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ビスケはヒソカからパスを受け取ると、残っているレイザーの【念獣】をアウトにした。その直後、ツェズゲラが審判に確認し、ゴンに外野へ来るよう提案する。しかし、ゴンはそれを拒否した。『信頼して全力を出せるのは、キルアしかいない』という理由で。
ボールはレイザーの元にある。まずはそれを奪い取らねばいけなかった。
「……ちょっと」
「……なる程」
「それは面白い♥」
「んー。けど、ちょっと自信ねーな……」
「そお?でもボクは是非やってみたいね♥クックックッ」
「ったく。オメーはいっつもとんでもない事考えつくよな」
「へへへ。頼むよキルア」
「それでは、試合を再開します!!」
試合再開と同時に、レイザーは外野にいる【念獣】を全て自身へ戻した。
「分散していたオーラを自身に戻した♦次が本当の全力という訳か♣」
「……フッ。まさかコレを使う事になるとはな」
「!!?」
「ボールを上に……」
「まさか、ありゃ」
「「バレーのスパイク!!?」」
レイザーがスパイクをしようとした時、ゴン達3人は受け止める体勢を作った。ゴンが正面を向いて構え、キルアがゴンを背中で支え、ヒソカが全体を覆う様に構える。三位一体の構えだった。
「うおおーおおおおお」
「止めたァー!!!」
ボールを見事に止めた3人は、攻撃の準備に入る。ゴンは全身全霊のオーラを練り上げた。
「キルア、全力でいくよ」
「ったりめーだ。エンリョしたらぶっ飛ばすぞ」
「最初は、グー!」
拳に、ゴンのオーラが集まる。
「ジャン!!ケン!!!グー!!!!」
レイザーはゴンの打ち出した球を受ける体勢に入ったかと思ったら、捕るのではなくレシーブの構えだった。
「またレシーブか!!」
「バカめ!!ヒソカのエジキだぜ!!」
「そうかな?」
「な……」
「そのままはじき返した!!」
「ゴン!!避けろォ、それでも勝てるんだー!!」
レシーブで返されたボールが目の前に迫った時、ゴンは気絶し、前のめりに倒れこんだ。
「まだだね♥」
「な、何故わざわざ~~~~」
「カンペキに勝つ♣だろ?ゴン♥」
【伸縮自在の愛(バンジーガム)】でレシーブを受け、ゴムの反動でそのボールを弾き返すヒソカ。
「うおおおおおお」
「また弾き返したァアー!!」
レイザーはそのボールをまたレシーブで返そうとするが、腕からボールが離れなかった。
「【伸縮自在の愛(バンジーガム)】は、ガムとゴム両方の性質を持つ♣」
「うおおぉおぉぉぉ」
ボールはレイザーから離れること無く、そのままレイザーをコート外へ押し出した。
「レイザー選手、エリア外に触れた状態での捕球は反則!!アウトです!!よってこの試合、ゴンチームの勝利です!!」
「両手の指、イッちゃった♥」
「えっ……」
「うおおおおお」
「すげーぜ、お前等!!」
ゴンが気絶から意識を取り戻した時、試合は終わっていた。
「勝ったァ、勝ったんだ!!」
「え……?でも、最期……どうなったの!?」
キルアがゴンに気絶していた時の事を説明した。
「そっか、ヒソカが決めてくれたの……」
「結局、おいしいトコは全部持って行かれたな」
「皆の力があったからだよ♣チームの勝利ってやつさ♥」
「何か、そのセリフ似合わないよ」
「♠」
「負けたよ。約束通り、オレ達は街を出て行く。その前に、ナマエと言ったか……何故全力でやらなかった?」
「私が全力でやったら……冗談抜きで貴方を殺しちゃうから」
試合での怒りを抑え、冷笑を浮かべるナマエ。レイザーはその時初めて、ナマエが以前不法入島した女である事に思い至った。
「そうか……ゴン、ジンについて質問に答えよう」
「!!ジンについて……!?」
「ああ。そっちで話そうか」
ゴンはレイザーに連れられて、建物の端に移動した。
