ヒソカ
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それから暫く経ってから、シャルナークは両手に料理を抱えて戻って来た。
「許して貰えたのかい?」
「うん、何とかね」
苦笑するシャルナークの後ろから、これまた両手に料理を持ったナマエが入ってくる。
「次は無いからね?シャルナーク」
睨みつける様にシャルナークを見ながら、ナマエはウボォーギンに料理を渡した。
「おっ!待ってましたー!!」
「ビールは自分で用意してね。そこまで面倒見る気ないから」
ヒラヒラと後ろ手を振りながら、ナマエは外に向かって歩き出した。
「何処に行くんだい?」
「ん?外だけど」
「こんな時間に、女性が1人で外出するのは頂けないな♦」
「心配しなくても、すぐそこだよ」
「それでも、関心出来ない♣団長は反対しないのかい?」
「ああ。好きにさせてる」
「……なら、ボクがついて行くよ♠食事のお礼もしたいしね♥」
「…………嫌な予感しかしないんだけど」
「変な事はしないよ♦」
「胡散臭い……」
ナマエの言葉を無視し、ヒソカは妖艶な笑みを浮かべながらナマエの後を追った。
「――で、何か企んでるんでしょ?」
「何の事だい?」
「何となくアンタの考えてる事は判るけど――私をダシにクロロと闘り合うってのは無駄だよ」
「へェ♦」
「クロロにとって、私は団員でも何でもない。そこらにいる女と変わらない扱いだからね」
「それは違うね♠」
「根拠は?」
「ただの女なら、1日で捨てられてるよ♣」
「【念】が使えるから手元に置きたいんじゃないの?」
「それも違うね♦」
「なら――何だっての?」
「それはクロロから聞いてるんじゃないのかい?」
「思い当たる節が無いね……」
「そうかい?」
妖しく笑いながら、ヒソカはナマエに近づいた。
「クロロはどうでもいい女は側に置かない♠キミに価値があるから、側に置いているんだ♥」
「あっそ」
「随分興味なさ気なんだね♦」
「クロロにどう思われてようと、私には関係ないからね」
ナマエはそれだけ言うと苦笑した。実際、どう思われてようと構わないのだ。【元の世界】に帰れればそれでいい。
「ここは……」
「ん?」
「星が綺麗に見えるよね」
郊外にある仮宿の外からは、星空が綺麗に見えていた。
「あぁ、ここは比較的建物が少ない街だからね♥」
「それ以上――私に近付くな」
「おや?バレてたのかい?」
「アンタのオーラは独特だからね……嫌でも気配で判る」
ナマエは振り向くこと無く、自身の背後に回っていたヒソカに釘を刺した。
「近づいたら……どうする?」
「攻撃すっかな、とりあえず」
「それは楽しそだ♥」
にじり寄ってくるヒソカを背に、ナマエは『【異人の夜(ナイトメア)】発動……』と呟いた。
「へェ、それがキミの【能力】の名前かい?」
「ヒソカ、そこまでだ」
「団長……♦ボクとナマエのデートを邪魔しないでくれないかい?」
「デート?こんな殺伐としたデートはゴメンだね……【異人の夜(ナイトメア)】解除」
「おや……見せてくれないのかい?キミの【能力】♦」
「クロロ……コイツ、ヤッちゃって良い?」
「止めとけ。お前じゃ勝てない」
「…………残念だったね、ヒソカ」
「うん、残念♣」
その後、【仕事】も終わり【ホーム】へ戻る事になったナマエ。ヒソカは【仕事】が終わる前に何処かへ消えていた。
「結局、何しに来たんだ?ヒソカ」
「さあな」
「クロロは興味無いの?ヒソカの事」
「興味?そうだな……【能力】に興味はあるが、人間としては興味ないな」
「そっか」
何処か不満そうにしながらも、ナマエはそれ以上追求しなかった。
「そう言えば、言い忘れていた事があった」
「今度は何?」
「来年のハンター試験、申し込んでおいたからな」
「……は?」
「ナマエもハンター証を取得しておけ」
「……理由は?」
「あれば便利だからな」
「……どうせ【拒否権】は無いんでしょ?」
「解ってるじゃないか」
