天空闘技場
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リングへと続く通路で、ナマエはヒソカと会った。そんなヒソカの口からは、昨日した【約束】の言葉が出る。
「ヒソカも着替えてよね」
「分かってるよ♦」
部屋に戻るなり、手早くシャワーを浴びて着替えるナマエ。クロロには電話ではなく、メールを送っておく。
[とりあえず1勝した]
短く、なおかつ端的にそれだけの文章で送った。
軽く化粧をしていると、ノックも無しにヒソカが部屋の中に現れた。
「……前触れもなく入ってくるの、止めてくれない?」
「ごめんごめん♠」
「悪いと思ってないでしょ」
「うん♥あ、コレに着替えてね」
「はぁ……で、何処に付き合えばいいの?」
「内緒♣」
ヒソカに渡された服に着替え、化粧を終えたナマエがヒソカに連れて行かれたのは高級レストラン。
「……何でヒソカとこんな所に来なくちゃいけないの?」
「ナマエと来てみたかったから♥」
「……何を企んでるの?」
「別に何も企んでないかないさ♠」
「信じられるか……」
「酷いなァ♦」
運ばれてくる料理を尻目に、ナマエはヒソカを睨んだ。
「何が目的?」
「キミの【能力】について、教えてくれないかい?」
「教えたら、命取りになるでしょうが」
「クロロは良いのに、ボクは駄目なのかい?」
「クロロは団長だからね。【能力】を把握しておかないと、動きにくくなるでしょ」
ヒソカから眼を逸らすこと無く、ナマエは続けた。
「【念】の師匠はフランクリン。理由は系統が放出系だから」
「へェ……♣チートな能力なのに、放出系なのかい?」
「チートなのは認める。けど、原理が解らないんだから、詳しくは話せない。全ての【能力】を見せるつもりもない」
「ガードが堅いね♦」
「褒め言葉として取っておくよ」
クスリと笑いながら、ナマエはヒソカから視線を外した。
「それで?こんな話をする為に、わざわざバカ高い店で個室を取ったの?」
「いいや♠クロロにヤキモチ妬かせたくてね♥」
「クロロに?被害はこっちに来るんですけど……」
「それが面白いんじゃないか♣」
「まさか……」
「なんだい?その顔は♦」
「クロロにメールしたりしてないでしょうね?」
「うん♠したよ♥」
「はぁ…………さっきから携帯のバイブが鳴り止まないのはそのせいか」
「くくくっ♣」
「ヒソカ、食事中だけど煩いから出ていい?」
「どうぞ♥」
ヒソカに断りを入れ、ナマエはバッグに入れてある携帯を手に取った。携帯のディスプレイにはクロロからの着信が数十件単位で表示されている。
「まったく……」
諦めに近い溜息を漏らすと、また携帯が震えた。
「もしもし?」
『ナマエ!今何処にいる!?』
「何処って、レストランだけど」
『ヒソカと一緒にいるのか?!』
「それがどうかした?」
『何でよりによってヒソカとデートしてるんだ!』
「デート?食事するのがデートなわけ?」
『当たり前だろう!!』
終始叫ぶクロロの声に、ナマエの耳は痛くなっていた。
「そんなに叫ぶなよ……」
『叫びたくもなるだろ!?』
「はいはい……で?要件はそれだけ?」
『お前は危機感がなさ過ぎるぞ!』
(父親かよ……)
『聞いてるのか!?』
「聞いてるよ……」
「ちょっと貸して♣」
ヒソカはナマエから奪うように携帯を取り上げ、そのまま電話口に向かって話しだした。
「やぁ♦団長、元気かい?」
『ヒソカ?!』
「今日のナマエはとっても綺麗だよ♥ちゃんとお化粧もしている♠」
『何でお前がナマエとデートしてるんだ!!オレだってまだした事無いのに!!!』
「ナマエと【約束】したんだよ♣2人の【秘密】があってね♥」