「痛~」
「ったく無茶して!グッチャグチャだわよ、アンタ両手とも!!最悪、もう元には戻らないかも……」
深刻に話すビスケだが、キルアはその話を全く聞いていなかった。
ボールはレイザーの元にある。まずはそれを奪い取らねばいけなかった。
「……ちょっと」
「……なる程」
「それは面白い♥」
「んー。けど、ちょっと自信ねーな……」
「そお?でもボクは是非やってみたいね♥クックックッ」
「ったく。オメーはいっつもとんでもない事考えつくよな」
「へへへ。頼むよキルア」
「それでは、試合を再開します!!」
試合再開と同時に、レイザーは外野にいる【念獣】を全て自身へ戻した。
「分散していたオーラを自身に戻した♦次が本当の全力という訳か♣」
「……フッ。まさかコレを使う事になるとはな」
「!!?」
「ボールを上に……」
「まさか、ありゃ」
「「バレーのスパイク!!?」」
レイザーがスパイクをしようとした時、ゴン達3人は受け止める体勢を作った。ゴンが正面を向いて構え、キルアがゴンを背中で支え、ヒソカが全体を覆う様に構える。三位一体の構えだった。
「うおおーおおおおお」
「止めたァー!!!」
ボールを見事に止めた3人は、攻撃の準備に入る。ゴンは全身全霊のオーラを練り上げた。
「キルア、全力でいくよ」
「ったりめーだ。エンリョしたらぶっ飛ばすぞ」
「最初は、グー!」
拳に、ゴンのオーラが集まる。
「ジャン!!ケン!!!グー!!!!」
レイザーはゴンの打ち出した球を受ける体勢に入ったかと思ったら、捕るのではなくレシーブの構えだった。
「またレシーブか!!」
「バカめ!!ヒソカのエジキだぜ!!」
「そうかな?」
「な……」
「そのままはじき返した!!」
「ゴン!!避けろォ、それでも勝てるんだー!!」
レシーブで返されたボールが目の前に迫った時、ゴンは気絶し、前のめりに倒れこんだ。
「まだだね♥」
「な、何故わざわざ~~~~」
「カンペキに勝つ♣だろ?ゴン♥」
【伸縮自在の愛(バンジーガム)】でレシーブを受け、ゴムの反動でそのボールを弾き返すヒソカ。
「うおおおおおお」
「また弾き返したァアー!!」
レイザーはそのボールをまたレシーブで返そうとするが、腕からボールが離れなかった。
「【伸縮自在の愛(バンジーガム)】は、ガムとゴム両方の性質を持つ♣」
「うおおぉおぉぉぉ」
ボールはレイザーから離れること無く、そのままレイザーをコート外へ押し出した。
「レイザー選手、エリア外に触れた状態での捕球は反則!!アウトです!!よってこの試合、ゴンチームの勝利です!!」
「両手の指、イッちゃった♥」
「えっ……」
「うおおおおお」
「すげーぜ、お前等!!」
ゴンが気絶から意識を取り戻した時、試合は終わっていた。
「勝ったァ、勝ったんだ!!」
「え……?でも、最期……どうなったの!?」
キルアがゴンに気絶していた時の事を説明した。
「そっか、ヒソカが決めてくれたの……」
「結局、おいしいトコは全部持って行かれたな」
「皆の力があったからだよ♣チームの勝利ってやつさ♥」
「何か、そのセリフ似合わないよ」
「♠」
「負けたよ。約束通り、オレ達は街を出て行く。その前に、ナマエと言ったか……何故全力でやらなかった?」
「私が全力でやったら……冗談抜きで貴方を殺しちゃうから」
試合での怒りを抑え、冷笑を浮かべるナマエ。レイザーはその時初めて、ナマエが以前不法入島した女である事に思い至った。
「そうか……ゴン、ジンについて質問に答えよう」
「!!ジンについて……!?」
「ああ。そっちで話そうか」
ゴンはレイザーに連れられて、建物の端に移動した。
「痛~」
「ったく無茶して!グッチャグチャだわよ、アンタ両手とも!!最悪、もう元には戻らないかも……」
深刻に話すビスケだが、キルアはその話を全く聞いていなかった。