クツクツ笑いクロロを見ながら、殺意を向けるもクロロは意にも介さずナマエに背を向けて歩き出した。
「許して貰えたのかい?」
「うん、何とかね」
苦笑するシャルナークの後ろから、これまた両手に料理を持ったナマエが入ってくる。
「次は無いからね?シャルナーク」
睨みつける様にシャルナークを見ながら、ナマエはウボォーギンに料理を渡した。
「おっ!待ってましたー!!」
「ビールは自分で用意してね。そこまで面倒見る気ないから」
ヒラヒラと後ろ手を振りながら、ナマエは外に向かって歩き出した。
「何処に行くんだい?」
「ん?外だけど」
「こんな時間に、女性が1人で外出するのは頂けないな♦」
「心配しなくても、すぐそこだよ」
「それでも、関心出来ない♣団長は反対しないのかい?」
「ああ。好きにさせてる」
「……なら、ボクがついて行くよ♠食事のお礼もしたいしね♥」
「…………嫌な予感しかしないんだけど」
「変な事はしないよ♦」
「胡散臭い……」
ナマエの言葉を無視し、ヒソカは妖艶な笑みを浮かべながらナマエの後を追った。
「――で、何か企んでるんでしょ?」
「何の事だい?」
「何となくアンタの考えてる事は判るけど――私をダシにクロロと闘り合うってのは無駄だよ」
「へェ♦」
「クロロにとって、私は団員でも何でもない。そこらにいる女と変わらない扱いだからね」
「それは違うね♠」
「根拠は?」
「ただの女なら、1日で捨てられてるよ♣」
「【念】が使えるから手元に置きたいんじゃないの?」
「それも違うね♦」
「なら――何だっての?」
「それはクロロから聞いてるんじゃないのかい?」
「思い当たる節が無いね……」
「そうかい?」
妖しく笑いながら、ヒソカはナマエに近づいた。
「クロロはどうでもいい女は側に置かない♠キミに価値があるから、側に置いているんだ♥」
「あっそ」
「随分興味なさ気なんだね♦」
「クロロにどう思われてようと、私には関係ないからね」
ナマエはそれだけ言うと苦笑した。実際、どう思われてようと構わないのだ。【元の世界】に帰れればそれでいい。
「ここは……」
「ん?」
「星が綺麗に見えるよね」
郊外にある仮宿の外からは、星空が綺麗に見えていた。
「あぁ、ここは比較的建物が少ない街だからね♥」
「それ以上――私に近付くな」
「おや?バレてたのかい?」
「アンタのオーラは独特だからね……嫌でも気配で判る」
ナマエは振り向くこと無く、自身の背後に回っていたヒソカに釘を刺した。
「近づいたら……どうする?」
「攻撃すっかな、とりあえず」
「それは楽しそだ♥」
にじり寄ってくるヒソカを背に、ナマエは『【異人の夜(ナイトメア)】発動……』と呟いた。
「へェ、それがキミの【能力】の名前かい?」
「ヒソカ、そこまでだ」
「団長……♦ボクとナマエのデートを邪魔しないでくれないかい?」
「デート?こんな殺伐としたデートはゴメンだね……【異人の夜(ナイトメア)】解除」
「おや……見せてくれないのかい?キミの【能力】♦」
「クロロ……コイツ、ヤッちゃって良い?」
「止めとけ。お前じゃ勝てない」
「…………残念だったね、ヒソカ」
「うん、残念♣」
その後、【仕事】も終わり【ホーム】へ戻る事になったナマエ。ヒソカは【仕事】が終わる前に何処かへ消えていた。
「結局、何しに来たんだ?ヒソカ」
「さあな」
「クロロは興味無いの?ヒソカの事」
「興味?そうだな……【能力】に興味はあるが、人間としては興味ないな」
「そっか」
何処か不満そうにしながらも、ナマエはそれ以上追求しなかった。
「そう言えば、言い忘れていた事があった」
「今度は何?」
「来年のハンター試験、申し込んでおいたからな」
「……は?」
「ナマエもハンター証を取得しておけ」
「……理由は?」
「あれば便利だからな」
「……どうせ【拒否権】は無いんでしょ?」
「解ってるじゃないか」
クツクツ笑いクロロを見ながら、殺意を向けるもクロロは意にも介さずナマエに背を向けて歩き出した。