天空闘技場
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クロロとの電話を終え、ナマエはベッドに突っ伏した。【念】無しで戦う事に慣れていないナマエ。その身体には無数の痣が出来ていた。
(こりゃ、バレたら説教コースかな?……ヒソカに会ったら、口止めしとこう)
翌日以降も順当に勝ち進み、ナマエは破竹の勢いで100階に到達していた。
「早かったね♥」
「ヒソカ!ちょうど良かった!!」
「?」
「ちょっとお願いがあるんだ」
「お願い?キミがボクにかい?」
「うん」
「ふーん……♠どういうお願いだい?」
「怪我してる事、旅団の皆には黙っててくれないかな?」
「……理由は?」
「連れ戻されるから」
「なる程♦いいよ、黙っててあげる♥」
「本当に?有難う!」
「ただし、条件がある♣」
「条件?」
「ああ♠」
「どんな?」
「1日、ボクに付き合ってよ♥」
ヒソカの提案に、ナマエは少し考えた。
「いいよ。それ位なら別に。ただし、ピエロメイクじゃなければ……だけどね」
「【ピエロ】じゃなく【奇術師】だって言っただろ?」
「はいはい。とにかく、その格好じゃなければいいよ」
「そんなにこの格好が嫌かい?」
「嫌。悪目立ちするから」
「……分かったよ♦」
ヒソカと約束を取り付け、ナマエはそのまま自室へと戻り試合に備えた。
その後も苦戦はするものの、何とか勝ち進んだナマエ。丁度その頃、ゴンとキルアに再会した。
「ナマエ!?」
「あ、本当だ!ナマエさーん!!」
背後からの懐かしい気配と声に、ナマエは笑顔で振り向いた。
「少年達!久しぶりだね!!」
「久しぶり!って、お前こんな所で何してんの?」
「ん?決まってるじゃん。戦ってる」
「ナマエさんも戦いに来たの?」
「うん。小遣い稼ぎとレベルアップの為にね。君達は?」
「同じ。ただ、噂になってる女がナマエだとは思わなかった」
「噂?」
「うん!凄い女性選手が現れたって、TVでやってたよ!!」
「ふ~ん……」
「反応薄いのな」
「だって、興味ないし」
「お前、そういう奴だったよな……」
「自分の事なのに、興味ないの?」
「自分の事だから興味が無いって方が正しいかな」
「変わってるね、ナマエさん」
ゴンが不思議そうに見てくるのを、ナマエは微笑ましく思っていた。
「そういや、凄い早さで勝ち進んでる少年がいるって聞いたけど……ゴンとキルアの事?」
「そうだよ!」
「え?TV見てないの?お前」
「うん。あんまり見ない生活してるからね。自分の決闘日位しか見てないよ」
「……」
キルアはナマエの言葉に絶句し、慌てて話題を変えようとした。
「そういや、ナマエは今何階にいんの?」
「んー……今日勝てば200階だったかな」
「マジかよ……」
「何で?」
「オレ達も今日勝てば200階なんだ!」
「そうだったの?」
「ああ」
「そっかぁ……200階で会えるといいね」
「うん!」
(思ったより時間掛かっちまったか……仕方がない。どうせこっちの方が先に到達するしな)
その日の試合は、苦戦の一言だった。対戦相手が凄く強かったというわけではない。ただ、戦いにくかった。それだけだった。
「っ……」
満身創痍になったナマエは、人知れずその傷の手当をしていた。
「痛ぁ……」
痣や切り傷が目立つ身体を見ながら、ナマエは考えた。どうにか治せないか?と。
「【異人の夜(ナイトメア)】……【大裳(たいも)】」
ナマエが呟くと、目の前に老婆が現れた。
「【大裳】、コレどうにか出来ないかな?」
「主様、その様な事は【六合(りくごう)】に頼むと宜しいかと」
「【六合】?」
