初仕事
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「オレと付き合わない?キミの【能力】面白いし」
「……何でそうなるの?イルミ=ゾルディック」
「気に入ったから。てか、何でオレのフルネーム知ってるの?」
『オレ、言ってないよね?』と殺気を放ちながら近付いて来るイルミに、ナマエは構えた。
「まァいいか。オレ、キミの事気に入っちゃった」
悪気もなく言うイルミ。それに対し、いち早く反応したのはクロロだった。
「イルミ、聞き捨てならないな」
「何が?」
「ナマエはオレの【モノ】だ」
「でも、了承取れてないんでしょ?」
「それは今から取ればいい事だ」
『そうだろ?』とナマエを見ながら確認するクロロ。
「……んな」
「?」
「本人抜きで、勝手に決めんな!!」
イルミとクロロに向かって、ナマエは手を翳した。
「それ以上続けるなら、二度とそんな口が利けなくなるようにしてやるぞ?」
双眼に怒りを宿し、ナマエは2人を睨みつけた。
「ますます欲しくなった。クロロ、オレに頂戴」
「嫌だと言っているだろう」
「……【青龍(せいりゅう)】っ!」
ナマエが【青龍】の名を口にすると、ナマエを中心に大量の水が出現した。
「頭、冷やさせてやろうか?」
ゆっくりとナマエが手を動かすと、その水がナマエの手の動きに合わせてゆっくりと形を変えていく。
「…………はぁ。イルミ、諦めろ」
「……分かった。今度会ったら、返事貰う事にするよ」
『じゃ』と言いながら、イルミは手近な窓から飛び去って行った。
「ナマエ、悪かった。だから【ソレ】を解除してくれ」
「嫌だ、と言ったら?」
「無理矢理解除させるしか無いな」
「無理矢理?出来るとでも?」
「お前よりは強いからな」
「……はぁ。分かった」
ナマエは【異人の夜(ナイトメア)】を解除し、【人魚の涙】を手に取った。
「こんなのの何処が良くて欲しがったの?」
ナマエの手にした【人魚の涙】は大ぶりな真珠を中心に、幾つもの小さな真珠が散りばめられたデザインのペンダントだった。
「それは――帰ってからのお楽しみだ」
「あっそ」
それからナマエはクロロに【人魚の涙】を渡し、外へ向かい歩き出した。
「待て、ナマエ」
「何?」
不機嫌になりながら、ナマエは振り向いた。その瞬間、ナマエは唇に温かい感触を感じた。
「なっ……」
「なんだ……そんな物欲しそうな顔をするな」
「どこをどう取ればそうなるんだよ!つか、何しやがる!!」
「今の顔、鏡で見てみろ。それに、キスしただけだ」
ニヤリと笑うクロロは、何を考えての行動か判別が出来ない表情をしていた。
「行くぞ」
顔を赤くしているナマエの横を通って、クロロは歩き出していた。
「ちょっと待てよ!」
「くくくっ。置いて行くぞ?」
「待てったら!」
走って追いかけるナマエには、クロロの真意は分からなかった。
アジトに帰ると、ナマエはクロロに呼び止められた。
「ナマエ」
「何?」
「これはお前の物だ」
そう言うと、先程手に入れた【人魚の涙】をナマエに手渡すクロロ。
「要らない」
「何故だ?」
「そんなの着けてたら、肩凝る。それに、私には似合わない」
「くくくっ。女は皆こういうのが好きだと思ったんだがな」
「見る分には好きだよ。着けるかどうかは別問題。だから要らない。パクノダにでもあげたら?」
それだけ言って、ナマエは自室に戻った。
「……何でそうなるの?イルミ=ゾルディック」
「気に入ったから。てか、何でオレのフルネーム知ってるの?」
『オレ、言ってないよね?』と殺気を放ちながら近付いて来るイルミに、ナマエは構えた。
「まァいいか。オレ、キミの事気に入っちゃった」
悪気もなく言うイルミ。それに対し、いち早く反応したのはクロロだった。
「イルミ、聞き捨てならないな」
「何が?」
「ナマエはオレの【モノ】だ」
「でも、了承取れてないんでしょ?」
「それは今から取ればいい事だ」
『そうだろ?』とナマエを見ながら確認するクロロ。
「……んな」
「?」
「本人抜きで、勝手に決めんな!!」
イルミとクロロに向かって、ナマエは手を翳した。
「それ以上続けるなら、二度とそんな口が利けなくなるようにしてやるぞ?」
双眼に怒りを宿し、ナマエは2人を睨みつけた。
「ますます欲しくなった。クロロ、オレに頂戴」
「嫌だと言っているだろう」
「……【青龍(せいりゅう)】っ!」
ナマエが【青龍】の名を口にすると、ナマエを中心に大量の水が出現した。
「頭、冷やさせてやろうか?」
ゆっくりとナマエが手を動かすと、その水がナマエの手の動きに合わせてゆっくりと形を変えていく。
「…………はぁ。イルミ、諦めろ」
「……分かった。今度会ったら、返事貰う事にするよ」
『じゃ』と言いながら、イルミは手近な窓から飛び去って行った。
「ナマエ、悪かった。だから【ソレ】を解除してくれ」
「嫌だ、と言ったら?」
「無理矢理解除させるしか無いな」
「無理矢理?出来るとでも?」
「お前よりは強いからな」
「……はぁ。分かった」
ナマエは【異人の夜(ナイトメア)】を解除し、【人魚の涙】を手に取った。
「こんなのの何処が良くて欲しがったの?」
ナマエの手にした【人魚の涙】は大ぶりな真珠を中心に、幾つもの小さな真珠が散りばめられたデザインのペンダントだった。
「それは――帰ってからのお楽しみだ」
「あっそ」
それからナマエはクロロに【人魚の涙】を渡し、外へ向かい歩き出した。
「待て、ナマエ」
「何?」
不機嫌になりながら、ナマエは振り向いた。その瞬間、ナマエは唇に温かい感触を感じた。
「なっ……」
「なんだ……そんな物欲しそうな顔をするな」
「どこをどう取ればそうなるんだよ!つか、何しやがる!!」
「今の顔、鏡で見てみろ。それに、キスしただけだ」
ニヤリと笑うクロロは、何を考えての行動か判別が出来ない表情をしていた。
「行くぞ」
顔を赤くしているナマエの横を通って、クロロは歩き出していた。
「ちょっと待てよ!」
「くくくっ。置いて行くぞ?」
「待てったら!」
走って追いかけるナマエには、クロロの真意は分からなかった。
アジトに帰ると、ナマエはクロロに呼び止められた。
「ナマエ」
「何?」
「これはお前の物だ」
そう言うと、先程手に入れた【人魚の涙】をナマエに手渡すクロロ。
「要らない」
「何故だ?」
「そんなの着けてたら、肩凝る。それに、私には似合わない」
「くくくっ。女は皆こういうのが好きだと思ったんだがな」
「見る分には好きだよ。着けるかどうかは別問題。だから要らない。パクノダにでもあげたら?」
それだけ言って、ナマエは自室に戻った。