ヒソカ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「随分と仲が良さそうだね♥」
そんな空気を破る男が1人、仮宿を訪れた。
「珍しいな……ヒソカ」
「来るように言ったのは、貴方じゃないか♠団長」
「来るとは思ってなかったんでな」
「ボクだって偶には参加するさ♣」
「そうか?お前の事だ。【悪巧み】があって来たんだろ?」
「おや……バレてたかい?」
「ああ」
「面白いコがいるって聞いてね♦会いたくて来たんだ♥」
『そのコだね?』とクロロに確認しながら、ヒソカは近づいて来た。
「やぁ♠昼間会ったコだね?」
「……どちらさんで?」
「ボクだよ♥」
「いや……アンタみたいなピエロと会ってないし。頭の残念なオニイサンには遭ったけど」
(バレたら面倒だから、知らん振りしとこう)
「奇術師♦」
「は?」
「【ピエロ】じゃなく、【奇術師】だよ♣」
「どっからどー見ても、【ピエロ】だよ。その格好は」
(昼間の格好でこのピエロスタイルとリンクさせるのは無理だろ、普通……)
「ヒソカ」
「何だい?団長♠」
「ナマエに手を出すな」
「何故だい?」
「オレの【女】だからだ」
「へェ……♦でも、それは楽しそうだ♥」
「楽しそうって……どんな神経してんだよ」
「内緒♥」
「……まぁいいや。ご飯食べたの?ヒソカ」
「?まだだよ♦」
「じゃあ、残りモンで良ければ適当に作ってくるけど、どうする?」
「いいのかい?」
「どうせ【視察】組の夜食作るからね。ついでで良いなら作るよ」
自分の食事を終えたナマエは、立ち上がりながらヒソカに確認した。
「それなら、お願いしようかな♥」
「あいよ~。ちょっと待っててね」
ナマエが立ち去った後、ヒソカはクロロに向き直った。
「随分と警戒心の薄いコだね♠」
「そうだな」
「いいのかい?」
「何がだ?」
「その調子じゃ、他の男に盗られるのも時間の問題じゃないのかい?」
「くくくっ。それはない。アイツは旅団内でも男に対しては辛辣だからな」
「へェ♦さっきの様子じゃ、そうは見えなかったけど♣」
『ボクに気があるのかな?』と続けるヒソカを、クロロは鼻で笑った。
「何だい?団長」
「いや、ナマエがお前に靡く事は無いからな」
「言い切れるのかい?」
「ああ」
ヒソカが殺気立った時、ナマエが料理を片手に戻って来た。
「何?喧嘩なら外でやってよね」
「おや?早かったね♥」
「言ったでしょ?適当に作るって」
「これが……【適当】かい?」
「うん」
「ヒソカ、ナマエの【適当】は当てにするな」
「……そのようだね♦」
「何か言った?」
「何でもないよ♠」
「そ。冷めない内に食べちゃってねー」
ナマエはヒソカに料理を手渡し、それだけ言うと窓際へと移動し外を見た。
(他の団員、早く戻ってこないかなぁ……)
ヒソカが現れてから2時間程経った頃、漸く【視察】に出ていたメンバーが帰ってきた。
「あー腹減ったァ!」
「ウボォー、さっきからそればっかりだね」
「仕方がないよ。ナマエのご飯は美味しいからね」
「おかえり~」
窓の中から手をヒラヒラと振りながら、ナマエは【視察】組を出迎えた。
「おー、ただいまー」
「戻ったよ、団長」
【視察】組のウボォーギン・シャルナーク・マチは、仮宿に入るなりヒソカがいる事に驚いていた。
「「「ヒソカ?!」」」
「やぁ♥」
「何でアンタがここにいるワケ?」
「キミに会いに来たんだよ、マチ♥」
「……言ってろ」
「冷たいなァ♦ナマエもそう思うだろ?」
「いや、マチに同感だし」
「ナマエも冷たいね♠」
「ナマエが冷たいのはいつもの事だよ、ヒソカ」
「何気に酷いね、シャルナーク……」
「本当の事だからね、ナマエ」
「はいはい、私は冷たい女ですよーだ」
「あはは。拗ねた」
腹を抱えて笑うシャルナークを尻目に、ナマエは部屋を出ようとして振り向いた。
「シャルナーク【だけ】、夜食無しね」
「ちょっ!ナマエごめんって!!」
「謝罪は要らないよ~」
可笑しそうに笑いながら立ち去るナマエを、シャルナークは必至に追い掛けて行った。
「何だい?今の……♠」
「気にするな。いつもの事だ」
「ナマエに餌付けされたヤツは、皆あんな感じだよ」
「ウボォーギンもかい?」
「ああ!アイツの飯は美味いからな!」