『【秘密】だと?!もういい、ナマエに代われ!』
「代われって言われちゃった♦」
「……聞こえてたよ」
「ヒソカも着替えてよね」
「分かってるよ♦」
部屋に戻るなり、手早くシャワーを浴びて着替えるナマエ。クロロには電話ではなく、メールを送っておく。
[とりあえず1勝した]
短く、なおかつ端的にそれだけの文章で送った。
軽く化粧をしていると、ノックも無しにヒソカが部屋の中に現れた。
「……前触れもなく入ってくるの、止めてくれない?」
「ごめんごめん♠」
「悪いと思ってないでしょ」
「うん♥あ、コレに着替えてね」
「はぁ……で、何処に付き合えばいいの?」
「内緒♣」
ヒソカに渡された服に着替え、化粧を終えたナマエがヒソカに連れて行かれたのは高級レストラン。
「……何でヒソカとこんな所に来なくちゃいけないの?」
「ナマエと来てみたかったから♥」
「……何を企んでるの?」
「別に何も企んでないかないさ♠」
「信じられるか……」
「酷いなァ♦」
運ばれてくる料理を尻目に、ナマエはヒソカを睨んだ。
「何が目的?」
「キミの【能力】について、教えてくれないかい?」
「教えたら、命取りになるでしょうが」
「クロロは良いのに、ボクは駄目なのかい?」
「クロロは団長だからね。【能力】を把握しておかないと、動きにくくなるでしょ」
ヒソカから眼を逸らすこと無く、ナマエは続けた。
「【念】の師匠はフランクリン。理由は系統が放出系だから」
「へェ……♣チートな能力なのに、放出系なのかい?」
「チートなのは認める。けど、原理が解らないんだから、詳しくは話せない。全ての【能力】を見せるつもりもない」
「ガードが堅いね♦」
「褒め言葉として取っておくよ」
クスリと笑いながら、ナマエはヒソカから視線を外した。
「それで?こんな話をする為に、わざわざバカ高い店で個室を取ったの?」
「いいや♠クロロにヤキモチ妬かせたくてね♥」
「クロロに?被害はこっちに来るんですけど……」
「それが面白いんじゃないか♣」
「まさか……」
「なんだい?その顔は♦」
「クロロにメールしたりしてないでしょうね?」
「うん♠したよ♥」
「はぁ…………さっきから携帯のバイブが鳴り止まないのはそのせいか」
「くくくっ♣」
「ヒソカ、食事中だけど煩いから出ていい?」
「どうぞ♥」
ヒソカに断りを入れ、ナマエはバッグに入れてある携帯を手に取った。携帯のディスプレイにはクロロからの着信が数十件単位で表示されている。
「まったく……」
諦めに近い溜息を漏らすと、また携帯が震えた。
「もしもし?」
『ナマエ!今何処にいる!?』
「何処って、レストランだけど」
『ヒソカと一緒にいるのか?!』
「それがどうかした?」
『何でよりによってヒソカとデートしてるんだ!』
「デート?食事するのがデートなわけ?」
『当たり前だろう!!』
終始叫ぶクロロの声に、ナマエの耳は痛くなっていた。
「そんなに叫ぶなよ……」
『叫びたくもなるだろ!?』
「はいはい……で?要件はそれだけ?」
『お前は危機感がなさ過ぎるぞ!』
(父親かよ……)
『聞いてるのか!?』
「聞いてるよ……」
「ちょっと貸して♣」
ヒソカはナマエから奪うように携帯を取り上げ、そのまま電話口に向かって話しだした。
「やぁ♦団長、元気かい?」
『ヒソカ?!』
「今日のナマエはとっても綺麗だよ♥ちゃんとお化粧もしている♠」
『何でお前がナマエとデートしてるんだ!!オレだってまだした事無いのに!!!』
「ナマエと【約束】したんだよ♣2人の【秘密】があってね♥」
『【秘密】だと?!もういい、ナマエに代われ!』
「代われって言われちゃった♦」
「……聞こえてたよ」