天空闘技場
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「いくら団長とは言え、無理矢理したんなら許すわけにはいかないね」
「アレ位、キスの内に入らないだろ」
「アレ位?人の唇奪っといて、アレ位と抜かすか?!」
「ナマエ、団長はアタシに任せてアンタはご飯作りな」
「りょーかい」
「団長、コレばっかりは許す訳にはいかない」
マチは念糸でクロロを縛り上げると、そのままクロロを連れて何処かへ行ってしまった。
「団長、ご愁傷様」
ノブナガは連れて行かれるクロロに向かって人知れず手を合わせていた。
「天空闘技場に行きたい?」
「うん」
「駄目だ」
「何で?」
「お前、確実に怪我するからな」
「……反対されても行くよ?」
「駄目だと言ったら、駄目だ」
「クロロのケチ」
「ケチで構わん」
「……他の人に頼んでやる」
「他の人?」
「うん。ヒソカとか。絶対乗り気で了承してくれると思うんだよね」
ナマエの口から他の男の名が出た事で、クロロの表情が変わった。
「ますます許可出来んな」
「じゃあ、イルミでもいいや」
「相手がイルミであろうと、結果は変わらん」
「何でそんなに頑なに拒否するのさ?」
「お前に無駄な怪我をさせたくないだけだ」
「やってみなきゃ分かんないでしょ」
「やらなくても分かってる。格闘技術の無いお前には無理だ」
「……反対されても行くから」
「何故そうも意地を張る?」
本から視線を上げたクロロの真剣な瞳に、ナマエは暫く考えてから答えた。
「変えたくなったの」
「変えたい?何をだ?」
「この先の【未来】を」
「……昔話してた事か?」
「うん」
「何故、今何だ?」
「【今】じゃないと、間に合わないから」
「そうか……」
それからクロロは何かを考え、結論を出した。
「無理はするな」
「え?」
「無駄な怪我をする位なら、その時点で帰って来い」
「それって……」
「好きな様に解釈すればいい」
それだけ言うと、クロロはまた本に視線を戻した。
「!」
「ただし、毎日連絡する事が条件だ」
「有難う!クロロ」
「お前は言い出したらきかない所があるからな」
『そういう所も含めて、好きになったオレの負けだ』と自嘲気味にクロロは零した。
明くる日、ナマエは朝早くに天空闘技場へ向かった。仮宿から天空闘技場最寄りの飛行場までは5日かかる。『間に合え』という思いを胸に、ナマエは飛行船へ乗り込んでいた。
天空闘技場へ着いた時、最初に出会ったのはやはりヒソカだった。
「おや?こんな所で何をしているんだい?」
「ヒソカ……やっぱりここに居たんだ?」
「まぁね♦それより、ナマエは何をしているんだい?団長のお使いかい?」
「違うよ。戦いに来たの」
「戦いに?」
「うん。戦闘技術を身につけたくてね」
「……キミのチートな【能力】があれば、戦闘技術は必要ないと思うけどな♠」
「それじゃ駄目なんだよ」
「駄目?」
「そ。守りたいモノを守るためには、戦闘技術も必要なんだ」
「へェ……♣でも、よく団長が許可したね♠」
「ちょっと……ね」
「気になる発言だけど……♦訊いても教えてはくれないんだろう?」
「うん。教えない」
それからヒソカと他愛もない話をして別れたナマエは、早急に受付を済ませた。
その日の内に2戦2勝し、安宿に泊まる事にしたナマエは宿に着いてからクロロに連絡を入れた。
「クロロ?」
『ああ。どうした?』
「定時連絡」
『そうか。調子は?』
「問題ないよ。今は闘技場近くの宿に居るとこ。そっちは?ちゃんとご飯食べてる?」
『……母親みたいな言い方だな』
「そりゃ~、蜘蛛の【お母さん】みたいな感じだからね。食事に関しては」
『くくくっ。違いない』