ニカッと笑いながらウボォーギンはヒソカの問いに答えた。
そんな空気を破る男が1人、仮宿を訪れた。
「珍しいな……ヒソカ」
「来るように言ったのは、貴方じゃないか♠団長」
「来るとは思ってなかったんでな」
「ボクだって偶には参加するさ♣」
「そうか?お前の事だ。【悪巧み】があって来たんだろ?」
「おや……バレてたかい?」
「ああ」
「面白いコがいるって聞いてね♦会いたくて来たんだ♥」
『そのコだね?』とクロロに確認しながら、ヒソカは近づいて来た。
「やぁ♠昼間会ったコだね?」
「……どちらさんで?」
「ボクだよ♥」
「いや……アンタみたいなピエロと会ってないし。頭の残念なオニイサンには遭ったけど」
(バレたら面倒だから、知らん振りしとこう)
「奇術師♦」
「は?」
「【ピエロ】じゃなく、【奇術師】だよ♣」
「どっからどー見ても、【ピエロ】だよ。その格好は」
(昼間の格好でこのピエロスタイルとリンクさせるのは無理だろ、普通……)
「ヒソカ」
「何だい?団長♠」
「ナマエに手を出すな」
「何故だい?」
「オレの【女】だからだ」
「へェ……♦でも、それは楽しそうだ♥」
「楽しそうって……どんな神経してんだよ」
「内緒♥」
「……まぁいいや。ご飯食べたの?ヒソカ」
「?まだだよ♦」
「じゃあ、残りモンで良ければ適当に作ってくるけど、どうする?」
「いいのかい?」
「どうせ【視察】組の夜食作るからね。ついでで良いなら作るよ」
自分の食事を終えたナマエは、立ち上がりながらヒソカに確認した。
「それなら、お願いしようかな♥」
「あいよ~。ちょっと待っててね」
ナマエが立ち去った後、ヒソカはクロロに向き直った。
「随分と警戒心の薄いコだね♠」
「そうだな」
「いいのかい?」
「何がだ?」
「その調子じゃ、他の男に盗られるのも時間の問題じゃないのかい?」
「くくくっ。それはない。アイツは旅団内でも男に対しては辛辣だからな」
「へェ♦さっきの様子じゃ、そうは見えなかったけど♣」
『ボクに気があるのかな?』と続けるヒソカを、クロロは鼻で笑った。
「何だい?団長」
「いや、ナマエがお前に靡く事は無いからな」
「言い切れるのかい?」
「ああ」
ヒソカが殺気立った時、ナマエが料理を片手に戻って来た。
「何?喧嘩なら外でやってよね」
「おや?早かったね♥」
「言ったでしょ?適当に作るって」
「これが……【適当】かい?」
「うん」
「ヒソカ、ナマエの【適当】は当てにするな」
「……そのようだね♦」
「何か言った?」
「何でもないよ♠」
「そ。冷めない内に食べちゃってねー」
ナマエはヒソカに料理を手渡し、それだけ言うと窓際へと移動し外を見た。
(他の団員、早く戻ってこないかなぁ……)
ヒソカが現れてから2時間程経った頃、漸く【視察】に出ていたメンバーが帰ってきた。
「あー腹減ったァ!」
「ウボォー、さっきからそればっかりだね」
「仕方がないよ。ナマエのご飯は美味しいからね」
「おかえり~」
窓の中から手をヒラヒラと振りながら、ナマエは【視察】組を出迎えた。
「おー、ただいまー」
「戻ったよ、団長」
【視察】組のウボォーギン・シャルナーク・マチは、仮宿に入るなりヒソカがいる事に驚いていた。
「「「ヒソカ?!」」」
「やぁ♥」
「何でアンタがここにいるワケ?」
「キミに会いに来たんだよ、マチ♥」
「……言ってろ」
「冷たいなァ♦ナマエもそう思うだろ?」
「いや、マチに同感だし」
「ナマエも冷たいね♠」
「ナマエが冷たいのはいつもの事だよ、ヒソカ」
「何気に酷いね、シャルナーク……」
「本当の事だからね、ナマエ」
「はいはい、私は冷たい女ですよーだ」
「あはは。拗ねた」
腹を抱えて笑うシャルナークを尻目に、ナマエは部屋を出ようとして振り向いた。
「シャルナーク【だけ】、夜食無しね」
「ちょっ!ナマエごめんって!!」
「謝罪は要らないよ~」
可笑しそうに笑いながら立ち去るナマエを、シャルナークは必至に追い掛けて行った。
「何だい?今の……♠」
「気にするな。いつもの事だ」
「ナマエに餌付けされたヤツは、皆あんな感じだよ」
「ウボォーギンもかい?」
「ああ!アイツの飯は美味いからな!」
ニカッと笑いながらウボォーギンはヒソカの問いに答えた。