天空闘技場
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【大裳】は自らの意志で還った。残されたナマエは、【異人の夜(ナイトメア)】を発動したまま【六合】を呼び出した。
「コレ、治して。【六合】」
そう言うと、【六合】と呼ばれた光はナマエの全身を包んだ。懐かしく温かな光に包まれ、ナマエは心の何処かで安堵した。
光が消えた途端、身体中の痛みはおろか痣や傷跡も消えていた。
「何これ……マジでチートじゃん」
以前呼び出しはしたものの、使い勝手が解らずに直ぐに還した内の1つが【六合】だった。
その日の20時10分。ナマエは200階へと足を踏み入れた。
「あれ?キルアにゴン。君達も勝ち上がったの?」
「うん!ナマエさんもおめでとう!」
「有難う」
「つか、お前結構怪我してなかったか?」
「あぁ、自力で治した」
「はぁ?!どんな身体してんだよ……つか、何か嫌な空気だぜ」
「そう?」
(このオーラ……ヒソカだな)
「ああ……」
ゴンとキルアは、前に進むことを一瞬躊躇った。
「行くぜ。行ってやる!」
キルアの声に、3人で前に進みだした。しかし、ゴンとキルアは途中で立ち止まってしまう。
「「くっ!!」」
「これは殺気だよ!完全にオレ達に向けられてる!」
「おい!!一体誰だ!?そこにいつ奴、出てこいよ!!」
キルアの声に反応して出てきたのは、闘技場スタッフの女性だった。
「キルア様とゴン様、それにナマエ様ですね。あちらに受付が御座いますので、今日中に200階クラス参戦の登録を行って下さい。今夜の0時を過ぎますと、登録不可能となりますので御注意下さい」
時計は20時12分を表示していた。
「ちなみに200階クラスには、現在173名の選手が待機しております。また、このフロアからあらゆる武器の使用が認められますので、お持ちになればどうぞ」
「この殺気……あいつかな」
「わかんねー」
「また、このクラスから原則としてファイトマネーは無くなります。名誉のみの戦いとなりますので、納得された上で御参加下さい」
「!おい」
2人の内、先に気付いたのはキルアだった。
「「!!」」
「ヒソカ!!?」
「♣」
「どうしてお前がここに!?」
「別に不思議じゃないだろ?ボクは戦闘が好きで、ここは格闘のメッカだ♣君達こそ、何でこんなトコにいるんだい?なんてね♥もちろん偶然なんかじゃなく、君達を待ってた♦」
「「……」」
「電脳ネットで飛行船のチケットを手配しただろう?あれはちょっとした操作で、誰が何処へいつ行くのかが簡単に検索できるんだ♣あとは私用船で先回りして、空港で待ち後を尾けた♥まあ、ここに来るのは予想出来たがね♦そこで、ここの先輩として君達に忠告しよう♥このフロアに足を踏み入れるのは、まだ早い♠」
ヒソカが手を振ると、何もない廊下に風が吹いた。
「「くっ」」
「??」
「どの位早いかは、君達次第♦」
「「……」」
「出直したまえ♣とにかく、今は早い♦」
「ざけんな!せっかくここまで来たのに……」
ヒソカが座って再度手を翳した。
「……!!」
「通さないよ♠ってか、通れないだろ?君達2人は♣」
「「ぐっ……」」
「何で……何でナマエさんは平気なの?!」
「ナマエが平気なら、オレだって――」
「無理は止めなさい。彼の【念】に対し、君達2人はあまりに無防備だ。極寒の地で全裸で凍えながら、何故辛いのか解っていない様なもの。これ以上心身に負担をかけると死にかねないよ」
「これが【燃】だと!?あいつが『通さない』って思うだけで、こうなるってのか!?ウソつけ!!」
「はい。あれはウソです」
「やっぱりか」
「本当の【念】について教えます。だからひとまずここから退散しましょう」
現在の時刻は20時20分。0時まであまり時間がない。
