天空闘技場
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「それは大丈夫♥」
「話は終わり?なら、寝たいからさっさと帰って。おやすみ」
ヒソカを部屋に招き入れること無く、ドアを閉じて今度こそシャワーを浴びるために、ナマエはバスルームへと移動した。
翌日、対戦相手は左腕のないサダソだった。
《さぁ、本日大注目の一戦です!!ここまで破竹の勢いで勝ち上がって参りましたナマエ選手が早くも登場!!対するサダソ選手は、ここまで4戦して3勝1敗とまずまずの戦績!!》
「くくく。ナマエちゃんに勝って、オレは4勝1敗……」
「誰が勝つって?」
睨めつけるナマエを物ともせず、サダソは笑っていた。
「勝ち気なその性格、直ぐに後悔させてあげるよ。ナマエちゃ~ん」
「……下衆が」
「始め!!」
最初に動いたのはサダソだった。無いはずの左腕を翳し、こちらに【念】で作られた左腕を伸ばしてくる。
(捕まったら厄介か……)
伸びてきた左腕を避けるように飛び、ナマエは【異人の夜(ナイトメア)】を発動させる。
(物は試し……やってみるか)
「【玄武(げんぶ)】、リングを結界で覆って!」
ナマエが言い終えると、『キィーン』という金属音がしリングが【玄武】の結界に収まる。
《なっ……何でしょうか?!今の金属音は!!そして!何故かリングがぼやけて見えます!!》
「【天空(てんくう)】、霧で包め」
ナマエの声に呼応するかの様に、今度はナマエを中心として結界内が霧に包まれる。
「なっ……霧?!」
「さぁ、準備は整った。始めようか、死のワルツを」
「?」
サダソが状況を飲み込めていない中、ナマエはその背後に向かって駆け出していた。
《なんとー!今度はリングが真っ白になり、状況が全く分かりません!!これでは実況すら出来ません!!》
「アンタの敗因、教えてやろうか?」
ナマエの声にサダソは振り向くも、そこにナマエの姿はなく、霧だけが存在していた。
「ど……何処だ!?」
「新人しか狙わない――それがアンタの敗因だっ!」
ナマエの声が聞こえたかと思った瞬間、サダソはその背中を思い切り蹴り上げられていた。
「ぐっ……」
「良かったね、【玄武】の結界があって。これなら場外でカウントを取られる心配もない」
「く……クソッ!」
サダソは霧で見えないナマエを捕まえようと、必死に左腕を振り回す。
「無駄だね。こっちからはアンタの位置が手に取るように判る」
振り回された左腕を避けながら、ナマエはサダソに近付いていた。
「なっ……ど、何処だ!?」
「此処だよ」
サダソの脇腹に蹴りを入れながら、ナマエは呟いた。
「ぐはっ」
「新人の全員が【念】に不慣れなワケないだろ?驕りは良くないな」
「クソッ……そういうお前はどうなんだ!」
左腕をブンブン振り回すサダソだが、一向にナマエを掴める気配がない。
そんなサダソが最後に見たのは、眼前で妖しく笑うナマエの顔だった。
「【異人の夜(ナイトメア)】解除」
ナマエの声に、【玄武】の結界と【天空】の霧が消えた。
《おっとー!?リングの霧が消えたと思ったら、サダソ選手が倒れております!!》
それまで何も見えなかった審判は、サダソに駆け寄りカウントを取ろうとする。
「無駄だよ。失神させたから」
「サダソ選手失神により、ナマエ選手の勝利!!」
審判の声を背中に、ナマエはリングを後にした。
「お疲れ様♥」
「……何だ、ヒソカか。何の用?」
「【約束】しただろ?」
「あぁ~……着替えてからでいい?」
「もちろん♥」
「話は終わり?なら、寝たいからさっさと帰って。おやすみ」
ヒソカを部屋に招き入れること無く、ドアを閉じて今度こそシャワーを浴びるために、ナマエはバスルームへと移動した。
翌日、対戦相手は左腕のないサダソだった。
《さぁ、本日大注目の一戦です!!ここまで破竹の勢いで勝ち上がって参りましたナマエ選手が早くも登場!!対するサダソ選手は、ここまで4戦して3勝1敗とまずまずの戦績!!》
「くくく。ナマエちゃんに勝って、オレは4勝1敗……」
「誰が勝つって?」
睨めつけるナマエを物ともせず、サダソは笑っていた。
「勝ち気なその性格、直ぐに後悔させてあげるよ。ナマエちゃ~ん」
「……下衆が」
「始め!!」
最初に動いたのはサダソだった。無いはずの左腕を翳し、こちらに【念】で作られた左腕を伸ばしてくる。
(捕まったら厄介か……)
伸びてきた左腕を避けるように飛び、ナマエは【異人の夜(ナイトメア)】を発動させる。
(物は試し……やってみるか)
「【玄武(げんぶ)】、リングを結界で覆って!」
ナマエが言い終えると、『キィーン』という金属音がしリングが【玄武】の結界に収まる。
《なっ……何でしょうか?!今の金属音は!!そして!何故かリングがぼやけて見えます!!》
「【天空(てんくう)】、霧で包め」
ナマエの声に呼応するかの様に、今度はナマエを中心として結界内が霧に包まれる。
「なっ……霧?!」
「さぁ、準備は整った。始めようか、死のワルツを」
「?」
サダソが状況を飲み込めていない中、ナマエはその背後に向かって駆け出していた。
《なんとー!今度はリングが真っ白になり、状況が全く分かりません!!これでは実況すら出来ません!!》
「アンタの敗因、教えてやろうか?」
ナマエの声にサダソは振り向くも、そこにナマエの姿はなく、霧だけが存在していた。
「ど……何処だ!?」
「新人しか狙わない――それがアンタの敗因だっ!」
ナマエの声が聞こえたかと思った瞬間、サダソはその背中を思い切り蹴り上げられていた。
「ぐっ……」
「良かったね、【玄武】の結界があって。これなら場外でカウントを取られる心配もない」
「く……クソッ!」
サダソは霧で見えないナマエを捕まえようと、必死に左腕を振り回す。
「無駄だね。こっちからはアンタの位置が手に取るように判る」
振り回された左腕を避けながら、ナマエはサダソに近付いていた。
「なっ……ど、何処だ!?」
「此処だよ」
サダソの脇腹に蹴りを入れながら、ナマエは呟いた。
「ぐはっ」
「新人の全員が【念】に不慣れなワケないだろ?驕りは良くないな」
「クソッ……そういうお前はどうなんだ!」
左腕をブンブン振り回すサダソだが、一向にナマエを掴める気配がない。
そんなサダソが最後に見たのは、眼前で妖しく笑うナマエの顔だった。
「【異人の夜(ナイトメア)】解除」
ナマエの声に、【玄武】の結界と【天空】の霧が消えた。
《おっとー!?リングの霧が消えたと思ったら、サダソ選手が倒れております!!》
それまで何も見えなかった審判は、サダソに駆け寄りカウントを取ろうとする。
「無駄だよ。失神させたから」
「サダソ選手失神により、ナマエ選手の勝利!!」
審判の声を背中に、ナマエはリングを後にした。
「お疲れ様♥」
「……何だ、ヒソカか。何の用?」
「【約束】しただろ?」
「あぁ~……着替えてからでいい?」
「もちろん♥」