二次試験
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時計が正午になり、建物の扉が開いた。
「どお?お腹は大分空いてきた?」
「聞いてのとおり、もーペコペコだよ」
「そんなわけで、二次試験は料理よ!!美食ハンターのあたし達2人を満足させる食事を用意してちょうだい」
「料理!?」
扉の向こうからは、ブハラとメンチの2人が出てきた。
意外な課題の提示に、ナマエ以外の受験生は呆気にとられていた。
「まずは、オレの指定する料理を作って貰い」
「そこで合格した者だけが、あたしの指定する料理を作れるってわけよ。つまり、あたし達2人が“おいしい”と言えば晴れて二次試験合格!!試験はあたし達が満腹になった時点で終了よ」
「こんな試験があるとはな」
皆、一体どんな料理を作らせられるのかドキドキしている。
「オレのメニューは豚の丸焼き!!オレの大好物。森林公園に生息する豚なら種類は自由。それじゃ、二次試験スタート!!」
二次試験前半 ブハラのメニュー参加人数 149人
スタートの合図に合わせて、ナマエはビスカ森林公園へと走りだした。
ものの数分でグレイトスタンプを発見したナマエは、【異人の夜(ナイトメア)】を発動した。
「【勾陳(こうちん)】……」
【勾陳】を呼び出し、グレイトスタンプを一撃で仕留める事に成功したナマエは、そのまま焼く準備に入る。
「おや♦もう仕留めたのかい?」
『手伝ってあげようと思って来たのに♣』と言いながら、ヒソカが木々の間から姿を現した。
「ヒソカ……今の見てた?」
「あァ……キミの【能力】かい?」
「……それ以外にないでしょ」
少々苛つきながら、ナマエは答えた。一番見られたくないヤツに見られた。そう思いながら、ヒソカを睨みつけるナマエ。
「見たけど……いけなかったかい?」
「はぁ……口外しないでよ?」
「?いいけど♠」
「口外したら、ぶっ潰す!」
「それは面白そうだ♥」
「ヒソカ?!」
「冗談だよ♣」
ヒソカとのやり取りに溜息を漏らしつつ、ナマエはある提案をした。
「黙っててくれるなら、その豚も一緒に焼くけど……どうする?」
「……お願いするよ♦」
「了解。【騰蛇(とうだ)】だと炭になっちゃうか……仕方がない。【異人の夜(ナイトメア)】発動、【朱雀(すざく)】」
ナマエがその名を呟くと、掌には真紅の炎が浮かび上がった。
そのまま並べられたグレイトスタンプに向かい、ナマエがその掌を翳すと、炎はグレイトスタンプに向かって燃え上がった。
「へェ♣面白いね、キミの【能力】♥」
「面白いからって、ちょっかい出さないでよ?」
「判ってるよ♦」
「じゃ、サヨウナラ」
心底残念そうに了承したヒソカを尻目に、ナマエはこんがりと焼きあがったグレイトスタンプを持って立ち去った。
「はいよ~」
ブハラに出来上がったグレイトスタンプの丸焼きを差し出すと、その後ろから他の受験者達が走ってきた。
「「「ヘイ!!お待ちィ」」」
「うひゃあ~」
「あらま、大漁だこと。テスト生なめてたわ」
「うん美味しい!これも美味い!うんうんイケる。これも美味」
受験生が持ってきた大量の丸焼きを、ブハラは次々と食べていく。
「あ~食った食った。もーお腹いっぱい!」
《ゴオオオン》
メンチが銅鑼を鳴らした事によって、二次試験前半は終了した。
「あんたねー、結局食べた豚全部美味しかったって言うの?審査になんないじゃないのよ」
「まーいいじゃん。それなりに人数は絞れたし、細かい味を審査するテストじゃないしさー」
「甘いわねー、アンタ。美食ハンターたる者、自分の味覚には正直に生きなきゃダメよ。ま、仕方ないわね」