「さよう。あの者の力であれば、主様の傷を癒やす事が出来ましょうぞ」
「そう……有難う」
「勿体なきお言葉……では、私めはこれで……」
(こりゃ、バレたら説教コースかな?……ヒソカに会ったら、口止めしとこう)
翌日以降も順当に勝ち進み、ナマエは破竹の勢いで100階に到達していた。
「早かったね♥」
「ヒソカ!ちょうど良かった!!」
「?」
「ちょっとお願いがあるんだ」
「お願い?キミがボクにかい?」
「うん」
「ふーん……♠どういうお願いだい?」
「怪我してる事、旅団の皆には黙っててくれないかな?」
「……理由は?」
「連れ戻されるから」
「なる程♦いいよ、黙っててあげる♥」
「本当に?有難う!」
「ただし、条件がある♣」
「条件?」
「ああ♠」
「どんな?」
「1日、ボクに付き合ってよ♥」
ヒソカの提案に、ナマエは少し考えた。
「いいよ。それ位なら別に。ただし、ピエロメイクじゃなければ……だけどね」
「【ピエロ】じゃなく【奇術師】だって言っただろ?」
「はいはい。とにかく、その格好じゃなければいいよ」
「そんなにこの格好が嫌かい?」
「嫌。悪目立ちするから」
「……分かったよ♦」
ヒソカと約束を取り付け、ナマエはそのまま自室へと戻り試合に備えた。
その後も苦戦はするものの、何とか勝ち進んだナマエ。丁度その頃、ゴンとキルアに再会した。
「ナマエ!?」
「あ、本当だ!ナマエさーん!!」
背後からの懐かしい気配と声に、ナマエは笑顔で振り向いた。
「少年達!久しぶりだね!!」
「久しぶり!って、お前こんな所で何してんの?」
「ん?決まってるじゃん。戦ってる」
「ナマエさんも戦いに来たの?」
「うん。小遣い稼ぎとレベルアップの為にね。君達は?」
「同じ。ただ、噂になってる女がナマエだとは思わなかった」
「噂?」
「うん!凄い女性選手が現れたって、TVでやってたよ!!」
「ふ~ん……」
「反応薄いのな」
「だって、興味ないし」
「お前、そういう奴だったよな……」
「自分の事なのに、興味ないの?」
「自分の事だから興味が無いって方が正しいかな」
「変わってるね、ナマエさん」
ゴンが不思議そうに見てくるのを、ナマエは微笑ましく思っていた。
「そういや、凄い早さで勝ち進んでる少年がいるって聞いたけど……ゴンとキルアの事?」
「そうだよ!」
「え?TV見てないの?お前」
「うん。あんまり見ない生活してるからね。自分の決闘日位しか見てないよ」
「……」
キルアはナマエの言葉に絶句し、慌てて話題を変えようとした。
「そういや、ナマエは今何階にいんの?」
「んー……今日勝てば200階だったかな」
「マジかよ……」
「何で?」
「オレ達も今日勝てば200階なんだ!」
「そうだったの?」
「ああ」
「そっかぁ……200階で会えるといいね」
「うん!」
(思ったより時間掛かっちまったか……仕方がない。どうせこっちの方が先に到達するしな)
その日の試合は、苦戦の一言だった。対戦相手が凄く強かったというわけではない。ただ、戦いにくかった。それだけだった。
「っ……」
満身創痍になったナマエは、人知れずその傷の手当をしていた。
「痛ぁ……」
痣や切り傷が目立つ身体を見ながら、ナマエは考えた。どうにか治せないか?と。
「【異人の夜(ナイトメア)】……【大裳(たいも)】」
ナマエが呟くと、目の前に老婆が現れた。
「【大裳】、コレどうにか出来ないかな?」
「主様、その様な事は【六合(りくごう)】に頼むと宜しいかと」
「【六合】?」
「さよう。あの者の力であれば、主様の傷を癒やす事が出来ましょうぞ」
「そう……有難う」
「勿体なきお言葉……では、私めはこれで……」