天空闘技場
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朝日の眩しさに目覚めたナマエの双眼にまず入ってきたのは、自分の隣で子供の様に無防備に眠るクロロの顔だった。
「……え?」
何故ここにクロロがいるのか?何故同じベッドにこの男がいるのか?何故腕枕されているのか?ナマエは思考を巡らせた。
慌てて起き上がろうとするも、クロロの腕が腰に抱き付いており、起き上がれない。起き上がろうと身動ぎするも、腕の力が一層強まるだけだった。
「ちょっ……クロロ!?」
「んっ……」
名前を呼んでみるものの、クロロはナマエの胸に顔を埋めて起きる気配がない。
「まったく……何で朝からこんな目に遭わなきゃならんの?」
ナマエが独りごちていると、クロロがもそりと動いた。
「クロロ!起きて!!」
「ん……ああ、ナマエか」
「『ナマエか』じゃない!何でこうなってるの?!」
「……覚えてないのか?」
「何が?」
「お前が一緒に寝るのを許可したんじゃないか」
「…………」
「本当に覚えてないのか?」
「いや、覚えてるけど……」
「なら問題無いじゃないか」
「問題ありまくりだっての!」
「何処がだ?」
起き上がりながら、クロロはナマエの瞳を見つめた。
「お前が許可したから、オレはこうして一緒に寝た。それだけの事じゃないか」
「……抱き付いて良いとは言ってない」
「それか……抱き心地が良かったんでつい、な」
悪びれもなく言うクロロに対し、ナマエは殺意が湧いた。
「そう殺気立つな」
「なら、とっとと退け」
「まだ挨拶が済んでいない」
「『挨拶』だぁ?」
「ああ。おはよう、ナマエ」
クロロはそう言うと、ナマエの唇に触れるだけのキスをした。
その行動に唖然としているナマエを尻目に、クロロはベッドから出て立ち上がろうとした。
「『おはよう』じゃねぇ!朝っぱらから何してくれるんだよ!!」
「何って、挨拶だろ?キス位でそう喚くな」
「お前の頭はやっぱり湧いてる!」
「そうかもな」
「え?認めるの?!」
「ナマエの事しか考えてないからな、今のオレは」
柔らかく微笑むクロロに、ナマエは不覚にも赤面した。
「照れてるのか?」
「照れてない!早く出てけ!この変態!!」
「あはは。そういう可愛い反応も好きだよ」
ナマエが枕を投げようとした所で、クロロは部屋から出て行った。
「朝から最悪……」
朝食の準備をしながらブツブツ呟いていると、そこにノブナガが現れた。
「お?今日はジャポン料理か!」
「あぁ、ノブナガか。おはよ」
「おはよーさん。って、機嫌悪くないか?」
「ちょっとねー。朝から最悪な思いしたから」
「どういう事だ?」
「……寝起きでクロロの顔見るとは思わなかった」
「は?!お前等、ついに寝たのか??」
「いや、意味を履き違えないで」
「『寝た』って、そういう事だろ?」
「いやいやいや……」
「どうしたんだい?朝から騒がしいね」
「おい!マチ聞いてくれ!!ついにクロロとナマエが――」
「だーっ!意味履き違えたまま伝聞すんな!!」
「?」
「気にしないで!」
「団長とナマエがどうかしたのかい?ノブナガ」
マチが疑問符を浮かべながら、ノブナガを見た。
「コイツ、ついに団長と寝たらしいぜ!」
「ふーん。で、団長は何処?」
「なっ……何で殺気立ってるんだよ!?」
「何の騒ぎだ?」
「諸悪の根源……悪いタイミングで来ちゃったね、クロロ」
「団長、アタシが言った事……忘れたの?」
「疚しい事は何もしてないぞ?なあ、ナマエ」
「……そう思ってるのはクロロだけでしょ」
「一緒に寝ただけじゃないか」
「…………ナマエ、団長に何されたか言ってごらん」
「起きたら抱きつかれてた。ついでにキスもされた」
「団長……」
