最終試験
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「許さないか……で、どうする?」
「どうもしないさ。お前達からキルアを連れ戻して、もう会わせない様にするだけだ」
イルミは空いている左手に【念】を込めてゴンに翳す。そのオーラを感じたゴンは、慌ててイルミから離れる。
「……」
「さて、諸君よろしいかな?ゴンの言った通り、自分の『本当の合格』は自分自身で決めればよい。また、他人の合否を云々言っても我々は決定を覆すつもりはない。キルアの不合格は変わらんし、おぬし達の合格も変わらぬ」
「それでは、説明会を再開します――」
「ここにいる8名を、新しくハンターとして認定致します!」
「ギタラクル。キルアの行った場所を教えて貰う」
「止めた方がいいと思うよ」
「誰が止めるもんか。キルアはオレの友達だ!!絶対に連れ戻す!!」
「後ろの2人も同じかい?」
「当然よ」
ゴンの後ろには、クラピカとレオリオが立っていた。
「……いいだろう。教えた所でどうせ辿りつけないし。キルは自宅に戻っているはずだ。ククルーマウンテン。この頂上にオレ達一族の棲み家がある」
「さて。これでもうこの建物を一歩出たら、諸君等はワシ等と同じ!ハンターとして仲間でもあるが、商売敵でもあるわけじゃ。ともあれ、次に会うまで諸君らの息災を祈るとしよう。では、解散!!」
「いいのかい?殺し屋が自分のアジト教えちゃって♦」
「うん。隠してないし、地元じゃ有名だしね――まあ、彼等も行ってみれば判るよ。オレ達と彼等じゃ、住む世界が違うって事がね」
ヒソカはギタラクルの右手首を見ていた。
「これか。うん、折れてるよ」
イルミの言葉に、ヒソカは歓喜した。
「面白い素材だ。ヒソカが見守りたいって気持ちが、よく分かるよ」
「だろ♥」
ゴン達の背中を見送っているイルミだが、ヒソカの視線に気付いてその視線をヒソカに移した。
「ゴンはボクの獲物だ♠手出ししたら、ただじゃおかないよ♣」
「分かってるよ。短い付き合いだが、ヒソカの好みは把握した――で、キミ達はこれからどうするんだ?」
「じっと待つよ♦果実が美味しく実るまで……♥」
「嫌だけど、蜘蛛に帰るよ。クロロからの着信凄いし……」
「そんなに?」
「うん。って、噂をすればなんとやら……」
イルミと話していると、ナマエの携帯が鳴った。
「団長は過保護だからね♠」
「そうなんだ?」
「うっさい!何なの?!クロロ!!」
『漸く出たか……今何処にいる?ナマエ』
「今?ハンター協会運営のホテルにいるけど」
『……迎えに行く』
「要らない。そっちに向かうから、今何処にいるのか教えて」
『悪いけど、それは会ってから話すよ』
「……言ってる意味が解かんないんだけど」
「こういう意味さ」
不意に後ろからクロロの声がしたかと思った次の瞬間、ナマエはクロロに抱き締められていた。
「会いたかったよ、ナマエ」
「……クロロ」
「何?」
「【絶】で近付くな!抱きつくな!!」
「それは無理な話だね」
クツクツ笑いながらナマエを抱き締める腕に力を込めるクロロは、青年スタイルだった。
「【絶】しなきゃ、逃げるだろ?ナマエは」
「当たり前だ!」
「なら、【絶】するしか無いじゃないか」
「イチャつくなら、他でやってくれない?」
「羨ましいだろ?イルミ」
「イチャついてるように見えるのか?目が腐ったのか?!イルミ!!」
「嫌だな。オレの目は正常だよ、ナマエ」
「ナマエ、照れてるのか?」
「どこをどうしたら、そういう答えになるんだよ!!」
クロロを拒みながらナマエは叫ぶが、救いの手は差し伸べられなかった。
「ヒソカ!」
「ん?何だい?」
「助けてっ!!」