「もし……今日、登録できなかったとしたら、オレ達どうなるの?」
「ゴン様とナマエ様はまた1階から挑戦し直して頂けます。ただ……」
「ただ?」
「コレ、治して。【六合】」
そう言うと、【六合】と呼ばれた光はナマエの全身を包んだ。懐かしく温かな光に包まれ、ナマエは心の何処かで安堵した。
光が消えた途端、身体中の痛みはおろか痣や傷跡も消えていた。
「何これ……マジでチートじゃん」
以前呼び出しはしたものの、使い勝手が解らずに直ぐに還した内の1つが【六合】だった。
その日の20時10分。ナマエは200階へと足を踏み入れた。
「あれ?キルアにゴン。君達も勝ち上がったの?」
「うん!ナマエさんもおめでとう!」
「有難う」
「つか、お前結構怪我してなかったか?」
「あぁ、自力で治した」
「はぁ?!どんな身体してんだよ……つか、何か嫌な空気だぜ」
「そう?」
(このオーラ……ヒソカだな)
「ああ……」
ゴンとキルアは、前に進むことを一瞬躊躇った。
「行くぜ。行ってやる!」
キルアの声に、3人で前に進みだした。しかし、ゴンとキルアは途中で立ち止まってしまう。
「「くっ!!」」
「これは殺気だよ!完全にオレ達に向けられてる!」
「おい!!一体誰だ!?そこにいつ奴、出てこいよ!!」
キルアの声に反応して出てきたのは、闘技場スタッフの女性だった。
「キルア様とゴン様、それにナマエ様ですね。あちらに受付が御座いますので、今日中に200階クラス参戦の登録を行って下さい。今夜の0時を過ぎますと、登録不可能となりますので御注意下さい」
時計は20時12分を表示していた。
「ちなみに200階クラスには、現在173名の選手が待機しております。また、このフロアからあらゆる武器の使用が認められますので、お持ちになればどうぞ」
「この殺気……あいつかな」
「わかんねー」
「また、このクラスから原則としてファイトマネーは無くなります。名誉のみの戦いとなりますので、納得された上で御参加下さい」
「!おい」
2人の内、先に気付いたのはキルアだった。
「「!!」」
「ヒソカ!!?」
「♣」
「どうしてお前がここに!?」
「別に不思議じゃないだろ?ボクは戦闘が好きで、ここは格闘のメッカだ♣君達こそ、何でこんなトコにいるんだい?なんてね♥もちろん偶然なんかじゃなく、君達を待ってた♦」
「「……」」
「電脳ネットで飛行船のチケットを手配しただろう?あれはちょっとした操作で、誰が何処へいつ行くのかが簡単に検索できるんだ♣あとは私用船で先回りして、空港で待ち後を尾けた♥まあ、ここに来るのは予想出来たがね♦そこで、ここの先輩として君達に忠告しよう♥このフロアに足を踏み入れるのは、まだ早い♠」
ヒソカが手を振ると、何もない廊下に風が吹いた。
「「くっ」」
「??」
「どの位早いかは、君達次第♦」
「「……」」
「出直したまえ♣とにかく、今は早い♦」
「ざけんな!せっかくここまで来たのに……」
ヒソカが座って再度手を翳した。
「……!!」
「通さないよ♠ってか、通れないだろ?君達2人は♣」
「「ぐっ……」」
「何で……何でナマエさんは平気なの?!」
「ナマエが平気なら、オレだって――」
「無理は止めなさい。彼の【念】に対し、君達2人はあまりに無防備だ。極寒の地で全裸で凍えながら、何故辛いのか解っていない様なもの。これ以上心身に負担をかけると死にかねないよ」
「これが【燃】だと!?あいつが『通さない』って思うだけで、こうなるってのか!?ウソつけ!!」
「はい。あれはウソです」
「やっぱりか」
「本当の【念】について教えます。だからひとまずここから退散しましょう」
現在の時刻は20時20分。0時まであまり時間がない。
「もし……今日、登録できなかったとしたら、オレ達どうなるの?」
「ゴン様とナマエ様はまた1階から挑戦し直して頂けます。ただ……」
「ただ?」