静かに怒りながら、マチは【念糸】を発動させた。
「何だ?」
「ナマエに変な事したら許さないって、そう言ったよね?」
「ああ」
「……え?」
何故ここにクロロがいるのか?何故同じベッドにこの男がいるのか?何故腕枕されているのか?ナマエは思考を巡らせた。
慌てて起き上がろうとするも、クロロの腕が腰に抱き付いており、起き上がれない。起き上がろうと身動ぎするも、腕の力が一層強まるだけだった。
「ちょっ……クロロ!?」
「んっ……」
名前を呼んでみるものの、クロロはナマエの胸に顔を埋めて起きる気配がない。
「まったく……何で朝からこんな目に遭わなきゃならんの?」
ナマエが独りごちていると、クロロがもそりと動いた。
「クロロ!起きて!!」
「ん……ああ、ナマエか」
「『ナマエか』じゃない!何でこうなってるの?!」
「……覚えてないのか?」
「何が?」
「お前が一緒に寝るのを許可したんじゃないか」
「…………」
「本当に覚えてないのか?」
「いや、覚えてるけど……」
「なら問題無いじゃないか」
「問題ありまくりだっての!」
「何処がだ?」
起き上がりながら、クロロはナマエの瞳を見つめた。
「お前が許可したから、オレはこうして一緒に寝た。それだけの事じゃないか」
「……抱き付いて良いとは言ってない」
「それか……抱き心地が良かったんでつい、な」
悪びれもなく言うクロロに対し、ナマエは殺意が湧いた。
「そう殺気立つな」
「なら、とっとと退け」
「まだ挨拶が済んでいない」
「『挨拶』だぁ?」
「ああ。おはよう、ナマエ」
クロロはそう言うと、ナマエの唇に触れるだけのキスをした。
その行動に唖然としているナマエを尻目に、クロロはベッドから出て立ち上がろうとした。
「『おはよう』じゃねぇ!朝っぱらから何してくれるんだよ!!」
「何って、挨拶だろ?キス位でそう喚くな」
「お前の頭はやっぱり湧いてる!」
「そうかもな」
「え?認めるの?!」
「ナマエの事しか考えてないからな、今のオレは」
柔らかく微笑むクロロに、ナマエは不覚にも赤面した。
「照れてるのか?」
「照れてない!早く出てけ!この変態!!」
「あはは。そういう可愛い反応も好きだよ」
ナマエが枕を投げようとした所で、クロロは部屋から出て行った。
「朝から最悪……」
朝食の準備をしながらブツブツ呟いていると、そこにノブナガが現れた。
「お?今日はジャポン料理か!」
「あぁ、ノブナガか。おはよ」
「おはよーさん。って、機嫌悪くないか?」
「ちょっとねー。朝から最悪な思いしたから」
「どういう事だ?」
「……寝起きでクロロの顔見るとは思わなかった」
「は?!お前等、ついに寝たのか??」
「いや、意味を履き違えないで」
「『寝た』って、そういう事だろ?」
「いやいやいや……」
「どうしたんだい?朝から騒がしいね」
「おい!マチ聞いてくれ!!ついにクロロとナマエが――」
「だーっ!意味履き違えたまま伝聞すんな!!」
「?」
「気にしないで!」
「団長とナマエがどうかしたのかい?ノブナガ」
マチが疑問符を浮かべながら、ノブナガを見た。
「コイツ、ついに団長と寝たらしいぜ!」
「ふーん。で、団長は何処?」
「なっ……何で殺気立ってるんだよ!?」
「何の騒ぎだ?」
「諸悪の根源……悪いタイミングで来ちゃったね、クロロ」
「団長、アタシが言った事……忘れたの?」
「疚しい事は何もしてないぞ?なあ、ナマエ」
「……そう思ってるのはクロロだけでしょ」
「一緒に寝ただけじゃないか」
「…………ナマエ、団長に何されたか言ってごらん」
「起きたら抱きつかれてた。ついでにキスもされた」
「団長……」
静かに怒りながら、マチは【念糸】を発動させた。
「何だ?」
「ナマエに変な事したら許さないって、そう言ったよね?」
「ああ」