三次試験
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「キミとの愛の力で巡り会えたと思ったのに♠」
「言ってろ……」
「ツレないなァ♦」
「お別れは済んだか?」
ナマエとヒソカのやり取りに痺れを切らした復讐者が、ヒソカに向かって声を掛ける。
「お別れ?何の事だい?」
「貴様はここで死ぬ!」
「へェ……♠」
「去年の試験以来、貴様を殺す事だけ考えてきた。このキズの恨み……今日こそ晴らす!!」
ギュンギュンと音を鳴らしながら、復讐者は曲刀を振った。
「ふーん、その割にはあまり進歩してないね♣」
「くくく。ここからだ」
復讐者はもう1刀の曲刀を取り出し、ギュンギュンと振り回し始めた。その2刀を上に投げ、背後からもう2刀の曲刀を取り出す。
「くらえ!!」
「じゃ、頑張ってー」
ナマエは復讐者の曲刀の巻き添えにならない様、復讐者の背後に回った。
ヒソカは投げつけられた曲刀を躱し続けていたが、背後から飛んできた曲刀に右肩と左腰を切りつけられてしまった。
「くくくくく。上下左右、正面背後!!あらゆる角度から無数の刃が貴様を切り刻む!!この無限攻撃を躱すのは不可能!!ははは、苦痛にもがいてのたうちまわれ!!そして死ね!!!」
復讐者の言葉に、ヒソカは挑発される事もなくいとも簡単に2刀の曲刀を受け止めた。
「確かに避けるのは難しそう♠なら、止めちゃえばいいんだよねー♥」
受け止めた曲刀を、男の様にギュンギュンと回してみせるヒソカ。
「なんだ♦思ったより簡単なんだ♣無駄な努力、御苦労様♠」
「ぐっ……くそォオーーーォーーー!!」
復讐者はヒソカによって無惨な死を迎えた。
「酷い事するね、ヒソカは」
「そうかい?そういうナマエはどうだったんだい?」
「死刑囚1000人を消し炭にしてきた」
「それでか♣」
「?」
「ナマエから焼け焦げた臭いがしているのは♦」
ヒソカと連れ立って、復讐者の背後にあった扉から先に進む2人。
「そんなに臭う?」
「ボク、鼻が良いからね♥」
「そういう事……」
それからまた道なりに進む事数時間。また眼前に扉が現れた。
先を歩いていたヒソカが立ち止まると、扉は大きな音を立てて開いた。
《44番ヒソカ、三次試験通過第一号。45番ナマエ、第二号。所要時6時間17分》
「おや♣」
「呆気無く終わったね」
「残念♠」
「ヤり足りなかった?」
「うん♥」
「そっか……」
ゴールに辿り着いたナマエは、ヒソカと短いやり取りを終えると壁際に向かって歩き出した。
「何処に行くんだい?」
「壁に寄りかかって寝るだけだよ」
「膝枕してあげようか♥」
「遠慮しとくわ」
その時、ナマエがクロロに持たされていた携帯が鳴った。
「おや♦誰からだい?」
「……クロロ」
「くくく♣団長も心配性だなァ♠」
「はぁ……」
短く溜息を吐いて、ナマエは電話に出た。
「もしもし」
『ナマエか?』
「他に誰が出ると?」
『何故連絡をしてこない』
「面倒だったから」
『はぁ……何の為の携帯だ』
「そんな事言われても、面倒なもんは面倒なんだから仕方がないでしょ」
ナマエの言葉に、電話口のクロロは大きな溜息を吐いていた。
『あまり心配させるな』
「心配?なら、ハンター試験受けさせなかったら良かったでしょ」
『それは無理な話だな』
「あっそ。何考えてるか知らないけど、要件はそれだけ?」
『最低1日1回は連絡しろ。何時でも構わん』
「はいはい……」
『ああ、あと……』
「まだ何か?」
『好きだよ、ナマエ』
「はいはい……って、えぇー!?」
ナマエの叫び声を聞くこと無く、クロロは電話を切っていた。
「どうしたんだい?いきなり叫んで♦」
「クロロが……」
「団長がどうかしたのかい?」
「狂った!」
「?」
「どうしよう、ヒソカ!クロロが狂った!!」
