四次試験
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「上……!!」
しかし、次の瞬間にはウモリの背後に降り立っており、ウモリの膝裏を軽く蹴っていた。跪く形になったウモリの首に自身の手を宛がうキルア。
「……」
「動かないでね。オレの指、ナイフより切れるから」
3人は動くに動けない。
「あれ、こっちは197番か。もー、オレってこういう勘はすげー鈍いんだよな。ねー、あんたが199番?」
「……ああ」
「ちょーだい」
アモリは悔しそうにキルアに向かってナンバープレート投げた。それを見たナマエは、キルアがナンバープレートを投げる前に地上へと姿を現した。
「よっと……キルア、それ頂戴?」
「ナマエ……見てたのかよ?!」
「うん。見てたよ。だけど、キルアなら楽勝だと思って見てるだけにしたんだけど……助けた方が良かった?」
「いや……オレ、そこまで弱くねーし」
むくれるキルアの頭を撫でながら、ナマエはもう一度告げた。
「で、197番貰えないかな?」
「ナマエのターゲットは……197番なのか?」
「んー……実は、白紙引いたんだよね」
「はぁ?!」
「いや、だから白紙だったんだよ。嫌でも3人狩らなきゃ駄目なんだよね」
「……しゃーねェな。んじゃやるよ。貸しだからな?」
「有難う!これだからキルアは好きなんだよ」
にこやかに笑ったナマエに、キルアは赤面していた。
「やっ……止めろよ!」
「照れてるキルアも可愛い!」
くしゃくしゃと頭を撫で続けるナマエに、キルアは照れた。
「じゃ、私は残りのプレート集めなきゃいかんから、行くね」
197番のナンバープレートをキルアから受け取り、ナマエはまた森の中へと消えた。
試験終了直前、ナマエはハンゾーの元へと向かっていた。
「やっほー!忍者さん!!」
「ゲッ……」
「うわっ……傷つくなぁ、その反応」
ハンゾーの言葉に、ナマエは傷ついた素振りを見せた。
「嘘つくなよ……どうせプレートを奪いに来たんだろ?」
「……バレたか。まぁ、いいけど。奪うってか、トレードして欲しいんだよね~」
「やっぱり嘘だったのかよ!」
「うん。嘘。私が持ってる197番と、忍者さんが持ってる3枚を交換しない?」
「……理由は?」
「ん?1枚のが格好いいでしょ?忍者さんにとっては」
「アンタにとってのメリットは?」
「実は白紙だったんだよね、私。今から2人狩るの面倒だし……拒否したら、アンタを狩るしかないんだよね」
悪びれる様子もなく答えたナマエは、その眼に冷たい光を宿していた。
「…………分かったよ。トレードに応じよう」
「物分かりのいい忍者さんで助かったよ」
ハンゾーとトレードが済んだ直後、船の汽笛が鳴った。
《ただ今を持ちまして第四次試験は終了となります。受験生の皆さん、速やかにスタート地点へお戻り下さい》
「おっ、戻るかな。じゃあね、忍者さん」
《これより一時間を規制猶予時間とさせて頂きます。それまでに戻られない方は全て不合格とみなしますので御注意下さい。なお、スタート地点へ到着した後のプレートの移動は無効です。確認され次第失格となりますので御注意下さい》
しかし、次の瞬間にはウモリの背後に降り立っており、ウモリの膝裏を軽く蹴っていた。跪く形になったウモリの首に自身の手を宛がうキルア。
「……」
「動かないでね。オレの指、ナイフより切れるから」
3人は動くに動けない。
「あれ、こっちは197番か。もー、オレってこういう勘はすげー鈍いんだよな。ねー、あんたが199番?」
「……ああ」
「ちょーだい」
アモリは悔しそうにキルアに向かってナンバープレート投げた。それを見たナマエは、キルアがナンバープレートを投げる前に地上へと姿を現した。
「よっと……キルア、それ頂戴?」
「ナマエ……見てたのかよ?!」
「うん。見てたよ。だけど、キルアなら楽勝だと思って見てるだけにしたんだけど……助けた方が良かった?」
「いや……オレ、そこまで弱くねーし」
むくれるキルアの頭を撫でながら、ナマエはもう一度告げた。
「で、197番貰えないかな?」
「ナマエのターゲットは……197番なのか?」
「んー……実は、白紙引いたんだよね」
「はぁ?!」
「いや、だから白紙だったんだよ。嫌でも3人狩らなきゃ駄目なんだよね」
「……しゃーねェな。んじゃやるよ。貸しだからな?」
「有難う!これだからキルアは好きなんだよ」
にこやかに笑ったナマエに、キルアは赤面していた。
「やっ……止めろよ!」
「照れてるキルアも可愛い!」
くしゃくしゃと頭を撫で続けるナマエに、キルアは照れた。
「じゃ、私は残りのプレート集めなきゃいかんから、行くね」
197番のナンバープレートをキルアから受け取り、ナマエはまた森の中へと消えた。
試験終了直前、ナマエはハンゾーの元へと向かっていた。
「やっほー!忍者さん!!」
「ゲッ……」
「うわっ……傷つくなぁ、その反応」
ハンゾーの言葉に、ナマエは傷ついた素振りを見せた。
「嘘つくなよ……どうせプレートを奪いに来たんだろ?」
「……バレたか。まぁ、いいけど。奪うってか、トレードして欲しいんだよね~」
「やっぱり嘘だったのかよ!」
「うん。嘘。私が持ってる197番と、忍者さんが持ってる3枚を交換しない?」
「……理由は?」
「ん?1枚のが格好いいでしょ?忍者さんにとっては」
「アンタにとってのメリットは?」
「実は白紙だったんだよね、私。今から2人狩るの面倒だし……拒否したら、アンタを狩るしかないんだよね」
悪びれる様子もなく答えたナマエは、その眼に冷たい光を宿していた。
「…………分かったよ。トレードに応じよう」
「物分かりのいい忍者さんで助かったよ」
ハンゾーとトレードが済んだ直後、船の汽笛が鳴った。
《ただ今を持ちまして第四次試験は終了となります。受験生の皆さん、速やかにスタート地点へお戻り下さい》
「おっ、戻るかな。じゃあね、忍者さん」
《これより一時間を規制猶予時間とさせて頂きます。それまでに戻られない方は全て不合格とみなしますので御注意下さい。なお、スタート地点へ到着した後のプレートの移動は無効です。確認され次第失格となりますので御注意下さい》