鬼ごっこ
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クロロがヒソカと決闘する為に出て行ってから数日。ナマエは仮宿から出る準備をしていた。もうここに戻って来る事は無いだろう。何せ、クロロの【除念】を終えるまでの仮宿だったのだから。
暫く悩んでいたが、ナマエは自分の部屋を借りる事に決めた。旅団は【家族】だが、いつまでもベッタリくっついて生活していたい訳ではない。少しは自立しようと、そう思ったのだ。
生活の拠点をジャポンに移し、ナマエは【よろず屋】を開業した。【よろず屋】とは言っても、仕事内容は選ぶ。無駄な殺しはしない。主に身辺警護を中心として動いていた。
数週間程そんな生活を続けていると、今でも交流のあるシャルナークから1通のメールが届く。
[仕事を手伝ってくれない?]
それだけで、詳しい事は何も書かれていなかった。
「仕事……ねぇ」
独り呟き、ナマエは手に持った携帯を弄りだした。
シャルナークからの依頼は、流星街に巣食ったキメラ=アントの自称:女王の討伐を手伝って欲しいという物だった。
ナマエは少し考えてから了承の意を伝え、流星街目指して家を出た。
《我は女王なり!!繰り返す、投降せよ!!逆らいし者は極刑に処す!!選ばれし者は、楽園への永住を約束しよう!!》
自称:女王の放送を聞きながら、ナマエはシャルナークを待っていた。基本は現地集合。今回もそれに例外は無く、ナマエは一足先に自称:女王の巣食っている城の前で待機していた。
「おっ!ナマエこんな所で何してんだ?」
「ちゃんと来てくれたんだね!」
気付いたフィンクスに名前を呼ばれ、振り返るとシャルナークが手を振っていた。
「シャルからのお呼び出しだからね。皆とも久し振りに会いたかったし。来るよ、そりゃー」
「本当久し振りね。今、何してるね?」
「今?お金稼ぎも兼ねて、【よろず屋】やってるよ」
「【よろず屋】って……最近良く噂になってる、あの【よろず屋】?」
シズクが不思議そうにシャルナークに確認している。
「うん。その【よろず屋】がナマエの事なんだよ」
「噂になる程、仕事してないんだけどね……開業したのだって、最近だし」
「それだけ腕が良いって事だろ」
頭をガシガシ掻きながら言うフィンクスは、何処か自慢気にも見えた。
「早速だけど、ナマエに依頼したいのは女王に囚われた【生き残り】の警護」
「【生き残り】の定義は?キメラ=アントになってた場合も、それは含まれるの?」
「それは本人の意志によって対応を変えてくれるかな?」
「……了解」
「じゃ、正面突破で」
「異議なーし」
シャルナークの言葉に、集まった蜘蛛のメンバーと一緒に城に入るナマエ。正面から入ったというのに、誰も出てこない。
「誰もいねー……ご自由にお入り下さいってか」
「それじゃ、私はこっち」
「じゃ、ワタシこちね」
「……皆バラバラ?」
「当然ね。誰が女王を殺るか、競争」
「お前だって、オレ達に知られたくない能力とかあるだろ?向かってくる奴は全部始末しろ。もしも女王を倒せたら、お前が団長代理でいいぜ」
「了解」
「スタート!!」
スタートの合図を期に、6人は散らばった。
「さて……適当に探すか、【生き残り】がいればいいんだけど」
ナマエは独りごちて、あてもなく歩き始めた。
兵隊アリに出会う事もなく城の奥深くまで歩いて行くと、フェイタンが自称:女王と戦っていた。
「オーホホホ、敵じゃないわね。顔ザバッと洗って出直してらっしゃいな」
「確かに」
「あーら、意外と素直ね」
「かなり、ワタシ腕鈍てるね。良い練習台見つけたよ」
フェイタンは腕が鈍っていると言いながらも、素早い動きで自称:女王を攻撃している。
お互いに一歩も譲らない攻防を繰り返していること十数分。他のメンバーもチラホラと集まってきた。
暫く悩んでいたが、ナマエは自分の部屋を借りる事に決めた。旅団は【家族】だが、いつまでもベッタリくっついて生活していたい訳ではない。少しは自立しようと、そう思ったのだ。
生活の拠点をジャポンに移し、ナマエは【よろず屋】を開業した。【よろず屋】とは言っても、仕事内容は選ぶ。無駄な殺しはしない。主に身辺警護を中心として動いていた。
数週間程そんな生活を続けていると、今でも交流のあるシャルナークから1通のメールが届く。
[仕事を手伝ってくれない?]
