天空闘技場
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「ボクの予知能力をお見せしようか♦」
≪おやおや!?ヒソカがスカーフで右腕を覆い隠したぞ!!≫
ヒソカが空中にそのスカーフを投げると、そこからは13枚のトランプがリング上に舞い落ちてきた。
≪おーっと、何と右腕が消えてトランプが宙に舞う!!何をする気だー!?≫
「この中から1つ好きな数を選んで、頭に思い浮かべて♥」
宙から落ちたトランプはエースからキング。つまりは1から13。
「いいかな?思い浮かべたらその数に4を足してさらに倍にする♥そこから6を引き……2で割った後、最初に思った数を引くと……いくらになるかな……?」
観客はざわめくが、カストロは黙ってヒソカを見据えていた。
「ボクにはその答えがあらかじめわかってた♣答えは……」
自らの傷口に左手をめり込ませるヒソカ。
「なっ」
ヒソカはその傷口から、1枚のトランプを取り出す。
「1だろ?」
どよめく観客を余所に、カストロはヒソカを睨みつけている。
≪い……異常……です!!まさに狂気!!悪魔の手品です!!自分の傷口にネタを仕込んでいましたー!!≫
「記念にあげる♦」
ヒソカは取り出したトランプをカストロに向かって投げつける。
≪ポイントにもならない!!試合にも一切関係なし!!にもかかわらずです!!ヒソカの異常性ここに極まれりー!!≫
投げられたトランプを叩き落しながら、カストロは言い切った。
「下衆め……2度とふざけたマネが出来ぬよう、左腕もそぎ落としてくれる!!」
≪あっと、カストロ選手の片方が猛然と突進ー!!≫
「さっきから言ってるだろ?あげるって♥」
ヒソカはまたしても左腕を差し出しながら、カストロを待ち受ける。
「望み通りにしてやる!!」
一瞬怯みはしたものの、カストロは体勢を立てなおしてヒソカの左腕をもぎ取った。
≪あっっっああーっ。何とヒソカ選手、残った左腕をも自ら献上ー!!何を考えているんだ、この人はー!?≫
「な……に」
攻撃を仕掛けたカストロは驚愕していた。精神を揺さぶられた為か、ヒソカの左腕を奪ったカストロが消えた。
(【念】については未熟だな……)
「やはりダブルの方で攻撃してきたか……♠もし本体で攻撃してきたら、カウンターくれてやろうと思ったのに……右で♥」
≪!?あれ!?!?切られたはずの右腕が!?元に戻ってるー!!≫
「くくくく、これも手品です♦さて、どんな仕掛けでしょう?」
「…………」
カストロは焦っていた。ヒソカのあろうはずもない行動に。
「!」
近付いて来るヒソカに、カストロは慌てて構える。
「くっくっく、どうした?怖いのかな?タネが解らないから驚く……奇術の基本だ♣キミのダブルを作る力は素晴らしい♦だが、もうネタは解った♠そこからどんな攻撃がくるかも大方想像がつく♣それに対処する方法もね♥」
歩みを止めないヒソカ。
「非常に残念だ♠キミは才能に溢れた使い手になる……そう思ったからこそ生かしておいたのに♣予知しよう、キミは踊り狂って死ぬ♠」
「くっ黙れ!!」
ダブルで再び攻撃を仕掛けるカストロ。しかし、ヒソカは冷静に本体の方を睨みつける。
「ダブルってのは【通常の自分】をイメージで再現するものだから、綺麗なんだよね♠戦いの際中に出来た汚れまでは再現しきれない♦そんなことも、知らなかったのか……♠」
【凝】をしたヒソカに尽く本体を見破られ、カストロは冷静さを欠いていた。
「う……うわぁーーーーー!!」
背後から襲いかかる本体。しかし、もぎ取ったヒソカの左腕に攻撃されてしまう。
「あ……あ……」
「ムリムリ♦完璧に下アゴにヒットさせたから、しばらく自分の意思では動けない♠だから次の攻撃を避けることもムリ♣」
ヒソカが右手を動かした瞬間、ソレは起こった。ヒソカがリング上へばら撒いたトランプが、一斉にカストロへ向かって飛んでくる。
(【伸縮自在の愛(バンジーガム)】……自分の【能力】の使い方を熟知している…………)
「!?」
「ダブルを使ってトランプを防ぐことはムリ♣ダブルが出せないから♠」