「んー……♦今ナマエを助けたら、面白く無さそうだからイヤ♥」
「薄情者!」
「くっくっくっ♠」
「どうもしないさ。お前達からキルアを連れ戻して、もう会わせない様にするだけだ」
イルミは空いている左手に【念】を込めてゴンに翳す。そのオーラを感じたゴンは、慌ててイルミから離れる。
「……」
「さて、諸君よろしいかな?ゴンの言った通り、自分の『本当の合格』は自分自身で決めればよい。また、他人の合否を云々言っても我々は決定を覆すつもりはない。キルアの不合格は変わらんし、おぬし達の合格も変わらぬ」
「それでは、説明会を再開します――」
「ここにいる8名を、新しくハンターとして認定致します!」
「ギタラクル。キルアの行った場所を教えて貰う」
「止めた方がいいと思うよ」
「誰が止めるもんか。キルアはオレの友達だ!!絶対に連れ戻す!!」
「後ろの2人も同じかい?」
「当然よ」
ゴンの後ろには、クラピカとレオリオが立っていた。
「……いいだろう。教えた所でどうせ辿りつけないし。キルは自宅に戻っているはずだ。ククルーマウンテン。この頂上にオレ達一族の棲み家がある」
「さて。これでもうこの建物を一歩出たら、諸君等はワシ等と同じ!ハンターとして仲間でもあるが、商売敵でもあるわけじゃ。ともあれ、次に会うまで諸君らの息災を祈るとしよう。では、解散!!」
「いいのかい?殺し屋が自分のアジト教えちゃって♦」
「うん。隠してないし、地元じゃ有名だしね――まあ、彼等も行ってみれば判るよ。オレ達と彼等じゃ、住む世界が違うって事がね」
ヒソカはギタラクルの右手首を見ていた。
「これか。うん、折れてるよ」
イルミの言葉に、ヒソカは歓喜した。
「面白い素材だ。ヒソカが見守りたいって気持ちが、よく分かるよ」
「だろ♥」
ゴン達の背中を見送っているイルミだが、ヒソカの視線に気付いてその視線をヒソカに移した。
「ゴンはボクの獲物だ♠手出ししたら、ただじゃおかないよ♣」
「分かってるよ。短い付き合いだが、ヒソカの好みは把握した――で、キミ達はこれからどうするんだ?」
「じっと待つよ♦果実が美味しく実るまで……♥」
「嫌だけど、蜘蛛に帰るよ。クロロからの着信凄いし……」
「そんなに?」
「うん。って、噂をすればなんとやら……」
イルミと話していると、ナマエの携帯が鳴った。
「団長は過保護だからね♠」
「そうなんだ?」
「うっさい!何なの?!クロロ!!」
『漸く出たか……今何処にいる?ナマエ』
「今?ハンター協会運営のホテルにいるけど」
『……迎えに行く』
「要らない。そっちに向かうから、今何処にいるのか教えて」
『悪いけど、それは会ってから話すよ』
「……言ってる意味が解かんないんだけど」
「こういう意味さ」
不意に後ろからクロロの声がしたかと思った次の瞬間、ナマエはクロロに抱き締められていた。
「会いたかったよ、ナマエ」
「……クロロ」
「何?」
「【絶】で近付くな!抱きつくな!!」
「それは無理な話だね」
クツクツ笑いながらナマエを抱き締める腕に力を込めるクロロは、青年スタイルだった。
「【絶】しなきゃ、逃げるだろ?ナマエは」
「当たり前だ!」
「なら、【絶】するしか無いじゃないか」
「イチャつくなら、他でやってくれない?」
「羨ましいだろ?イルミ」
「イチャついてるように見えるのか?目が腐ったのか?!イルミ!!」
「嫌だな。オレの目は正常だよ、ナマエ」
「ナマエ、照れてるのか?」
「どこをどうしたら、そういう答えになるんだよ!!」
クロロを拒みながらナマエは叫ぶが、救いの手は差し伸べられなかった。
「ヒソカ!」
「ん?何だい?」
「助けてっ!!」
「んー……♦今ナマエを助けたら、面白く無さそうだからイヤ♥」
「薄情者!」
「くっくっくっ♠」