天空闘技場
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(端から見てるから判る。けど、コレが自分の相手だったら……?勝てる自信がない)
カストロの一方的な攻撃が続いている中、ナマエはその攻防を見て自身の格闘技術の無さを実感した。
「クリーンヒット!!&ダウン!!」
《なんと。なんと開けてビックリ、カストロ選手の一方的な攻めが続きます!!ポイントはこれで4-0!!しかし、今……見た物は……私の気のせいでしょうか!?》
「まだ気は変わらぬか。いっそこのまま、何も解さぬまま死ぬか?」
「や……やれるか?」
審判の言葉に、ヒソカはニヤリと笑って答えた。
「気のせいかな?」
立ち上がり、服の埃を払うヒソカは続けた。
「キミが消えたように見えたが……♣」
《そーです!!消えたんです!!そう見えたんです!!》
「いや……それは表現が正しくないな♠目の前にいて、ボクに蹴りをくれたはずのキミが一瞬にして背後にいた……が一番正しい表現だと思うのだが、まだ何か違う気がする♦違和感……そうだな♣何か基本的な見落としをしている感じかな♥」
「無駄だね。ただ逃げてばかりのお前では、謎は解けまい。何にせよ、もう待たない。次で腕を頂くぞ」
「……」
「まだ勿体ぶるなら、それもよかろう。その程度の使い手だったと思うまでだ」
言うなり、カストロが両手を構えた。
「出たぞ、虎咬拳!!」
「まずカストロの方が本気になったぜ!!」
「行くぞ!!」
カストロは虎咬拳の構えでヒソカに向かって行った。
「!」
「あげるよ♥」
向かってくるカストロに、ヒソカは自身の左腕を差し出す。
「フン。余裕か、それとも罠のつもりか!?どちらにしても、腕は貰った」
カストロの両手が、ヒソカの腕を捉える。が、正面に居たはずのカストロが突如ヒソカの背後に現れる。
「右のな」
次の瞬間、ヒソカの右腕は宙を舞った。
「全てが自分の思い通りになると思ったら、大間違いだ」
「これも計算のうちだね♣」
「ほざけ!」
ヒソカの言葉に反応し、カストロは攻撃を仕掛ける。しかし、今回の攻撃は当たる事無く避けられてしまった。
「くっくっく、なる程♥キミの【能力】の正体は……キミのダブル、だろ?」
「……流石だな。その通りだ」
「ダブル……?」
「どういう意味だ!?」
ヒソカに見破られ、カストロはダブルを発動する。
「!!!」
《これはどういう事でしょうか!?なんとカストロ選手が2人に分裂!?消えたと思ったら、今度は増えたー!?まさか、双子だったとか――!?》
「ドッペルゲンガーとかいうやつかい?」
「まさしく」
「キミの忠告通り、逃げずに目を凝らして見て見たよ♥すると目の前のキミはやっぱり【消えた】が正しかった♦では、なぜさっきはその表現に違和感を感じたか?消えたはずのキミだが、気配は相変わらずボクのそばにあり……むしろ消えるその直前……増えたような感じがしたから……♠キミは消える前に増えているんだよね♣」
「そこに気がつくとはたいしたものだ。私は念によってダブルを作り出すことに成功した。先刻はまずダブルが攻撃をしかけ、私は死角に潜む。お前が反応する瞬間にダブルを消し、本体の私が攻撃する。もちろんダブルはただの幻影ではなく、消えるまではそこに実在するもう一人の私。それはダブルの蹴撃を受けて実感しただろう」
カストロは再び構えながらヒソカに言った。
「つまりお前は2人の私を相手にしなければならない。これが念によって完成した真の虎咬拳。名付けて虎咬真拳!!」
≪おーっと、カストロ選手そのままのネーミングだー!!≫
「次は左腕を頂く。まだ下らぬ余裕を見せていたいか?」
左手の人差し指で右腕をくるくると回しながら、ヒソカは答えた。
「うーん、そうだなー♦ちょっとやる気出てきたかな……?」
カストロにもぎ取られた右腕を噛みちぎりながら、ヒソカは妖しく笑った。
