ゾルディック家
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そっと近付き、ドアに手を掛けるナマエ。すると、背後から声を掛けられた。
「何をしとるんじゃ?」
「っ……」
(気配を感じられなかった……【絶】で来たな)
「もう一度訊く。何をしとる?」
「キルアに会いに来ました」
「ほう。執事からは客人が来るとは聞いとらんが……どうやってこの屋敷に入った?」
「あっちの窓から」
「なる程。で、キルに会ってどうするつもりだ?」
「別に……ただ話したいだけです」
「ふむ…………」
ナマエの受け答えに、ゼノは思案した。
暫く考えていたゼノだが、不意に口を開いた。
「分かった。キルに会わせよう」
「本当ですか?!」
「ああ。その代わり、5分だけだ」
「5分もあれば十分です!」
それからナマエはゼノに連れられ、キルアがいる拷問室に足を踏み入れた。拷問室ではキルアがミルキに鞭で叩かれていた。
「ミル、一旦中断だ」
「ゼノじいちゃん!?何でだよ?!」
「キルアに客人だ」
「キルアに?」
「キルア!」
ゼノの後ろから、ナマエは飛び出た。
「げっ……何してんだよ!ナマエ!!」
「会いに来ちゃった」
「そんなに軽く言うなよ」
「ごめんごめん。それより、大丈夫?」
「ん。見ての通り、平気」
「そっか……ねぇ、キルア」
「何?」
「もうすぐ解放されるから……もうちょっとだけ頑張ってね」
「?分かった」
「話は終わったか?」
「はい!」
「なら、さっさと帰るんだな。シルバに見つかったら煩いからの」
「……有難う御座いました」
「今度は正式な客人として来るがええ」
「それは遠慮しときます」
ナマエはそう言うと、入ってきた窓から外に飛び出した。
クロロを探して森を数分彷徨ったナマエ。漸く見つけたクロロは、こんな所でも読書をしていた。
「お待たせ、クロロ」
「早かったな」
「うん。ちょっと見つかっちゃってね」
「見つかった?よく無事だったな」
「相手が良かったんだよ」
「そうか。用が済んだなら、ホテルに戻るぞ」
「そだね。早く戻ろう。ここはどうも好きになれないから」
ゾルディック家の空気が好きになれないと、ナマエは苦笑した。
帰りはクロロとともに全力で走った。行きと違ってバスが無い為、走るしかなかった。
「疲れていないか?」
「ん。大丈夫」
「疲れたら言えよ?」
「何?疲れたらおぶってくれるの?」
「ああ」
「……いや、遠慮しとく」
「そうか?それは残念だ」
クロロと他愛もない会話をしながら走る事1時間余り。漸くホテルへと辿り着いた。
「疲れたー」
「だから言っただろう?おぶってやると」
「クロロにこれ以上借り作ったら、一生束縛されそうだから嫌だ」
「くくくっ。その手があったか……」
「ちょっ!その悪どい笑みは何?!」
「ナイスだ、ナマエ」
「どこをどうすれば『ナイス』なんだよ!?」
「オレの側から離れられない様にしてやるよ、色んな意味で」
「……遠慮したいわ」
「そう謙遜するな」
「してねーよ!」
「まったく。可愛気がないな」
「それはいつもの事でしょ?」
「ああ。だが、オレはそんなナマエが好きなんだ」
「結局、辿り着くのはそこなんだ?」
「悪いか?」
「悪いに決まってるでしょ!もう相手すんの疲れた。シャワー浴びてくる」
「一緒に入るか?」
「んなわけあるか!!」
ナマエに拒絶されたにも関わらず、クロロは楽しそうに笑っていた。
「何をしとるんじゃ?」
「っ……」
(気配を感じられなかった……【絶】で来たな)
「もう一度訊く。何をしとる?」
「キルアに会いに来ました」
「ほう。執事からは客人が来るとは聞いとらんが……どうやってこの屋敷に入った?」
「あっちの窓から」
「なる程。で、キルに会ってどうするつもりだ?」
「別に……ただ話したいだけです」
「ふむ…………」
ナマエの受け答えに、ゼノは思案した。
暫く考えていたゼノだが、不意に口を開いた。
「分かった。キルに会わせよう」
「本当ですか?!」
「ああ。その代わり、5分だけだ」
「5分もあれば十分です!」
それからナマエはゼノに連れられ、キルアがいる拷問室に足を踏み入れた。拷問室ではキルアがミルキに鞭で叩かれていた。
「ミル、一旦中断だ」
「ゼノじいちゃん!?何でだよ?!」
「キルアに客人だ」
「キルアに?」
「キルア!」
ゼノの後ろから、ナマエは飛び出た。
「げっ……何してんだよ!ナマエ!!」
「会いに来ちゃった」
「そんなに軽く言うなよ」
「ごめんごめん。それより、大丈夫?」
「ん。見ての通り、平気」
「そっか……ねぇ、キルア」
「何?」
「もうすぐ解放されるから……もうちょっとだけ頑張ってね」
「?分かった」
「話は終わったか?」
「はい!」
「なら、さっさと帰るんだな。シルバに見つかったら煩いからの」
「……有難う御座いました」
「今度は正式な客人として来るがええ」
「それは遠慮しときます」
ナマエはそう言うと、入ってきた窓から外に飛び出した。
クロロを探して森を数分彷徨ったナマエ。漸く見つけたクロロは、こんな所でも読書をしていた。
「お待たせ、クロロ」
「早かったな」
「うん。ちょっと見つかっちゃってね」
「見つかった?よく無事だったな」
「相手が良かったんだよ」
「そうか。用が済んだなら、ホテルに戻るぞ」
「そだね。早く戻ろう。ここはどうも好きになれないから」
ゾルディック家の空気が好きになれないと、ナマエは苦笑した。
帰りはクロロとともに全力で走った。行きと違ってバスが無い為、走るしかなかった。
「疲れていないか?」
「ん。大丈夫」
「疲れたら言えよ?」
「何?疲れたらおぶってくれるの?」
「ああ」
「……いや、遠慮しとく」
「そうか?それは残念だ」
クロロと他愛もない会話をしながら走る事1時間余り。漸くホテルへと辿り着いた。
「疲れたー」
「だから言っただろう?おぶってやると」
「クロロにこれ以上借り作ったら、一生束縛されそうだから嫌だ」
「くくくっ。その手があったか……」
「ちょっ!その悪どい笑みは何?!」
「ナイスだ、ナマエ」
「どこをどうすれば『ナイス』なんだよ!?」
「オレの側から離れられない様にしてやるよ、色んな意味で」
「……遠慮したいわ」
「そう謙遜するな」
「してねーよ!」
「まったく。可愛気がないな」
「それはいつもの事でしょ?」
「ああ。だが、オレはそんなナマエが好きなんだ」
「結局、辿り着くのはそこなんだ?」
「悪いか?」
「悪いに決まってるでしょ!もう相手すんの疲れた。シャワー浴びてくる」
「一緒に入るか?」
「んなわけあるか!!」
ナマエに拒絶されたにも関わらず、クロロは楽しそうに笑っていた。