トランプが2枚、カストロの左腕に突き刺さる。
≪おやおや!?ヒソカがスカーフで右腕を覆い隠したぞ!!≫
ヒソカが空中にそのスカーフを投げると、そこからは13枚のトランプがリング上に舞い落ちてきた。
≪おーっと、何と右腕が消えてトランプが宙に舞う!!何をする気だー!?≫
「この中から1つ好きな数を選んで、頭に思い浮かべて♥」
宙から落ちたトランプはエースからキング。つまりは1から13。
「いいかな?思い浮かべたらその数に4を足してさらに倍にする♥そこから6を引き……2で割った後、最初に思った数を引くと……いくらになるかな……?」
観客はざわめくが、カストロは黙ってヒソカを見据えていた。
「ボクにはその答えがあらかじめわかってた♣答えは……」
自らの傷口に左手をめり込ませるヒソカ。
「なっ」
ヒソカはその傷口から、1枚のトランプを取り出す。
「1だろ?」
どよめく観客を余所に、カストロはヒソカを睨みつけている。
≪い……異常……です!!まさに狂気!!悪魔の手品です!!自分の傷口にネタを仕込んでいましたー!!≫
「記念にあげる♦」
ヒソカは取り出したトランプをカストロに向かって投げつける。
≪ポイントにもならない!!試合にも一切関係なし!!にもかかわらずです!!ヒソカの異常性ここに極まれりー!!≫
投げられたトランプを叩き落しながら、カストロは言い切った。
「下衆め……2度とふざけたマネが出来ぬよう、左腕もそぎ落としてくれる!!」
≪あっと、カストロ選手の片方が猛然と突進ー!!≫
「さっきから言ってるだろ?あげるって♥」
ヒソカはまたしても左腕を差し出しながら、カストロを待ち受ける。
「望み通りにしてやる!!」
一瞬怯みはしたものの、カストロは体勢を立てなおしてヒソカの左腕をもぎ取った。
≪あっっっああーっ。何とヒソカ選手、残った左腕をも自ら献上ー!!何を考えているんだ、この人はー!?≫
「な……に」
攻撃を仕掛けたカストロは驚愕していた。精神を揺さぶられた為か、ヒソカの左腕を奪ったカストロが消えた。
(【念】については未熟だな……)
「やはりダブルの方で攻撃してきたか……♠もし本体で攻撃してきたら、カウンターくれてやろうと思ったのに……右で♥」
≪!?あれ!?!?切られたはずの右腕が!?元に戻ってるー!!≫
「くくくく、これも手品です♦さて、どんな仕掛けでしょう?」
「…………」
カストロは焦っていた。ヒソカのあろうはずもない行動に。
「!」
近付いて来るヒソカに、カストロは慌てて構える。
「くっくっく、どうした?怖いのかな?タネが解らないから驚く……奇術の基本だ♣キミのダブルを作る力は素晴らしい♦だが、もうネタは解った♠そこからどんな攻撃がくるかも大方想像がつく♣それに対処する方法もね♥」
歩みを止めないヒソカ。
「非常に残念だ♠キミは才能に溢れた使い手になる……そう思ったからこそ生かしておいたのに♣予知しよう、キミは踊り狂って死ぬ♠」
「くっ黙れ!!」
ダブルで再び攻撃を仕掛けるカストロ。しかし、ヒソカは冷静に本体の方を睨みつける。
「ダブルってのは【通常の自分】をイメージで再現するものだから、綺麗なんだよね♠戦いの際中に出来た汚れまでは再現しきれない♦そんなことも、知らなかったのか……♠」
【凝】をしたヒソカに尽く本体を見破られ、カストロは冷静さを欠いていた。
「う……うわぁーーーーー!!」
背後から襲いかかる本体。しかし、もぎ取ったヒソカの左腕に攻撃されてしまう。
「あ……あ……」
「ムリムリ♦完璧に下アゴにヒットさせたから、しばらく自分の意思では動けない♠だから次の攻撃を避けることもムリ♣」
ヒソカが右手を動かした瞬間、ソレは起こった。ヒソカがリング上へばら撒いたトランプが、一斉にカストロへ向かって飛んでくる。
(【伸縮自在の愛(バンジーガム)】……自分の【能力】の使い方を熟知している…………)
「!?」
「ダブルを使ってトランプを防ぐことはムリ♣ダブルが出せないから♠」
トランプが2枚、カストロの左腕に突き刺さる。