「意味が分からないな♣」
その後も暫く、ナマエは『どうしよう』と呟いていた。
「言ってろ……」
「ツレないなァ♦」
「お別れは済んだか?」
ナマエとヒソカのやり取りに痺れを切らした復讐者が、ヒソカに向かって声を掛ける。
「お別れ?何の事だい?」
「貴様はここで死ぬ!」
「へェ……♠」
「去年の試験以来、貴様を殺す事だけ考えてきた。このキズの恨み……今日こそ晴らす!!」
ギュンギュンと音を鳴らしながら、復讐者は曲刀を振った。
「ふーん、その割にはあまり進歩してないね♣」
「くくく。ここからだ」
復讐者はもう1刀の曲刀を取り出し、ギュンギュンと振り回し始めた。その2刀を上に投げ、背後からもう2刀の曲刀を取り出す。
「くらえ!!」
「じゃ、頑張ってー」
ナマエは復讐者の曲刀の巻き添えにならない様、復讐者の背後に回った。
ヒソカは投げつけられた曲刀を躱し続けていたが、背後から飛んできた曲刀に右肩と左腰を切りつけられてしまった。
「くくくくく。上下左右、正面背後!!あらゆる角度から無数の刃が貴様を切り刻む!!この無限攻撃を躱すのは不可能!!ははは、苦痛にもがいてのたうちまわれ!!そして死ね!!!」
復讐者の言葉に、ヒソカは挑発される事もなくいとも簡単に2刀の曲刀を受け止めた。
「確かに避けるのは難しそう♠なら、止めちゃえばいいんだよねー♥」
受け止めた曲刀を、男の様にギュンギュンと回してみせるヒソカ。
「なんだ♦思ったより簡単なんだ♣無駄な努力、御苦労様♠」
「ぐっ……くそォオーーーォーーー!!」
復讐者はヒソカによって無惨な死を迎えた。
「酷い事するね、ヒソカは」
「そうかい?そういうナマエはどうだったんだい?」
「死刑囚1000人を消し炭にしてきた」
「それでか♣」
「?」
「ナマエから焼け焦げた臭いがしているのは♦」
ヒソカと連れ立って、復讐者の背後にあった扉から先に進む2人。
「そんなに臭う?」
「ボク、鼻が良いからね♥」
「そういう事……」
それからまた道なりに進む事数時間。また眼前に扉が現れた。
先を歩いていたヒソカが立ち止まると、扉は大きな音を立てて開いた。
《44番ヒソカ、三次試験通過第一号。45番ナマエ、第二号。所要時6時間17分》
「おや♣」
「呆気無く終わったね」
「残念♠」
「ヤり足りなかった?」
「うん♥」
「そっか……」
ゴールに辿り着いたナマエは、ヒソカと短いやり取りを終えると壁際に向かって歩き出した。
「何処に行くんだい?」
「壁に寄りかかって寝るだけだよ」
「膝枕してあげようか♥」
「遠慮しとくわ」
その時、ナマエがクロロに持たされていた携帯が鳴った。
「おや♦誰からだい?」
「……クロロ」
「くくく♣団長も心配性だなァ♠」
「はぁ……」
短く溜息を吐いて、ナマエは電話に出た。
「もしもし」
『ナマエか?』
「他に誰が出ると?」
『何故連絡をしてこない』
「面倒だったから」
『はぁ……何の為の携帯だ』
「そんな事言われても、面倒なもんは面倒なんだから仕方がないでしょ」
ナマエの言葉に、電話口のクロロは大きな溜息を吐いていた。
『あまり心配させるな』
「心配?なら、ハンター試験受けさせなかったら良かったでしょ」
『それは無理な話だな』
「あっそ。何考えてるか知らないけど、要件はそれだけ?」
『最低1日1回は連絡しろ。何時でも構わん』
「はいはい……」
『ああ、あと……』
「まだ何か?」
『好きだよ、ナマエ』
「はいはい……って、えぇー!?」
ナマエの叫び声を聞くこと無く、クロロは電話を切っていた。
「どうしたんだい?いきなり叫んで♦」
「クロロが……」
「団長がどうかしたのかい?」
「狂った!」
「?」
「どうしよう、ヒソカ!クロロが狂った!!」
「意味が分からないな♣」
その後も暫く、ナマエは『どうしよう』と呟いていた。