メンチは再度銅鑼を鳴らした。
「豚の丸焼き料理審査!!71名が通過!!」
「どお?お腹は大分空いてきた?」
「聞いてのとおり、もーペコペコだよ」
「そんなわけで、二次試験は料理よ!!美食ハンターのあたし達2人を満足させる食事を用意してちょうだい」
「料理!?」
扉の向こうからは、ブハラとメンチの2人が出てきた。
意外な課題の提示に、ナマエ以外の受験生は呆気にとられていた。
「まずは、オレの指定する料理を作って貰い」
「そこで合格した者だけが、あたしの指定する料理を作れるってわけよ。つまり、あたし達2人が“おいしい”と言えば晴れて二次試験合格!!試験はあたし達が満腹になった時点で終了よ」
「こんな試験があるとはな」
皆、一体どんな料理を作らせられるのかドキドキしている。
「オレのメニューは豚の丸焼き!!オレの大好物。森林公園に生息する豚なら種類は自由。それじゃ、二次試験スタート!!」
二次試験前半 ブハラのメニュー参加人数 149人
スタートの合図に合わせて、ナマエはビスカ森林公園へと走りだした。
ものの数分でグレイトスタンプを発見したナマエは、【異人の夜(ナイトメア)】を発動した。
「【勾陳(こうちん)】……」
【勾陳】を呼び出し、グレイトスタンプを一撃で仕留める事に成功したナマエは、そのまま焼く準備に入る。
「おや♦もう仕留めたのかい?」
『手伝ってあげようと思って来たのに♣』と言いながら、ヒソカが木々の間から姿を現した。
「ヒソカ……今の見てた?」
「あァ……キミの【能力】かい?」
「……それ以外にないでしょ」
少々苛つきながら、ナマエは答えた。一番見られたくないヤツに見られた。そう思いながら、ヒソカを睨みつけるナマエ。
「見たけど……いけなかったかい?」
「はぁ……口外しないでよ?」
「?いいけど♠」
「口外したら、ぶっ潰す!」
「それは面白そうだ♥」
「ヒソカ?!」
「冗談だよ♣」
ヒソカとのやり取りに溜息を漏らしつつ、ナマエはある提案をした。
「黙っててくれるなら、その豚も一緒に焼くけど……どうする?」
「……お願いするよ♦」
「了解。【騰蛇(とうだ)】だと炭になっちゃうか……仕方がない。【異人の夜(ナイトメア)】発動、【朱雀(すざく)】」
ナマエがその名を呟くと、掌には真紅の炎が浮かび上がった。
そのまま並べられたグレイトスタンプに向かい、ナマエがその掌を翳すと、炎はグレイトスタンプに向かって燃え上がった。
「へェ♣面白いね、キミの【能力】♥」
「面白いからって、ちょっかい出さないでよ?」
「判ってるよ♦」
「じゃ、サヨウナラ」
心底残念そうに了承したヒソカを尻目に、ナマエはこんがりと焼きあがったグレイトスタンプを持って立ち去った。
「はいよ~」
ブハラに出来上がったグレイトスタンプの丸焼きを差し出すと、その後ろから他の受験者達が走ってきた。
「「「ヘイ!!お待ちィ」」」
「うひゃあ~」
「あらま、大漁だこと。テスト生なめてたわ」
「うん美味しい!これも美味い!うんうんイケる。これも美味」
受験生が持ってきた大量の丸焼きを、ブハラは次々と食べていく。
「あ~食った食った。もーお腹いっぱい!」
《ゴオオオン》
メンチが銅鑼を鳴らした事によって、二次試験前半は終了した。
「あんたねー、結局食べた豚全部美味しかったって言うの?審査になんないじゃないのよ」
「まーいいじゃん。それなりに人数は絞れたし、細かい味を審査するテストじゃないしさー」
「甘いわねー、アンタ。美食ハンターたる者、自分の味覚には正直に生きなきゃダメよ。ま、仕方ないわね」
メンチは再度銅鑼を鳴らした。
「豚の丸焼き料理審査!!71名が通過!!」