それだけで、詳しい事は何も書かれていなかった。
「仕事……ねぇ」
独り呟き、ナマエは手に持った携帯を弄りだした。
シャルナークからの依頼は、流星街に巣食ったキメラ=アントの自称:女王の討伐を手伝って欲しいという物だった。
ナマエは少し考えてから了承の意を伝え、流星街目指して家を出た。
《我は女王なり!!繰り返す、投降せよ!!逆らいし者は極刑に処す!!選ばれし者は、楽園への永住を約束しよう!!》
自称:女王の放送を聞きながら、ナマエはシャルナークを待っていた。基本は現地集合。今回もそれに例外は無く、ナマエは一足先に自称:女王の巣食っている城の前で待機していた。
「おっ!ナマエこんな所で何してんだ?」
「ちゃんと来てくれたんだね!」
気付いたフィンクスに名前を呼ばれ、振り返るとシャルナークが手を振っていた。
「シャルからのお呼び出しだからね。皆とも久し振りに会いたかったし。来るよ、そりゃー」
「本当久し振りね。今、何してるね?」
「今?お金稼ぎも兼ねて、【よろず屋】やってるよ」
「【よろず屋】って……最近良く噂になってる、あの【よろず屋】?」
シズクが不思議そうにシャルナークに確認している。
「うん。その【よろず屋】がナマエの事なんだよ」
「噂になる程、仕事してないんだけどね……開業したのだって、最近だし」
「それだけ腕が良いって事だろ」
頭をガシガシ掻きながら言うフィンクスは、何処か自慢気にも見えた。
「早速だけど、ナマエに依頼したいのは女王に囚われた【生き残り】の警護」
「【生き残り】の定義は?キメラ=アントになってた場合も、それは含まれるの?」
「それは本人の意志によって対応を変えてくれるかな?」
「……了解」
「じゃ、正面突破で」
「異議なーし」
シャルナークの言葉に、集まった蜘蛛のメンバーと一緒に城に入るナマエ。正面から入ったというのに、誰も出てこない。
「誰もいねー……ご自由にお入り下さいってか」
「それじゃ、私はこっち」
「じゃ、ワタシこちね」
「……皆バラバラ?」
「当然ね。誰が女王を殺るか、競争」
「お前だって、オレ達に知られたくない能力とかあるだろ?向かってくる奴は全部始末しろ。もしも女王を倒せたら、お前が団長代理でいいぜ」
「了解」
「スタート!!」
スタートの合図を期に、6人は散らばった。
「さて……適当に探すか、【生き残り】がいればいいんだけど」
ナマエは独りごちて、あてもなく歩き始めた。
兵隊アリに出会う事もなく城の奥深くまで歩いて行くと、フェイタンが自称:女王と戦っていた。
「オーホホホ、敵じゃないわね。顔ザバッと洗って出直してらっしゃいな」
「確かに」
「あーら、意外と素直ね」
「かなり、ワタシ腕鈍てるね。良い練習台見つけたよ」
フェイタンは腕が鈍っていると言いながらも、素早い動きで自称:女王を攻撃している。
お互いに一歩も譲らない攻防を繰り返していること十数分。他のメンバーもチラホラと集まってきた。