「ヒソカの野郎……自分の腕を……」
「イカれてやがるぜ」
ヒソカは1枚のスカーフを何処からとも無く取り出した。
カストロの一方的な攻撃が続いている中、ナマエはその攻防を見て自身の格闘技術の無さを実感した。
「クリーンヒット!!&ダウン!!」
《なんと。なんと開けてビックリ、カストロ選手の一方的な攻めが続きます!!ポイントはこれで4-0!!しかし、今……見た物は……私の気のせいでしょうか!?》
「まだ気は変わらぬか。いっそこのまま、何も解さぬまま死ぬか?」
「や……やれるか?」
審判の言葉に、ヒソカはニヤリと笑って答えた。
「気のせいかな?」
立ち上がり、服の埃を払うヒソカは続けた。
「キミが消えたように見えたが……♣」
《そーです!!消えたんです!!そう見えたんです!!》
「いや……それは表現が正しくないな♠目の前にいて、ボクに蹴りをくれたはずのキミが一瞬にして背後にいた……が一番正しい表現だと思うのだが、まだ何か違う気がする♦違和感……そうだな♣何か基本的な見落としをしている感じかな♥」
「無駄だね。ただ逃げてばかりのお前では、謎は解けまい。何にせよ、もう待たない。次で腕を頂くぞ」
「……」
「まだ勿体ぶるなら、それもよかろう。その程度の使い手だったと思うまでだ」
言うなり、カストロが両手を構えた。
「出たぞ、虎咬拳!!」
「まずカストロの方が本気になったぜ!!」
「行くぞ!!」
カストロは虎咬拳の構えでヒソカに向かって行った。
「!」
「あげるよ♥」
向かってくるカストロに、ヒソカは自身の左腕を差し出す。
「フン。余裕か、それとも罠のつもりか!?どちらにしても、腕は貰った」
カストロの両手が、ヒソカの腕を捉える。が、正面に居たはずのカストロが突如ヒソカの背後に現れる。
「右のな」
次の瞬間、ヒソカの右腕は宙を舞った。
「全てが自分の思い通りになると思ったら、大間違いだ」
「これも計算のうちだね♣」
「ほざけ!」
ヒソカの言葉に反応し、カストロは攻撃を仕掛ける。しかし、今回の攻撃は当たる事無く避けられてしまった。
「くっくっく、なる程♥キミの【能力】の正体は……キミのダブル、だろ?」
「……流石だな。その通りだ」
「ダブル……?」
「どういう意味だ!?」
ヒソカに見破られ、カストロはダブルを発動する。
「!!!」
《これはどういう事でしょうか!?なんとカストロ選手が2人に分裂!?消えたと思ったら、今度は増えたー!?まさか、双子だったとか――!?》
「ドッペルゲンガーとかいうやつかい?」
「まさしく」
「キミの忠告通り、逃げずに目を凝らして見て見たよ♥すると目の前のキミはやっぱり【消えた】が正しかった♦では、なぜさっきはその表現に違和感を感じたか?消えたはずのキミだが、気配は相変わらずボクのそばにあり……むしろ消えるその直前……増えたような感じがしたから……♠キミは消える前に増えているんだよね♣」
「そこに気がつくとはたいしたものだ。私は念によってダブルを作り出すことに成功した。先刻はまずダブルが攻撃をしかけ、私は死角に潜む。お前が反応する瞬間にダブルを消し、本体の私が攻撃する。もちろんダブルはただの幻影ではなく、消えるまではそこに実在するもう一人の私。それはダブルの蹴撃を受けて実感しただろう」
カストロは再び構えながらヒソカに言った。
「つまりお前は2人の私を相手にしなければならない。これが念によって完成した真の虎咬拳。名付けて虎咬真拳!!」
≪おーっと、カストロ選手そのままのネーミングだー!!≫
「次は左腕を頂く。まだ下らぬ余裕を見せていたいか?」
左手の人差し指で右腕をくるくると回しながら、ヒソカは答えた。
「うーん、そうだなー♦ちょっとやる気出てきたかな……?」
カストロにもぎ取られた右腕を噛みちぎりながら、ヒソカは妖しく笑った。
「ヒソカの野郎……自分の腕を……」
「イカれてやがるぜ」
ヒソカは1枚のスカーフを何処からとも無く取り出した。