自身の唇で舐めとった。
「オレがどうした?ナマエ」
「……怖かった」
「そうか」
拘束していた手を取り、クロロはナマエの頬を撫でてやった。
「お前はもう少し危機感を持った方がいい」
「……うん」
「オレだって、男なんだ」
「……判ってる」
「判ってないな。オレはお前に惚れてるんだ。あんな事されたら、我慢出来る物も出来なくなる」
「ごめん……」
「もう、酒は禁止だ」
「……頑張る」
「『頑張る』って……依存症じゃないだろ、お前は」
苦笑するクロロを見て、ナマエは呟いた。
「皆が楽しそうにしてるのに、混ざれないのは嫌……」
「なら、酒はオレといる時だけだ」
「何で?」
「酒が入ったナマエは可愛いからな。他の男の目に触れさせたくないのが本音だ」
「……ヤキモチ?」
「ああ。悪いか?」
「…………分かった」
「本当か?」
「うん」
「なら、もう寝ろ」
「ここで?」
「ああ。側にいてやるから、寝ろ」
「……クロロも」
「?」
「クロロも一緒に寝よ?」
「はぁ……お前、オレの言った事聞いてなかったのか?」
「ちゃんと聞いてたよ」
「じゃあ――」
『何故?』と言い掛けたクロロの唇は、ナマエのそれによって塞がれた。
「……キスだけならいいよ」
「お前な……」
「嫌?」
「そんな目で見るな。本当に我慢出来なくなるだろ」
「そこは頑張って下さい」
「無理だったら、どうするんだ?」
「……クロロを信用してるから」
「こんな事で信用されてもな……」
呆れるクロロだが、諦めた様に溜息を吐いた。
「ほら、そっちに詰めろ。ただでさえ一人用なんだ。オレが入れないだろ」
「クロロ」
「何だ?」
「有難う、我儘聞いてくれて」
「惚れた弱みだからな。ほら、寝るぞ」
ベッドの中でナマエを抱き締め、クロロは久しぶりの就寝についた。
翌日、ナマエが目覚めた時には既にクロロはいなかった。
「どこ……行ったんだろ?」
ベッドから立ち上がり、ナマエは昨日宴会をしていたホールに向かって歩き出した。
「どーいう事だ?引き上げるってのはよ」
ナマエがホールに着いた時には、ウボォーギンを除いた他の団員は既に揃っていた。
「言葉の通りだ。今夜ここを立つ。今日でお宝は全部いただける。それで終わりだ」
「……まだだろ。鎖野郎を探し出す」
「拘るな」
「ああ、拘るね」
「ノブナガ、いい加減にしねェか。団長命令だぞ……!」
「本当にそりゃ団長としての命令か?クロロよ」
ノブナガが、何やらクロロを睨んでいた。