「ま、怪我してないから当分そっちには戻らないと思うから。皆によろしくね」
『分かった。無理はするなよ』
「はいはい」
「アレ位、キスの内に入らないだろ」
「アレ位?人の唇奪っといて、アレ位と抜かすか?!」
「ナマエ、団長はアタシに任せてアンタはご飯作りな」
「りょーかい」
「団長、コレばっかりは許す訳にはいかない」
マチは念糸でクロロを縛り上げると、そのままクロロを連れて何処かへ行ってしまった。
「団長、ご愁傷様」
ノブナガは連れて行かれるクロロに向かって人知れず手を合わせていた。
「天空闘技場に行きたい?」
「うん」
「駄目だ」
「何で?」
「お前、確実に怪我するからな」
「……反対されても行くよ?」
「駄目だと言ったら、駄目だ」
「クロロのケチ」
「ケチで構わん」
「……他の人に頼んでやる」
「他の人?」
「うん。ヒソカとか。絶対乗り気で了承してくれると思うんだよね」
ナマエの口から他の男の名が出た事で、クロロの表情が変わった。
「ますます許可出来んな」
「じゃあ、イルミでもいいや」
「相手がイルミであろうと、結果は変わらん」
「何でそんなに頑なに拒否するのさ?」
「お前に無駄な怪我をさせたくないだけだ」
「やってみなきゃ分かんないでしょ」
「やらなくても分かってる。格闘技術の無いお前には無理だ」
「……反対されても行くから」
「何故そうも意地を張る?」
本から視線を上げたクロロの真剣な瞳に、ナマエは暫く考えてから答えた。
「変えたくなったの」
「変えたい?何をだ?」
「この先の【未来】を」
「……昔話してた事か?」
「うん」
「何故、今何だ?」
「【今】じゃないと、間に合わないから」
「そうか……」
それからクロロは何かを考え、結論を出した。
「無理はするな」
「え?」
「無駄な怪我をする位なら、その時点で帰って来い」
「それって……」
「好きな様に解釈すればいい」
それだけ言うと、クロロはまた本に視線を戻した。
「!」
「ただし、毎日連絡する事が条件だ」
「有難う!クロロ」
「お前は言い出したらきかない所があるからな」
『そういう所も含めて、好きになったオレの負けだ』と自嘲気味にクロロは零した。
明くる日、ナマエは朝早くに天空闘技場へ向かった。仮宿から天空闘技場最寄りの飛行場までは5日かかる。『間に合え』という思いを胸に、ナマエは飛行船へ乗り込んでいた。
天空闘技場へ着いた時、最初に出会ったのはやはりヒソカだった。
「おや?こんな所で何をしているんだい?」
「ヒソカ……やっぱりここに居たんだ?」
「まぁね♦それより、ナマエは何をしているんだい?団長のお使いかい?」
「違うよ。戦いに来たの」
「戦いに?」
「うん。戦闘技術を身につけたくてね」
「……キミのチートな【能力】があれば、戦闘技術は必要ないと思うけどな♠」
「それじゃ駄目なんだよ」
「駄目?」
「そ。守りたいモノを守るためには、戦闘技術も必要なんだ」
「へェ……♣でも、よく団長が許可したね♠」
「ちょっと……ね」
「気になる発言だけど……♦訊いても教えてはくれないんだろう?」
「うん。教えない」
それからヒソカと他愛もない話をして別れたナマエは、早急に受付を済ませた。
その日の内に2戦2勝し、安宿に泊まる事にしたナマエは宿に着いてからクロロに連絡を入れた。
「クロロ?」
『ああ。どうした?』
「定時連絡」
『そうか。調子は?』
「問題ないよ。今は闘技場近くの宿に居るとこ。そっちは?ちゃんとご飯食べてる?」
『……母親みたいな言い方だな』
「そりゃ~、蜘蛛の【お母さん】みたいな感じだからね。食事に関しては」
『くくくっ。違いない』
「ま、怪我してないから当分そっちには戻らないと思うから。皆によろしくね」
『分かった。無理はするなよ』
「はいはい」